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【G'zOne】4年ぶりに復活

2005年05月26日 22時39分54秒 | au
 KDDIは5月26日、カシオ計算機製のCDMA 1X端末「G'zOne TYPE-R」を7月下旬から全国で順次発売すると発表した。かつての「G-SHOCK携帯」が4年ぶりに復活し、スペックを進化させて折りたたみ型で登場した。

 折りたたみ型ながらタフネス性能を実現した。耐水性はJIS保護等級7相当(水深1メートルの水槽に沈めた状態で30分放置しても性能を保つ)。耐衝撃性を高めるため、ヒンジ部やサブ液晶周りにウレタン素材、メイン液晶型本体部にはマグネシウム合金を使用。バッテリー部の丸型埋め込み式スクリューロック、落下時の衝撃を吸収する「カスタマイズプロテクター」の装備など、工夫を凝らした。カスタマイズプロテクターは3種類が付属し、好みに合わせて付け替えが楽しめる。

 アウトドアでの利用を想定し、手袋をしたままでも押しやすい突起形状のキーを採用。最大40ドットの「でか文字」や、メールや電話発信を簡単に行える「ペア機能」なども備えた。

 カメラは128万画素。最大1280×960ピクセルサイズで撮影が可能だ。「人物」「夜景」など5つのシーンに合わせて撮影設定をプリセットした「ベストショット機能」を搭載した。

 液晶はメインが約2.2インチの240×320ピクセル(QVGA)。背面のサブ液晶は「G-SHOCK」風の円形モノクロで、バックライト非点灯時でも視認性に優れる。地磁気センサーによる電子コンパス機能や、ストップウォッチ機能、タイマー機能などを本体を開かずに使用できる。

 電子コンパスはEZナビウォークと連動し、地図上で進む方向が常に画面の上方向に表示される「ヘディングアップ機能」を搭載した。GPS機能を使って家族の居場所などを確認できる「安心ナビ」にも対応した。

 G-SHOCK携帯は、2001年6月25日に発表された「C452CA」以来。今年1月のCESで先行公開された。

G-SHOCK携帯が折りたたみ型で復活──「G'zOne TYPE-R」

 スペックを気にする人だと、今更128万画素か~と思うかもしれないが、実用的にはそんなに問題にならない気もする。次のモデルチェンジでは200万画素クラスが出る事だろう。

 普通の端末と比べると、143gという重さも気になるが、防水でこの重さはとても頑張ったと言える。おそらくDoCoMoからは同様な端末は当分無理だろうなぁ。

 夏WIN端末に加えて、このG’zOneが出れば、auのラインナップはかなり充実した印象を与えるなぁ。auの今年の夏はいつも以上にホットになりそうだなぁ~。この機種はある意味で、INFOBAR以来のインパクトがあるかもしれない。

 手袋をしたまま操作可能というけど、スキーのグローブでも操作できるととてもうれしいのだが、さすがにそれは無理だろうか?

 ん?白黒の背面液晶で、128万画素カメラ?どこかで見たような・・・と思ったら、A5512CAか。これがG’zOneのベースになっているのだろうか?そう考えてしまうと、なんか性能的には急にさびしく感じてきた。

 私はG’zOneのMAKKIを持っているが、お風呂場でも使えるし、とても気に入っていた。今度はこれの赤が欲しいなぁ。ブルーがないのが残念だ。
 それから、ついでならFMラジオもついていれば、お風呂ラジオとしても使えて、ますます良かったのだが・・・。欲張り過ぎか。今後、FMラジオ付き、TV付きなどにも期待したいところだ。でもTVは発熱問題があるから、防水との共存は難しいかな?

