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【W32S】モバイルSuica対応バージョンアップ

2006年01月06日 22時28分21秒 | au
 KDDIは、ソニー・エリクソン製「W32S」の、モバイルSuicaに対応するためのバージョンアップ方法の詳細を明らかにした。

 今回のバージョンアップは、1月28日より開始される予定の、JR東日本のモバイルSuicaサービスを利用する場合に限り必要な処置。そのほかのEZ FeliCaサービスの利用についてはバージョンアップを行なう必要はない。

 バージョンアップは1月10日から開始され、auショップおよびPiPit店にて受け付ける。バージョンアップはおおよそ1週間の預かり対応としており、預けている期間は代替機が貸し出される。

 バージョンアップに伴う注意事項として、BREWデータフォルダのリセット、モバイルEZ FeliCaチップ内のメモリクリア、の2点が挙げられている。

 BREWデータフォルダについては、バージョンアップによりデータフォルダがリセットされるため、バージョンアップ前にダウンロード済みのBREWアプリを確認するなどし、必要に応じてバージョンアップ後に再ダウンロードする必要があるとしている。月額課金のBREWアプリについては、バージョンアップ後も会員登録は継続されるため、利用しない場合は登録を解除する必要がある。

 モバイルEZ FeliCaチップ内のメモリについても、バージョンアップにともないデータが消去されるため、Edyのバリュー、会員サービスのポイントといったデータをバージョンアップ前にユーザー自身が退避させる必要がある。退避させたデータは、バージョンアップ後のW32Sでサービスサイトにアクセスしたりアプリをダウンロードするなどして移し替えることができる。詳細な退避方法や手順はサービスごとに異なるため、KDDIの案内ページや各サービスサイトなどで確認する必要があるだろう。なお、データの退避には手数料が必要になるサービスもある。

au、W32SのモバイルSuica対応バージョンアップの詳細を案内

 単なるバージョンアップだけでなく、場合によってはBREWアプリをダウンロードし直す必要がでてきたり、Edy関連のデータの移行作業など、かなり面倒なようだ。

 DoCoMoのFOMA902iシリーズの一部の機種もモバイルSuicaに対応していない機種があるが、似たような問題で対応するかどうか迷っているのかもしれない。