いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

中国からの転校生

2014年01月09日 | 息子たち
小学校に、中国から転校生がやってきた。
学年は1つ下だけど
名前は、王なんとかくんというらしい。

王くんは日本語はほとんどしゃべれないそうで、
通訳の学習サポータの方がついてくれてるそうだ。

昨日の始業式の転校生の紹介で
まず、王くんは中国語で自己紹介したそうだ。
初めて生の中国語を聞いた子どもたちは、
「オオオ~!!」と拍手喝さいしたそうだ。
そのあと、王くんは、一生懸命覚えた片言の日本語で
「ハジメマシテ、ボクノナマエハ、オウなんとかデス。ヨロシクオネガイシマス。」
と自己紹介したそうだ。
すると、子どもたちは
「オオオオオオオオ~!!!!」とさらなる拍手喝采をしたそうだ。

でな、横を見たらな、その子のお母さんがな、うれしそうに笑っててん。
と、みなみ。

その話を聞いて、お母さんの気持ちがわかるようで
私もとってもうれしかったよ。

今、中国と日本は大きな問題に直面してて
そのことがテレビニュースで放送されるたびに、みなみは
「ぼく、中国きらいや。」
とか、言っていた。
こうやって単純な子どもの心が簡単に染まってしまうなんて、
と怖く思っていたこの頃。

王くんが転校してやってきてくれて
その一生懸命に自己紹介してくれる姿をみて
みなみは、中国の人に対して大変な好感をもったようだ。
で、どうやったら王くんを喜ばせれるか、真剣に考えていた。

で、一緒に考えた結果は以下の通り。
・中国人といえば卓球。卓球といえばみなみ。
 王くんを卓球部に誘ってみる。
・王くんが卓球をしてなくても、中国の有名卓球選手は知ってるやろうから
 そこに話題をふる。外国の人が自分の国のことを知ってたらきっとうれしいだろう。
・王くんを「おうくん」ではなく、「わんくん」と呼ぶ。
 もし自分が外国に行って、自分の名前を外国読みされるより正しい日本語で呼んで
 くれたらきっとうれしいだろう。

こんなふうに、子どもたちが、外国の友達にたいして親しくつきあっていけたら
子どもたちが社会を担う時代には、国どうし仲よくやっていけるんじゃないだろうか。

でも、まあ、
王くんには、「中国人代表」みたいな重いこと考えず
みなみにも、「日本人代表」みたいな重いこと考えず
楽しく過ごしてほしいなあと思うわけです。
だいたい、みなみは学年も違うんだし、なんでこんなにはりきってるんだか。


いまがいちばん、あしたもいちばん!