英会話BOX 第2章

新潟の国際化のため、世界平和のために活動しています。

英語に感情を込める

2013-04-24 21:58:54 | 代表の昔の日記(2020年より前)
私は、英語に感情を込めることは、しないようにしています。
なぜなら第二外国語として使用している英語の単語や表現の本当の意味が、私はわからないからです。
特に英文メールを書いていると喜怒哀楽を表現したくなることがたまにあるのですが、
使う単語や表現がその時の自分が表したい言葉にマッチングしているかどうかわからないので、
考え付く簡単で丁寧そうな言葉を結局並べてしまいます。
それが不完全な英語を操る私にとって一番良いと気が付いたからです。

そういう風に思うようになったのは・・・ある経験があります。

かつて20代半ばを過ぎた頃に、ある国の方々との取引が毎日続き、連日昼夜構わずに英語でメール&電話をしなければいけない時期がありました。
まだまだその時与えられた仕事に慣れてなかった私は、追い詰められ、試行錯誤するも、全てが裏目に出てしまい、
とんでもなく途方に暮れていました。

そんな時、協力をもらえると信じていたその国のローカルのスタッフの対応にどうしても我慢が出来ずに、
感情に任せて知る限りの語彙を駆使し、とんでもなくひどいメールを送ってしまったことがありました。
その時の自分は、絶対に自分が正しいと言うことしか頭の中になくて、
関係者全員にコピーを落としてメールをばらまいてしまったのです

メールを送った直後は、誰からも何も反応が無かったのですが、後から、その時の上司に呼び出されてものすごい怒られました。

その時に言われたことは、
「どんな事があっても相手に対する敬意を忘れるな。お前が、その国のローカルスタッフと同じことができるのか?できないだろう。みんな協力して仕事をするんだから、あんなメールを打っては絶対だめだ。だいたいあんなメールを打ってしまったら、お前と仕事したいと思う奴なんていなくなってしまうかもしれないぞ。自分に不利になるようなことはするな!」
と言うようなことだったと思います。

その時は、「こんなにまじめに対応しているのになんで怒られなきゃいけないんだ?」と思ったのですが、
最大の信頼を置いている上司にここまで怒られたことは、今思えばその時だけで・・・
理由を考えずにいられませんでした。

考えて考えてなんとなくですが、上司の意図がわかりました。
私の仕事は、製造業で、製造業は一人で完結しません。
営業する人、設計する人、製造工程を管理する人、品質を管理する人、製造する人、実際に製品を塗装する人、製品を運ぶ人、などなど
考えるだけでもたくさんの部署と人たちが関わって成立しています。

つまり、チームワークありきだということを言いたかったのだと気が付きました。

たとえ土地が離れていても、海外のローカルスタッフは同じ会社に勤める社員であり、
その国のマーケットをフォローする大切な人であります。

きっといろんな文化の違いや状況があって、毎回毎回ベストなサポートをしてくれることを期待すること自体が間違っているのだと気が付きました。

そんなことを期待するなら、こちらからまずは貢献できるような動きをして、彼らがこちらにサポートを惜しまないような人間関係を構築する方がずっと生産的なのだと気が付き、上司はそういったことを私に教えたかったのだと思いました。

話が大分それましたが、こんな経験もあり、私は、第二外国語である英語を使う時は、出来るだけ丁寧に使うように心がけるようにしました。
感情が不本意に英語に乗っかったりしたら、ちょっと残念というわけで


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