 また、この機種の追加によりカシオのラインナップはW31CA、W21CAII、A5512CA、そしてG’zOneと一気に4機種に増え、今年のカシオのシェアを大きく引き上げそうな予感がしてきた。

【V3G】連日の障害

2005年05月26日 22時22分24秒 | SoftBank
 ボーダフォンは、20時55分頃からボーダフォン3G端末のボーダフォンライブ!が利用できない状況になっていることを明らかにした。同社によれば、現在復旧作業中とのこと。

 同社の3Gサービスは、25日の午後8時7分より7時間半に渡ってボーダフォンライブ!が利用できない状態になり、復旧したばかりだった。この障害の原因は、東京都豊島区内に設置しているネットワーク設備の一部に不具合が発生したことによるもの。全国約99万3,000契約のユーザーが影響を受けたと推定される。

 なお、23日にも関東甲信、東北・新潟、北海道の東日本各地域で、3Gサービスの音声通話やボーダフォンライブ!が利用できない通信障害が起きていた。

 ボーダフォン広報部によれば、「障害は25日のものとは若干異なり、地域やユーザーによってつながりにくい状態」とのこと。

ボーダフォンの3Gサービスでまた通信障害

 702NKをやめて、V603Tだけにして本当に良かったぁ・・・って感じだ。こんな状況では今のV3Gはとても使う気になれない。

 障害の内容が違うとは言え、昨日障害があったばかりで、今日もまた障害では、V3Gのネットワークの信頼性についてユーザーからますます不信感が募るだろうなぁ。

 こんな事をやっていては、反転どころか・・・ますます転落しかねない。

【巨人】逃したベニーは大きかった

2005年05月26日 22時10分44秒 | プロ野球
 巨人がかつて獲得を見送ったロッテ・ベニーに強烈なシッペ返しを食らった。

 25日のロッテ戦(東京ドーム)は、五回に先発の内海が4番・ベニーに5点目となるダメ押しのタイムリー二塁打を打たれKO。24日も上原がソロアーチを浴びており、2試合で4安打3打点と、いいようにやられてしまった。

 実は、メッツにいたベニーは、長嶋監督時代を最初に、何度も巨人の外国人リストに名前が挙がっていた。日本テレビの解説で訪れていた原前監督も、「候補には挙がってたよ」と、自分の時もリストに名前があったことを明かした。

 ある球団関係者は、「向こうから売り込みがあって、リストは来てたけど、前には進まなかった。ウチは監督が代わったり、フロントが代わったりすると、話がなくなるから」と、当時を振り返って獲得に至らなかった理由を説明した。

 ベニーは来日1年目の昨年、打率3割1分5厘、35本塁打、100打点という好成績に加え、勝負強い打撃でベストナインに輝いた。ちなみに昨年の巨人で100打点以上挙げた選手はいなかった。

 それでも球団関係者は、「ウチだったらつぶれてた。今まで来た選手も悪い選手はいなかったけど、巨人だとマークが厳しいし、プレッシャーもかかるからだ。悪いスカウティングはしてない」と反論するが、これだけやられては、説得力はゼロ。

 ベニーの代わりに連れてきた野手といえば、02年のクレスポ、2アウトなのに福岡ドームのスタンドにボールを投げ入れたことぐらいしか思い出せない03年のレイサム。今年はキャプラーとみんな外れ。いくらベニーがロッテでノビノビプレーできたといっても、これらの選手より、はるかにマシだったのは間違いない。ロッテに在籍したことのある選手が、今の巨人で活躍しているのだ。

 メッツからロッキーズ移籍後、メジャーとマイナーを往復し、03年にロイヤルズの3Aオマハにいたところを日本に呼び寄せたのが、メッツ時代の恩師でロッテに復帰したバレンタイン監督。巨人としては、まさか敵に回すとは思いもよらなかっただろうが、逃した魚はあまりにも大きかった。

巨人、逃したベニーは大きかった…一時助っ人候補

 この話も巨人の外人補強がいかにお粗末かを物語っているなぁ。

 もう外人野手はいらないから、若手野手を育てろ~。とにかく投手陣の整備をして欲しい。

【中村ノリ】3Aで2打席連続の7・8号本塁打

2005年05月26日 22時04分17秒 | プロ野球
 米大リーグ・ドジャース傘下の3Aラスベガスは25日、ラウンドロックと対戦、4番・三塁で先発出場した中村は、六回と八回に2打席連続となる7、8号本塁打を左中間に放った。この日は、4打数2安打2打点。

