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[食用菊] 食生活について語ろう

2020年11月02日 | 美容ダイエット

・食用菊Chrysanthemum しょくようぎく

  キク科、中国原産。中国では、古くから薬用とし利用しており、日本には、すでに奈良時代以前に薬用、観賞用とし伝来していた。

自然栽培では、9~11月を旬とし主産地は、紫色(延命楽:えんめいらく、もってもほか)の山形、黄色(阿房宮:あぼうきゅう)の青森県南部で特産とし知られる。最近では、抑制栽培(電照栽培)、促成栽培が行われるようになり食用、観賞用ともに年中見られる。
苦味が少なく、独特の風味があり八重咲きの香りのよい大きいものがよい。
花弁をむしり、酢をたらした沸騰したお湯で軽く茹で水にさらし荒熱を取った少ししゃきしゃきとした歯ざわりの残るぐらいがおいしくお浸し、汁の実、漬物、酢の物、サラダ、てんぷらに秋の香りが楽しめる。

生で70gは、茹でて水を切って絞ると100g程度になる。保存食として茹でたものを板海苔状にしたものがあり、生同様に扱ってよく年中楽しめる。

100g中生エネルギー27Kcal、水分91.5g、たんぱく質1.4g、脂質0g、炭水化物6.5g、ビタミンA11μg、ビタミンC11mgを含む。

漢方で肝臓、腎臓の機能を高め眼精疲労、視力の低下の症状改善に役立ち、その他抗菌(杭菊花:こうきくか、白い花)、解熱、降圧作用も認められ、経験的に菊花茶、菊花酒としても利用している。
フラボノイド系フラボン類の黄色の色素のクマリンCoumarinで、芳香性があるテルペン類(カンフェン)が血流改善によく神経細胞を修復し脳の活性化に役立つ。

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