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★セブ島の旅・其の16★ホテルに咲いていた花「イクソラ・コッキネア」

2013年04月30日 | ★旅行★外国
イクソラ・コッキネアは、アカネ目アカネ科サンタンカ属(イクソラ属)と言うサンタンカの仲間で、橙色や桃色をした十字型の小花を散房花序をつける熱帯性常緑低木です

。葉は小さく、細長いです。赤い小さな果実がなり、日が経つにつれて熟して黒色になります。

沖縄では小葉の三段花(コバノサンダンカ)と呼んでいる。
同属のイクソラ・キネンシスを和名では山丹花(サンタンカ)という。
しかし、沖縄では三段花(サンダンカ)と呼ばれることが多く、そこから生まれた名である。

同属には、丸みのある小花を咲かせる サンタンカ(山丹花) や、黄花を咲かせるキバナサンタンカ(黄花山丹花、別名:Yellow flame of the woods、Yellow ixora)、白花を咲かせるシロバナサンタンカ(白花山丹花)、より大きな鮮紅色の花を咲かせ幅広で丸みを帯びた大きな葉をしたイクソラ・ダッフィーがあります。

一般名:イクソラ・コッキネア
学名:Ixora coccinea(イクソラ・コッキネア)
別名:Scarlet ixora(スカーレット・イソクラ)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱アカネ目アカネ科サンタンカ属(イクソラ属)
原産地:インド
樹高:100~300cm 花色:橙・黄・桃・橙黄 開花期:周年(特に、5~8月)

















★セブ島の旅・其の15★ホテルに咲いていたヘリコニア・ロストラタ

2013年04月26日 | ★旅行★外国
ヘリコニア・ロストラタとは

一般名:ヘリコニア・ロストラタ
学名:Heliconia rostrata
別名:ハンギング・ヘリコニア、ロブスタークロー、ヘリコニア、ロストラタ、ロストラータ
科属名:バショウ科ヘリコニア属
原産地:ペルー~アルゼンチンなどの熱帯アメリカ

ヘリコニアの花は、誰でも一度見れば忘れられないくらい、個性的な形をしています。熱帯アメリカや、南国の太平洋諸島などに、様々な種類が分布しています。亦、幾つもの品種が作られており、「庭公園の植栽」や、室内を飾る「切り花」として、南国の生活に欠かせない存在と云えます。 (^-^)

 この美しい花、実は「苞」(ほう)と云ってガクが変化したもので、本来の花は、此の苞に覆われた中に隠れています。まるで、「オウム」の嘴みたいな姿をしていますが、外国の人たちは 「釣り下がったロブスターのはさみ」、と云う面白い名前を付けています。

 こんな形をしているんだから、いったいどんな生き物が受粉するのかな?と思えますよね。ヘリコニアは、鳥によって受粉する「鳥媒花」です。中でも、「コウモリ」や「ハチドリ」の仲間と、非常に密接な繋がりがあります。

 中には、特定の種類の「ハチドリ」にだけ、「花の蜜」が吸えるような「特殊な構造」になって、「花粉媒介者」を限定しているものもあります。其の為、もし片方の生き物が絶えれば、両方とも此の世から絶滅する...と云う「危うい関係のもの」もあるんです。





















★セブ島の旅・其の15★ホテルに咲いていたゴクラクチョウカ

2013年04月24日 | ★旅行★外国
ゴクラクチョウカ属は単子葉植物ゴクラクチョウカ科の属の一つ。園芸では学名のカタカナ表記そのままストレリチアやストレチア(属)ということも多い。極楽鳥花、と漢字表記する。

特徴

南アフリカを中心に5種程度が分布する。花は鳥の頭のような形をしているものがある。また、葉が美しく観葉植物として栽培されるものがある。バード(オブ)パラダイス、とも言う。学名の「ストレリチア」は、植物愛好家であったジョージ3世の王妃の旧姓に由来している。

<ストレリチアとは>
自生地は南アフリカ南東部、インド洋沿いの暖温帯。一部、亜熱帯の乾燥地帯。
夏も涼しく、冬は霜が降りる寸前まで冷える地域だから、ストレリチアは熱帯植物ではありません。
1773年、バンクスにより、イギリスに紹介され、その花の珍しさ、美しさに国中が沸き返り、時の国王、ジョージ3世の皇后、シャーロット・ソフィア妃の実家、ストレリッツ家にちなんでストレリチアと命名されました。種名のレギネーはラテン語で王妃、または女王を意味します。

英語圏ではの通称は、バード・オブ・パラダイス・フラワーで、日本では極楽鳥花と訳されました。

極楽鳥とは、ニューギニア一帯に棲む鳥で、冠羽の色彩や、印象にこの花がよく似ているため命名されました。

この花の蜜を吸いにくるのは、美しいルリ色の鳥、サンバードという鳥で、鳥媒花の一種です。花の風変わりな形と色彩は、南アフリカ独特の風土や植生の中で、鳥たちの注意を引くための進化の結果であろうと思われます。
 ストレリチアは、南アフリカ共和国では国の花として愛されています。少しずつ知られるようになるにつれて、世界中にファンが広がっています。
<種類>
  小型種 レギネー ストレリチアを代表するほど、一般に知れれています。
ジャンセア 葉が退化して葉柄だけのように見えます。
大型種 ニコライ 5メートルから10メートルに育ちます。
花は白くて大きいです。
アルバ
コウダーダ