 2打席連続となる本塁打を放った中村。トップチームへの昇格を目指し、猛アピールを続けるが、打撃改善のポイントを「手元で少しでも長くボールを見ることを考えている。そうすると、自然と打球がセンター中心に行く。こちらの投手の球は手元で動くから引っ張っちゃだめなんだ」と説明した。

 この日は、3A降格以降、身の回りの世話をしてくれていた和田ボランティア通訳の日本への帰国を控えた最後の試合。試合前に「お前のために一発打つから」と約束していた。中村流のはなむけに和田通訳も「まさか、2本も打ってくれるとは。いい思い出になりました」と感無量の表情だった。

中村、3Aで2打席連続の7・8号本塁打

 中村ノリが打撃のヒントをつかみ、このところ3Aで必死にメジャー昇格をアピールしているようだ。とにかく本人の後悔のないように頑張って欲しい。

【松坂】メジャー、ポスティング移籍視野に

2005年05月26日 21時57分53秒 | プロ野球
 これでメジャーリーガー・松坂誕生も時間の問題に!? 西武・松坂が25日のヤクルト戦(神宮)で、3安打1失点に抑える好投。遅ればせながら今季4勝目を挙げた。

 失点はソロホームランによる1点だけで、通算防御率は1・73。また、通算の奪三振数は90でリーグトップ。好調のヤクルト相手に、「パ・リーグに松坂あり」を見せ付けた。「調子はあまりよくなかったんですが、悪いなりに粘って投げられました。神宮で投げるのは高校2年の時以来。投げやすかったですね」

 伊東監督は、「大輔がよく抑えてくれた。今日は完璧(かんぺき)でした。特に真っすぐにキレがあったし、リラックスして投げていたね」と大絶賛。

 とはいえ、松坂の活躍に“痛し痒し”の状態なのが西武球団。親会社、コクドの西武鉄道株の虚偽記載問題に端を発し、現在はグループ再編の真っただ中。球団の継続保有についても慎重論が多く、年間20億円といわれる赤字が解消されなければ、今オフの球団売却もあり得る状況だ。

 さらに松坂自身も、ポスティングによるメジャー移籍が具体的視野に入ってきた。FA権を取得するのは早くても2008年で、「FAまでは長いし、いけるなら早いほうがいい。誰もがそう思っているんじゃないですか」とキッパリ。今季、誰もが納得するような好成績を残せば、一気にメジャーが現実のものになる。今回の1勝は大きな意味を持つのだ。

松坂、メジャー加速…ポスティング移籍視野に

 松坂が大リーグでどれくらい通用するか見てみたい反面、彼が抜けてしまったら、ますます日本のプロ野球の人気が空洞化してしまいそうで怖い気もする。

【交流戦】楽天が初の3連勝

2005年05月26日 21時52分47秒 | プロ野球
 楽天は中日に15-3と大勝し、初の3連勝をあげた。これで楽天が少しでも調子が出るといいなぁ。山崎、中村、酒井などの元中日の選手が活躍して、中日に3タテというのはあまりにも皮肉な結果となってしまった。

 それにしても、本当に中日はどうなってしまったのだろうか?いよいよ貯金も残り1となってしまった。

【交流戦】巨人、打たれ過ぎで追いつけず

2005年05月26日 21時47分05秒 | プロ野球
 今日の巨人も先発工藤、中継ぎ真田が大量失点してしまい、HR攻勢をかけるが、あと1点追いつけなかった。やはり・・・のロッテに3連敗。

 ロッテ打線がいいのもあるだろうが、投手、捕手も含めて、もう一度見直しをして整備しないと駄目だろう。それ以前に堀内監督の投手リレーの采配が問題か・・・。

 それに今日の巨人は一発頼み過ぎた。相手のエラーやファーボールにつけこんだり、打線をつないでつないで一点でも多く取る攻撃を見せて欲しい。

【Vodafone】反転できるのか?

