約1年前に地元に帰ってきた。
住んいる場所の近くに、昔親とよく行ったことがあったパン屋さんがあったが、
もうそのパン屋さんは無くなってしまっていると思っていた。
よく車で通りがかるが、行列をなしていることを目にしていた。
昔と同じところにあるパン屋さんだが、外観が変わっていてきっと経営者が新しくなったのだろうと勝手に思い込んでいた。
今朝はたまたま歩いてそこを通った。
ずっと気になっていたがなんとなく入りずらかったので入らないで通過した。
しかし、私がそのパン屋さんの前を通り過ぎた時、パンを買い終えたご婦人が出てきた。
パンを手にいっぱい抱えていらっしゃったので、「ここパン屋さんですよね?まだパンありましたか?」と声をかけてしまった。
そのご婦人は、「もうないと思うよ。人気店だから、でも入って聞いてみれば。」と答えてくれた。
私のそのパン屋さんに対する好奇心は絶頂を迎え、勇気を出してそのパン屋さんに入った。
入ったらすぐにレジにいた奥様と呼ぶにふさわしい店主の方がいた。
私は、パッケージや袋に整然と複数個入っているパンが並んでいたので、「これは買うことができますか?」と聞くと、
「それは、みんな予約なのよね。今日は、もう全て売り切れ、ごめんね。」と言った。
なんかもう一言、二言、会話ができそうな雰囲気だったので、
「こちらは、もう何年やらているのですか?最近できたのですか?」と聞くと、
店主は、「もう30年以上もやっているよ。」と教えてくれた。
びっくりしたが、つまり、私が子供の時に親と来ていたパン屋さんと同じパン屋であることがわかった。
なんでも内装外装を改修して、昔とは違って見えるので、久し振りに来る人は、同じパン屋だと思わないことがあるらしい。
そこからいろいろ会話がはずみ、子供のころにお母さんやお父さんと来てくれていた人が大人になって地元に戻ってきて、
久しぶりに来てくれることがよくあり、私のように違うパン屋さんになっていると勘違いする人がよくいることを教えてくれた。
奥様は、
「私は、見ての通りおばあさんみたいになってしまったけど、そうやって久しぶりに来てくれる人がいるのは、とてもうれしいのよね。」と
にっこり笑って言った。そして、私から見ているレジからは死角になっているパン工房に目をやって、
「あ、これ今焼けたの、これしかないけどこれ買っていく?」と優しく言った。
私は、嬉しすぎて、「買います!ぜひお願いします!」と言って即購入した。
地元のパン屋さんが久しぶりに、こんなステキな形でパンを譲ってくれた。
そして、私が店内から出る時、ドアのところまでその店主の奥様は、私を見送ってくれた。
何てステキな朝だろうか、家について久しぶりに食べるそのパン屋さんのパンの味は、
噛みしめるたびに、焼きたてのパンの風味と一緒に
今朝の出来事と子供のころに食べたパンと思い出を、
私の頭の中に何度も蘇らせた。
それにしてもとても美味しい。
地元のパン屋さんが久しぶりな・・・朝だった。
住んいる場所の近くに、昔親とよく行ったことがあったパン屋さんがあったが、
もうそのパン屋さんは無くなってしまっていると思っていた。
よく車で通りがかるが、行列をなしていることを目にしていた。
昔と同じところにあるパン屋さんだが、外観が変わっていてきっと経営者が新しくなったのだろうと勝手に思い込んでいた。
今朝はたまたま歩いてそこを通った。
ずっと気になっていたがなんとなく入りずらかったので入らないで通過した。
しかし、私がそのパン屋さんの前を通り過ぎた時、パンを買い終えたご婦人が出てきた。
パンを手にいっぱい抱えていらっしゃったので、「ここパン屋さんですよね?まだパンありましたか?」と声をかけてしまった。
そのご婦人は、「もうないと思うよ。人気店だから、でも入って聞いてみれば。」と答えてくれた。
私のそのパン屋さんに対する好奇心は絶頂を迎え、勇気を出してそのパン屋さんに入った。
入ったらすぐにレジにいた奥様と呼ぶにふさわしい店主の方がいた。
私は、パッケージや袋に整然と複数個入っているパンが並んでいたので、「これは買うことができますか?」と聞くと、
「それは、みんな予約なのよね。今日は、もう全て売り切れ、ごめんね。」と言った。
なんかもう一言、二言、会話ができそうな雰囲気だったので、
「こちらは、もう何年やらているのですか?最近できたのですか?」と聞くと、
店主は、「もう30年以上もやっているよ。」と教えてくれた。
びっくりしたが、つまり、私が子供の時に親と来ていたパン屋さんと同じパン屋であることがわかった。
なんでも内装外装を改修して、昔とは違って見えるので、久し振りに来る人は、同じパン屋だと思わないことがあるらしい。
そこからいろいろ会話がはずみ、子供のころにお母さんやお父さんと来てくれていた人が大人になって地元に戻ってきて、
久しぶりに来てくれることがよくあり、私のように違うパン屋さんになっていると勘違いする人がよくいることを教えてくれた。
奥様は、
「私は、見ての通りおばあさんみたいになってしまったけど、そうやって久しぶりに来てくれる人がいるのは、とてもうれしいのよね。」と
にっこり笑って言った。そして、私から見ているレジからは死角になっているパン工房に目をやって、
「あ、これ今焼けたの、これしかないけどこれ買っていく?」と優しく言った。
私は、嬉しすぎて、「買います!ぜひお願いします!」と言って即購入した。
地元のパン屋さんが久しぶりに、こんなステキな形でパンを譲ってくれた。
そして、私が店内から出る時、ドアのところまでその店主の奥様は、私を見送ってくれた。
何てステキな朝だろうか、家について久しぶりに食べるそのパン屋さんのパンの味は、
噛みしめるたびに、焼きたてのパンの風味と一緒に
今朝の出来事と子供のころに食べたパンと思い出を、
私の頭の中に何度も蘇らせた。
それにしてもとても美味しい。
地元のパン屋さんが久しぶりな・・・朝だった。
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