<育て方>
◇植木鉢
 地植え栽培では温室やビニール・ハウスが必要となるので、少量の場合は鉢植えとする方が移動が自由で便利です。
 苗のうちは4号鉢から6号鉢でよく、開花株では8号鉢から10号鉢。
 初めから大きな鉢に植えないで、1~2年おきに、じょじょに大きな鉢にゆるめてゆくのがよいようです。大きくなりすぎたら株分けして小さめな鉢にもどしてください。

◇用土
 土は何でも良いが、理想としては排水の良い赤玉土と腐葉土を半々に混ぜた用土がよいようです。

◇水やり
 ストレリチア自生地の降雨量は日本の1/3程度ですから、一度十分にやった後は、土の表面が白く乾くまで控えてください。ただし、夏の雨にはいくら当てても良いです。
 いつもじめじめ湿っているのを一番嫌います。やるときは十分に、あとは根に水を貯えていますので、水やりを忘れてしまうくらいでよいそうです。

◇肥料
 油粕、骨粉、その他の有機質肥料が無難です。化成肥料を連用するのは危険です。施肥の期間は春から夏に量は多めに、普通の植物の2倍くらいやっても良いそうです。

◇置き場所
 ある程度の寒さには耐えますが、霜に当てるのは禁物です。冬は室内の凍らない場所へ入れてください。冬は成長期ではありませんので、明るい室内程度でよいようです。
 冬でも花芽が伸びて開花が近い場合は、暖房のきいた室内へ入れて開花させてください。開花の適温は20℃から25℃です。夏は戸外に出して直射日光を当ててください。

◇開花期
 ストレリチアの花は夏は少なく、秋と春が多く咲くなど季節感が無く、周年開花します。花持ちが良いのもストレリチアの特徴で、1本の花が夏は1ヶ月、冬は3ヶ月も咲きつづけます。仏炎苞の中は、数輪の花がつまっていて、次々に開花します。3輪以上になったら古い花は取り去っていただき、開花が終わったら花茎と葉を同時に根元から切り取ってください。










★セブ島の旅・其の15★ホテルに咲いていたサイカチ

2013年04月22日 | ★旅行★外国
サイカチ(皁莢)はマメ科ジャケツイバラ亜科[1]サイカチ属の落葉高木。別名、カワラフジノキ。漢字では皁莢、梍と表記するが、本来「皁莢」はシナサイカチを指す。日本の固有種で本州、四国、九州の山野や川原に自生する。また、実などを利用するために栽培されることも多い。

樹齢数百年というような巨木もあり、群馬県吾妻郡中之条町の「市城のサイカチ」や、山梨県北杜市(旧長坂町)の「鳥久保のサイカチ」のように県の天然記念物に指定されている木もある。

特徴

幹はまっすぐに延び、樹高は15mほどになる。幹や枝にはするどい棘が多数ある。葉は互生する。1回または2回の偶数羽状複葉で長さ20-30cm。長さ2cmほどの長楕円形の小葉を6-12対もつ。花は雌雄別で初夏、5-6月に咲く。長さ10-20cmほどの総状花序。花弁は4枚、黄緑色で楕円形をしている。秋には長さ20-30cmで曲がりくねった灰色の豆果をつけ、10月に熟す。鞘の中には数個の種子ができる。種子の大きさは1cmほど。





利用

木材は建築、家具、器具、薪炭用として用いる。

豆果は皁莢(「さいかち」または「そうきょう」と読む)という生薬で去痰薬、利尿薬として用いる。

またサポニンを多く含むため古くから洗剤として使われている。莢(さや)を水につけて手で揉むと、ぬめりと泡が出るので、かつてはこれを石鹸の代わりに利用した。石鹸が簡単に手に入るようになっても、石鹸のアルカリで傷む絹の着物の洗濯などに利用されていたようである(煮出して使う)。

棘は漢方では皀角刺といい、腫れ物やリウマチに効くとされる。

豆はおはじきなど子供の玩具としても利用される。

若芽、若葉を食用とすることもある。









昆虫との関係

サイカチの種子にはサイカチマメゾウムシという日本最大のマメゾウムシ科の甲虫の幼虫が寄生する。マメゾウムシ科はその名前と違って、ゾウムシの仲間ではなく、ハムシ科に近く、ハムシ科の亜科のひとつとして扱うこともある。サイカチの種子は硬実種子であり、種皮が傷つくまではほとんど吸水できず、親木から落下した果実からはそのままでは何年たっても発芽が起こらない。サイカチマメゾウムシが果実に産卵し、幼虫が種皮を食い破って内部に食い入ったときにまとまった雨が降ると、幼虫は溺れ死に、種子は吸水して発芽する。一方、幼虫が内部に食い入ったときにまとまった雨が降らなければ幼虫は種子の内部を食いつくし、蛹を経て成虫が羽化してくることが知られている。

サイカチの幹からはクヌギやコナラと同様に、樹液の漏出がよく起きる。この樹液はクヌギやコナラの樹液と同様に樹液食の昆虫の好適な餌となり、カブトムシやクワガタムシがよく集まる。そのため、カブトムシを「サイカチムシ」と呼ぶ地域もある。クヌギやコナラの樹液の多くはボクトウガによるものであるという研究結果が近年出ているが、サイカチの樹液を作り出している昆虫はまだ十分研究されていない。