・プロポリスPropolis ぷろぽりす
プロポリスは、ミツバチがユーカリなどのさまざまの植物の木から集めた樹液、樹脂、新芽にミツバチの唾液を混ぜ、さらに密蝋や花粉を加えて作り出したものでバクテリヤ、ウイルスの外敵から守り、巣を衛生的に頑丈にする役目を果たしている。
前面(ラテン語:プロ)都市国家(ポリス)のギリシャ語に由来し紀元前数千年に渡り利用されその歴史はロイヤルゼリーより古いといわれる。エジプトでミイラの防腐剤にまた皮膚病、切り傷に使われていたとギリシャ、アリストテレス(BC384~BC322)の「動物誌」で記している。
蜂ヤニとも呼び同じ蜂関係の産物の蜂蜜はもとより、ロイヤルゼリーよりも採取する量が少なく貴重なものとしている。日本では1985年ごろよりプロポリスの働きの紹介がありブラジルに多く植栽しているユーカリからの樹脂・精油成分を多く含むことから供給が多く注目している。
もともと樹液(樹脂・やに)には、幹の傷を修復したり、新芽を保護する作用、抗菌性があり、蜜蜂が本能的に利用していたもの。またフラボノイドの種類を数多く含み、主成分であるケルセチンは、抗炎症、抗アレルギー、抗がん、止血作用がある。
蜜蜂の生育環境によってプロポリスの成分は大きく異なると思われるがポリフェノールのガランジンGalangin、樹液の松やに、有機酸のp-クマルp-Coumaric acid(ヒドロキシ桂皮酸)、アルテピリンC :Artepillin C(桂皮酸誘導体)、テルペノイドTerpenoidなどを含んで古くより欧米で民間薬として用いていた。
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