・メラトニンMelatonin めらとにん
トマト、バナナ、春菊、アメリカンチェリー、ケールなどに含む。脳内でトリプトファン(必須アミノ酸、カツオ、蓄肉の赤みに多い)より体内でセロトニンを昼に生成し、そのセロトニンを経てメラトニンを生成する。脳の松果体に存在する睡眠と休養を促進、成熟を抑制する松果体ホルモンの一種で夜になると分泌が多く昼は少ない。
以前より人は青色波長の多い朝日を浴びると、眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌 が減少して目を覚まし、夕日を浴びると分泌が増加して眠くなることが以前から知られる。さらに概日リズムCircadian rhythm(がいじつりずむ: 体内時計)に深く関係し、深部体温を低くする作用がある。夕方にメラトニンを投与すると不眠の人もよく眠れることがわかっている。
しかし1000ルクスもの強い照明を浴びれば、夜間であってもメラトニン分泌量は低下する。メラトニンは0~5歳くらいまでに多く放出しているが成長ホルモンと同じく、朝日を浴びて15~16時間位すると出始め遅くまで起きているとあまり出なくり、さらに、歳を重ねるほど減ってくる。
欧米では動物由来、合成のサプリメントとして広く使われるが、日本では医薬品扱いで、市販していない。ビタミンB6が安眠、鎮静を促すセロトニンSerotonin の原料となる必須アミノ酸トリプトファンの生成を助ける。ビタミンB12がメラトニンの分泌を調節し睡眠と目覚めのリズムを整える。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。