・アセトアルデヒドAcetaldehyde あせとあるでひど
エチルアルコール(アルコール、エタノール、酒精〈酒〉)の酸化生成物で、無色、果実臭のある引火性の液体。神経系への作用としてアセトアルデヒトは、神経伝達物質であるカテコ-ルアミンCatecholamine(ノルアドレナリンNoradrenaline やアドレナリンAdrenaline)を放出させる。
アセトアルデヒドはさらにアセトアルデヒド脱水素酵素によって酢酸に分解さらに無害な水と炭酸ガスに分解する。長期にわたる大量飲酒は、種々の慢性障害を起こす原因となる。
アルコールを飲んだときに起こる赤ら顔、吐き気、頭痛、心悸亢進、その他の一過性の症状はアルコールの直接作用によるものでなく、アセトアルデヒトが原因としている。飲み始めに血糖値が上がることもあるがこれはアルコールやアセトアルデヒドが交感神経や副腎に作用してカテコールアミンを分泌させ、グリコーゲンの分解が盛んになって一時的な過血糖が起ることによる。下がるのも早い。
タンパク質、ナッツ類をとると吸収を遅らせ胃の粘膜を保護してアセトアレデヒドの吸収を弱くすることができる。
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