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[ロブスターとイセエビ] 食生活について語ろう

2022年12月24日 | 美容ダイエット

・ロブスターとイセエビLobster and Japanese spiny lobsterろぶすたーといせえび

クリスマスや結婚式に大きなエビの類がホテルやレストランで料理として見られています。

ロブスター(オマールエビ)とイセエの表記法が近年問題となったことがありました。ロブスターとイセエビの違いや、海外産のイセエビと国内産のイセエビの違いなどは、一般にはよく知られていません。ここでロブスターとイセエビの定義やイセエビの見分け方について調べてみることと致しました。

ロブスターという名称は広義と狭義の2通りの意味で用いられ、広義では「海底を歩いて移動する歩行型の大型のエビ類」に対して使われています。

イセエビもそのようなエビであり、英語ではイセエビのことをSpiny lobster(スパイニー・ロブスター:棘だらけのロブスター:イセエビ属)あるいはRock lobster(ロック・ロブスター:ミナミイセエビ属)と呼んでおりイセエビは広義的にロブスターに含まれます。

イセエビ属のエビは、発達した眼上棘と第1触角に発達した鞭状部を有しています。外見はロブスターなどのエビ亜目、ザリガニ下目にも似ていますが、アメリカンロブスターとは異なり体色、強大な鋏脚(きょうきゃく)がなく、眼の前にある触角板の棘の大きさと太さ硬さ本数などによってまた、エビとして大型種が多く淡水生の種類はいないこと、幼生期が長いことなどでも区別しています。

 

一方、狭義では、北部大西洋に生息し、大きなハサミを持つ大型のエビ(代表的なものとしてアメリカンロブスターやヨーロピアンロブスターがあります)を指しています。

従いイセエビを広義の意味でのロブスターと呼んで差支えないのですが、狭義の意味での大きなハサミを持つロブスターとは大きく違い、狭義の意味でのロブスターを指してイセエビとは言えません。

伊勢海老は、動物界Animalia、節足動物門Arthropoda、 甲殻亜門、軟甲綱Malacostraca、真軟甲亜綱Eumalacostraca(フクロエビ上目・ホンエビ上目・厚エビ上目)、ホンエビ上目Eucarida(オキアミ目・十脚目)、十脚目[じっきゃくもく・エビ目:甲殻類のエビ、カニ、ヤドカリ類]Decapoda、抱卵亜目Pleocyemata(エビ亜目)、イセエビ下目 Achelata、イセエビ科Palinuridae、イセエビ属(29種)としています。イセエビ科で11属49種ほどを確認しています。

一方ロブスターは、動物界Animalia、節足動物門Arthropoda、 甲殻亜門、軟甲綱Malacostraca、真軟甲亜綱 Eumalacostraca(フクロエビ上目・ホンエビ上目・厚エビ上目)、ホンエビ上目Eucarida((オキアミ目・十脚目)、エビ目Decapoda(十脚目)、抱卵亜目Pleocyemata

(エビ亜目)、ザリガニ下目Astacidea、アカザエビ上科 Nephropoidea、アカザエビ科Nephropidae(ネフロプス科)、アカザエビ亜科 Nephropinae、ロブスター属 ( Homarus) に分類しています。 アカザエビ(藜蝦)は、別名テナガエビ、シャコエビともいわれます。ざりがにの類に属します。

 大西洋のノルウェーから地中海近辺に分布 のヨーロピアン・ロブスター とカナダからカリブ海までの大西洋西岸に分布 アメリカン・ロブスターが知られます。

抱卵亜目Pleocyemata(エビ亜目)のうちで、広義でのロブスターにはイセエビ類を含め多くのエビ類を含み、このうち海に生息するものは4つの下目に分かれザリガニ下目、イセエビ下目、ムカシイセエビ下目、センジュエビ下目で構成しています。

狭義でのロブスターはザリガニ下目のアカザエビ科に含みますが、イセエビ類はイセエビ下目のイセエビ科に含みます。狭義的にはロブスターとイセエビ類は分類学上で離れた存在となります。

伊勢海老は、千葉県以南の太平洋側、九州の浅海の岩礁に生息し季節による移動性は小さく夕方から夜間に歩き回り、貝、ウニなどの小動物を捕獲し餌として漁っています。外殻(がいかく)は、伸縮不能のため成長するにつれ脱皮を繰り返し長生きするもので20~30年生きるといいます。

数量が少なく輸入物(カリブ、アフリカ、オーストラリア)が多く日本では、県別漁獲は現在では千葉県が多いのですが三重での水揚げも多くイセエビといいます。

夏に産卵期を迎えるので保護しており解禁日が場所によって異なりますがおおよそ9月1日から翌年の5月31日で主に冬季に出荷され旬としています。

おいしいもの(旨みの成分:ベタイン・アルギニン)の象徴とされ活きづくりで食感、甘味が程よく刺身、酢のもの、鬼殻焼き、具足煮、グラタンの料理があります。

生100g中でエネルギー92kcal、たんぱく質20.9g、脂質0.4gを含みます。赤色のカロテノイド色素(アスタキサンチン)が茹でる(70℃)ことによって分離されて現われることによるものです。

ロブスターLobsterは、アカザエビ科、ウミザリガニ科、大きなはさみを持っておりアメリカンロブスター、別名オマール(フランス語、ウミザリガニ)とも呼んでいます。ザリガニに似ていますが体長50cm以上にもなる暗褐色で主にアメリカ、カナダの北大西洋の海底を歩行し生息しています。

3月~7月は産卵の時期に当たるため禁漁期としています。日本では、カナダからの輸入が多くなっています。

味や、扱いはほとんど伊勢海老と同じであり火を通すと、鮮明な赤色になります。クリスマスの時期によく見受けられ西洋料理でグラタン、ボイルしたものをサラダ、スープ、炒め物、焼き物に利用しています。

ロブスターは、大きなハサミを持っていることからザリガニの類で、かっちりした感じですが、イセエビには、その大きなハサミではなく、立派な長いひげを特徴としています。

ロブスターの食感は弾力がつよくプリップリ、一方伊勢海老はロブスターと比べると食感 は柔らかめのようです。

*甲殻類 こうかくるい

  大部分は、海に生息するが淡水にいるのもある。食用として重要なのは十脚類(えび、やどかり、かに)が多く、他に、口脚類(しゃこ)、アミ類がある。

魚類、軟体動物(いかたこ)同様、えら呼吸で海老(車海老、イセエビ)、かに(たらばがに毛蟹、ズワイ蟹)の類が主に食用とされる。硬い殻でおおわれ食用とする部分は、5割程度で刺身(えび)、茹で物、煮物、フライにしている。

グリコーゲン(貯蔵炭水化物)、ビタミンB!(代謝促進)を含みまた茹でると赤くなるのは、アスタキサンチン(抗酸化作用)のたん白質からアスタシンが遊離したことにより生ずる。

クリスマスには、ロブスターで、お正月には、イセエビが似合いそうです。

 

ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 

 


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