ノルウェーのOpera Softwareが24日に発表した無料のフルブラウザサービス「Opera Mini」が、日本国内で販売されている携帯電話の一部機種でも動作することをOpera Softwareが確認した。
Opera Miniは24日の発表でJavaのMIDPに対応している機種で動作可能だと説明していたが、該当するすべての機種で必ずしも望ましい動作が確認されているわけではないようだ。これを受けて今回、Opera Software広報が日本の端末で実際に動作を確認した。
動作を確認したのは、ボーダフォンの「Vodafone 702NK(Nokia 6630)」「Vodafone 702NKII(Nokia 6680)」、ウィルコムの「W-ZERO3」の3機種。これ以外にもウィルコムの「WX310SA」「WX310J」は、実機による確認は行なっていないものの、いずれもJavaのMIDPに対応しているためOpera Miniが動作する可能性があるという。
ただし、これらの端末からOpera Miniのサイト( http://mini.opera.com/ )に直接アクセスして案内に従ってインストールする方法では、セキュリティ上の制限がかけられているためか、ダウンロードできない機種もあるようだ。そのような場合は、いったんPCでダウンロードし、miniSDなどのメディア経由で端末にインストールすれば利用できるとしている。
また、Opera Miniが対応している9カ国語の中に今のところ日本語は含まれていない。これについても、メニュー表示などは日本語に未対応であるものの、日本語フォントが搭載されていれば日本語ページの表示・閲覧は可能だという。
このほか、Opera Software広報では「Opera MiniをJavaだけでなく、BREW端末で扱うための方法について目下検討中だが、現時点ではBREW版を日本で発表する具体的な計画はない」と説明している。
24日に発表された後、Opera Miniを利用した様子が世界各国のブログで報告され初め、ある著名なブロガーは「Opera Miniは携帯電話でこれまで見てきたものの中で最高のもの」と絶賛した。日本市場にはすでに複数のフルブラウザやサービスが存在しているため、海外で絶賛されているOpera Miniがどれだけ健闘するか注目される。
Opera Mini、「W-ZERO3」「Vodafone 702NKII」など日本の端末でも動作
これでまたW-ZERO3のブラウザ環境が整ってきた。日に日に充実している感じで頼もしい限りだ。
W-ZERO3だけでなく、702NKや702NKⅡでも動作確認されており、フルブラウザ搭載で出遅れているボーダフォンの唯一の選択肢として、これからも活躍して欲しいものだ。(しかし、操作性があまりに日本と違い過ぎるのが・・・)
他にもWX310SAやWX310Jでも動作する可能性が高く、動作確認されれば、この2端末のフルブラウザ環境もかなり改善されそうで、大いに期待したい。