運・不運
2006-07-19 | 癒し
占いでは、時期によって、良い悪いが決まる。
良い時期と悪い時期にどのように振舞うかがその人の運のよさにつながっていくのだろう。
「争わない人」「人と比べない人」「批判しない人」は運が良くなる。
「嫌われ松子の一生」の映画では、歌とダンスによって脚色され、シンデレラストーリーに仕立て上げられているが、どう見ても松子の人生は幸せとは程遠い。(映画はとてもおもしろいよ!)
殺人を犯すなんてとんでもないことだし、最後に殺されてしまうんだから決して幸福な一生とは言いがたい。こんな一生もあるということは良くわかるけど。 ・・・最近は特に多いような気がする。
松子は、妹に嫉妬していた。手っ取り早くことを解決しようと短絡的に考える。友人が差し伸べる救いの手を払って男に走る。
ただ愛が欲しかったというのは簡単。
本当のところは父は松子を愛していたし、病弱の妹も姉を慕っていた。なのになぜ?
どこかでひがんでしまって、どんどんと奈落の底へと落ちていく。
人生は七転び八起きという。
転んでもただでも起きないぞ!失敗は成功の元!と過去の出来事にはすべて意味がある・・・と思ってそれを自分の肥やしにしていく。
幸福は不幸の裏返し。苦しさなくして、幸せは味わえないという、悲しいかなこの世のしくみ。
いろんな幸せがあるけれど、できれば精神的な幸せを味わいたいものだ
今の時代、松子のような人生を送っている人は多いと思います。
出てくる人物のキャラクターも、甥っ子?の若者等
現代の空虚な感じが出ていたと思います。
歌やダンスで演出しなければ、辛すぎて観られませんね(笑)
作り手はそこのバランスをうまくとって
エンターテイメント性のある作品にしたのかな?
なんて思いました。
映画はとても完成度が高く面白かったですね。
個人的に、人間は原点回帰の生き物なんだという感想を持ちました。
「人間は原点回帰の生き物なんだ・・・」
本当にそうですね~~。鋭い感想ですね~