ベッド
奈良時代以前に中国より伝わった。
正倉院には聖武天皇のベッドが保存されており、かなり早い段階から皇族や貴族、高級官僚などの間で使用されていた。
しかし平安時代に畳の出現と共に居住空間の様式が変化し廃れる。一般には当初から広まらなかった。
明治以降欧米式の生活様式が広まると共に再度伝わるが、畳の上で寝る形式が普通であった日本に於いては余り広がらず、病院や軍隊等、特殊な生活環境を要求される際に使用する物(あるいは金持ちのステータス)の意味合いが強かった。
日本に外来語としてこの語が入ってきた当時は「ベット」とも呼ばれていた。ドイツ語ではBettであり、ドイツ医学由来の呼び名を使っていた医療現場を中心にベッドが納入されていたために、その影響もあったのではないかとも言われる。
10月18日ハロン日の出日の入り時間
05:42:47 AM 05:40:24 PM 写真は07:20 AM
05:42:47 AM 05:40:24 PM 写真は07:20 AM
敗戦後に大衆の生活の欧米化と歩調を合わせるように、英語教育の浸透した戦後世代からは「ベッド」と呼ぶ人も増えていったと見られる。
そして昭和30年台、双葉製作所(後のフランスベッド)が徹底的な営業戦略(月賦販売)を展開し、折からの団地・洋風住宅ブームも相まって、庶民へ普及していった。この時期、販売ルートは呉服店が担っていたという。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます