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【SoftBank】新スーパーボーナス一括9800円セール再び

2007年05月27日 14時38分25秒 | SoftBank
 先々週末に新宿と秋葉原のヨドバシカメラで、ソフトバンクの705Nと804Nを「新スーパーボーナス」一括で9800円で販売していた。
 そして、今週末再び、新宿西口のヨドバシカメラで「新スーパーボーナス」一括9800円が復活した。(写真左)
 今回は910T(ブラック)と804N(ブルー)のみのようだ。同じ新宿でも、東口店ではやっていなかった。また、前回は秋葉原店でも同様のセールをしていたが、今回はやっていなかった。

 そして、先週末に秋葉原の石丸電気で割賦金980円機種を「新スーパーボーナス」一括9800円で販売していたのと、同様のセールを今週末もしていた。(写真中と右)
 店舗により、在庫が色々違ったが、910T、コドモバイル(812T)、705SH、705N、707SCなどを販売していた。土曜日の時点ではサムスンの割賦金980円機種は完売状態だった。

 705SHはベストセラー機だし、910Tはワイヤレスミュージックの楽しめるハイエンド機なので、それがこの値段なら超お買い得と言えるだろう。

 依然として、ビックカメラとさくらやはヨドバシカメラに対抗する気配はなかった。

 「新スーパーボーナス」一括9800円のお買い得度を理解していて、その機種で納得できれば、十分に魅力的なセールなのだが、一般の人が見た第一印象では「auならワンセグが新規1円なのに高い」としか思わないようで、なかなか手を出そうとするお客がいなくて、店員やキャンペーンガールが一生懸命説明して、やっと少しずつ売れている状況のようだ。

 とにかく「新スーパーボーナス」の分割払いでさえ説明が難しいのに、「新スーパーボーナス」一括払いとなると、さらに説明が複雑になる。
 簡単に言えば、9800円で24ヶ月使えるプリペイドに近い。auのぷりペイドなら、1年間1万円で使えるが、その半額近い維持費となるわけだ。さらにソフトバンク同士なら1時~21時まで通話無料、ソフトバンク間のメールも無料なのだから、プリペイドよりもはるかに割安感が強い。

 最初に9800円払えば、3ヶ月目~26ヶ月目まで「ホワイトプラン」の場合なら、基本料が特別割引で割り引かれて、24ヶ月基本料無料で利用できるわけだ。通常なら、基本料の合計だけでも23520円かかるが、それが最初に9800円払うだけで24ヵ月分利用できるという点が最大のメリットで、それに端末がオマケでついてくるというのに近い。
 もしくは端末が実質完全0円で、基本料が26ヶ月のうち最大14ヶ月無料という計算にもなる。

 とにかく「ホワイトプラン」用に安い端末を探してる人で新宿か秋葉原に行ける人はまだ間に合うかもしれないので、足を運んでみる事をお勧めする。

 販売店の判断だけで基本料無料にできるわけがないので、明らかにソフトバンクの協力の元にこのセールをしているはずだ。(そもしも「新スーパーボーナス」価格は販売店側に価格決定権がないはず。)
 ヨドバシカメラの場合はやや人気のない端末の在庫処分という目的もありそうだが、石丸の場合は割賦金980円端末の在庫分が対象となっているだけに、販売台数を稼ぐのが目的に思える。

 先月のソフトバンクは予想外に純増が多かったが、一時的に法人からの大量契約があったとかの好材料があったようにしか思えないほど多かった。今月後半は紹介キャンペーンも終わってしまい、販売台数の伸び悩みも予想される。やはり今月のソフトバンクは販売台数で苦戦しているから、このような「新スーパーボーナス」一括9800円セールを一部のショップでしているのではないだろうかと思われる。

 「基本料は安いが、端末の性能の割には端末代金が割高に感じられて、かつ26ヶ月も機種変更できない」という点がユーザーに敬遠されてしまい、思うように販売台数が伸びない。しかし、非「新スーパーボーナス」での販売は絶対にしたくない・・・というソフトバンクが苦し紛れに「新スーパーボーナス」一括9800円セールを実施しているようにしか思えない。こんなことをしていたら、ますます収益は悪化しないのか心配だ。

 この「新スーパーボーナス」一括9800円セールが今後他のショップにも広まるのか?とても気になる点だ。ユーザー側からすれば、とても喜ばしいセールなのだが、今後ソフトバンクがこれを毎週のように続けたり、このセールをする販売店が拡大するような事になると、ソフトバンクの収益悪化が懸念される。

 端末のインセンティブ販売をなくすために始めたはずの端末のローン販売だったが、結局これもインセンティブ販売のようなもに思えてくる。端末価格を割り引く代わりに基本料を無料にすると言う実質的な値引き販売とも言える。
 ソフトバンクが無理やり端末のローン販売を実質的に強制したが、予想通り、それがユーザーに受け入れられずに、結局はインセンティブ販売と同じような事をせざるをえなくなったとも思える。

 「新スーパーボーナス」の強制で、端末が安く買えなくなったと嘆いていたユーザーにとってはこのセールは朗報だ。(ただし、あくまでも新規契約だけだ。)
 それに比べて、ソフトバンクにとってはかなり苦しい選択の結果こうせざるをえなったのであり、あまり喜ばしい状況ではないだろう。
 「新スーパーボーナス」は登場して一年を待たずして、早くもほころび出してきて、このまま崩壊してしまうのだろうか?

 ソフトバンクは決算説明会のたびに、ボーダフォン時代よりも純増数が何倍に増えてV字回復したなどと言っている。しかし、基本料を他社よりも圧倒的に値下げしたにもかかわらず、思ったほど契約者数は伸びていないののではないだろうか?このままではARPUの低下の懸念があり、本当は決して楽観的な状況とは言えない。まだまだ今後については予断を許さない状況に思えてならない。