2005年05月26日 07時18分10秒 | SoftBank
 3カ月にわたって契約者は純減し、利用料金の少ないプリペイド携帯電話の比率は契約者の11%に増加。期待した3Gも予想通りには伸びず100万契約少々に留まるなど、苦境からなかなか抜け出せないボーダフォンだが、2005年度は心機一転、“反転攻勢”を狙う。

 2005年3月期の決算発表の会場で、津田志郎会長はボーダフォンの現状認識を淡々と話した。
 「純増シェアは1.7%。高ARPUのユーザーが他社に流出するなどARPUは右肩下がり。ノンボイス系の利用が伸び悩んでいる。3Gは競合他社と比較すると移行が進んでいない。新規顧客獲得費用は3万8300円に上昇した──」
 前期はすべてがうまくいかなかった、といっているようなものだが、この現状認識を踏まえてこそ正しい戦略が取れるというものだろう。2005年の戦略を、津田氏は「端末」「サービス」「料金」「ネットワーク」の4つに分けて説明した。

 「残念ながらユーザーからは良い評価をいただけなかった。日本のユーザーが使っているユーザーインタフェース(UI)とのギャップがあった」
 2004年末から投入した3G端末の課題を、改めて津田氏は大きな問題として話した。2005年度は、3G端末のラインアップ充実を図ると共に、3G端末の改善を図る。
 しかし、日本仕様に合わせた抜本的改良を3G端末に施すのは2006年度になってしまうようだ。「新商品を投入する都度、良くなっている。しかし少し時間がかかる」(津田氏)
 「写メール」を筆頭とする斬新な新サービスを提供していたのも今は昔。「最近はイノベーションのパワーが低下しているのではないか」と津田氏は認識を話す。ドコモのおサイフケータイ、auのミュージックに対して、ボーダフォンはどこに軸を置いているのか。残念ながら、革新的なサービスの用意はできておらず、「それをまとめる作業をしている」(津田氏)のが現状だ。
 唯一、挙げたのがメール機能の使い勝手の向上。「これまでボーダフォンが評価されてきたのはメール関係。こういう点を高度化し、利用しやすくするのが方向性」(津田氏)と話すに留まった。

 2005年度内には、秋にFeliCaを導入する予定だが、次なる策は2006年度以降となる。地上デジタルテレビへの対応や、高品質ストリーミング、GPSへの対応のほか、「ブロードバンド商用サービス」の開始もうたわれた。

 料金面では、「メール定額」「デュアルパケット定額」「家族通話定額」の“3つの定額”に期待を寄せる。
 メール定額は月額840円でメール送受信がし放題となるパケット定額のサービス限定版。デュアルパケット定額は、KDDIの「ダブル定額」同様に2段階で定額料金を変動させるプランだ。家族間通話定額は、1回線月額315円で家族間の通話を無料とするサービスとなる。いずれも6月1日から導入する予定。
 「6月の新プランをトリガーに、分かりやすい料金プランを投入していくことが重要だ」と津田氏。
 2007年頃と予想される携帯新規参入各社は、定額制を中心としたシンプルな料金プランを打ち出すと推測されている。携帯各社は、度重なる改訂により複雑怪奇な料金プランとなっており、シンプル化は必至だ。

 3Gを主力としていくボーダフォンの方針の中では、3Gのエリア展開も課題の1つ。人口カバー率では100%に近いところまで広がってきたが、郊外や屋内など、数字には表れない部分でエリア化が遅れているといった認識を、津田氏は改めて語った。
 「3Gの伸び悩みは、端末のほかにエリアが狭いことだと認識している。MNPに向けては、エリアといった基本部分でひけを取ってはいけない」
 2004年末時点で3Gの人口カバー率は99.73%(2004年12月9日の記事参照)。今後は、郊外と屋内のエリア化、品質の向上に努める。2005年度は、屋外に4000基地局、屋内に1400基地局を設置予定。3Gへの移行が予想を下回ったことから、ネットワーク容量には余裕があるという。

 2004年度は顧客満足度が低下。2006年度以降、満足度の大幅向上を図る──。いったん落としてしまった信用の回復に、ボーダフォンは1年をかける。
 契約者の純減も、2005年度半ばまでは続くという見通しだ。競争力のある純増シェアを取れるようになるのは2007年度と見ており、津田氏が純減を重く見ているのが分かる。
 「競合2社との間に、かなり距離が開いてしまった。その差を詰めていかなくてはならない」
 就任当時の発言──「次の狙いは当然、2位のキャッチアップ」からはだいぶトーンダウンしてしまったが、「大事なのは反転のきっかけを作っていくこと」(就任時の津田氏)は、今でも変わりない。MNPが始まる2006年というターニングポイントに向けて、“反転攻勢”が実現できるかどうか。
 「課題もたくさんあり、残された時間もあまりない。もう一度、ユーザーの評価をいただき、シェアを高めていきたい」(津田氏)

ボーダフォン“反転攻勢”への道

 一番肝心なV3G端末で「日本仕様に合わせた抜本的改良を3G端末に施すのは2006年度になってしまう」という状況で本当に今年度内に純減を阻止できるのだろうか?とても疑問だ。
 それにDoCoMoのFOMAシリーズの端末開発のマイルストーンのように具体的にいつ頃に端末シリーズを投入するとかの発表がまったくないのも不満だ。計画性がなく、行き当たりばったりの印象がある。

 GPS対応というのは初耳だが、V3Gには従来のPDC(2G)にあったステーションサービスがない。これを補う意味では、V3GをGPS対応にするという事なのだろう。ステーション以上にきめ細かいサービスを提供できる可能性があるので、できるだけ早くGPSサービスを開始して欲しいものだ。

 V3Gの「ネットワーク容量には余裕があるという」といいながらも、昨日もネットワーク障害が発生しており、その言葉は素直に受け取れない状況だ。

 信用回復の具体策がないのも残念でならない。ハッピータイム以上のインパクトのあるサービスの提供や基本料金プランの値下げなどで信用を回復して欲しいものだ。

中国版PHS「小霊通」の実態

2005年05月26日 06時58分03秒 | ケータイ
 日本でPHSといえば、ウィルコム以外の事業者は撤退が相次いでいる(5月11日の記事参照)。しかしお隣中国では、中国版PHS「小霊通」のユーザーが急増中だ。

 中国の携帯電話ユーザー数は年々増加しており、2005年3月末時点で約3億5000万に達している。中国版PHSである小霊通の普及も目ざましく、現時点では中国全土で6000万を越える。

 小霊通(しゃおりんとん)は日本で開発されたPHS技術を使ったサービスで、インフラのベースには固定電話回線のネットワークを利用している。それほど多額の設備投資がいらないこともあり、1997年に地方都市で試験サービスを開始して以来、あっという間に中国全土にサービスが広がっていった。

 小霊通は“固定電話のコードレス版”という位置づけであり、中国では移動体通信とはみなされていない。事業を行っているのは、中国の固定電話事業者の「中国電信」「中国網通」の2社。実際の事業は各都市レベルで行われており、たとえば上海市であれば「上海市電信有限公司」(上海電信)がサービスを行っている。

 中国全国を通じての統一サービスは行われておらず、都市間の国内ローミングもできない。たとえば上海電信で購入した小霊通を広東省に持って行っても、広東電信のネットワークでは利用できないのだ。小霊通はあくまでも固定電話の一種であり、中国の通信政策上、同一都市での利用しか認可されていない。不便なようだが、都市を移動して利用するユーザーはそもそも小霊通ではなく携帯電話を利用するので、実用上は問題になっていないのだろう。

 中国の携帯電話は、米国のように発着信共に課金される。しかし小霊通は発信課金のみで、着信は無料だ。通話料金も携帯電話より格安になっている。端末もモノクロ液晶、単機能が中心のため安く、このため低所得層でも気軽に購入、利用できる。小霊通が中国で普及した最大の理由は、このコストの安さにほかならない。

中国版PHS「小霊通」とは? 実際に買って試す

 中国版PHSの「小霊通」は日本のPHSとかなり違うようだ。中国全体では利用できないにもかかわらず低料金が魅力で伸びているらしい。

 それからするとWILLCOMはほとんど携帯電話と遜色ないサービスを提供していて、さらにパケット定額制のAIR-EDGEや音声通話定額制までも提供しているのだから、はるかに中国よりもサービス内容は充実している。

 せっかく中国でPHS端末が台数を伸ばしているのだから、是非その量産効果を日本にも享受できるように日本メーカーには工夫して欲しいものだ。