・甘草Licorice かんぞう
マメ科、西アジアを主産地とし薄黄色のちょうに似た形の花が咲き、卵型の葉をつけ高さ70cm程度の多年草。
独特の甘味(砂糖の50~200倍)のある根を乾燥させてグリチルリチンGlycyrrhizinが精油され、多くは、食品の甘味料として甘味、塩なれ(塩辛さを相殺する)の食品添加物の調味料として味噌、醤油、ビール、ウイスキーにも利用している。
4月8日の甘茶祭りに使われるのは、APG 分類体系ではミズキ目、アジサイ科、アジサイ属(バラ目 Rosales 、ユキノシタ科 Saxifragaceae 、 アジサイ属 Hydrangea:食中毒の報告アリ)の落葉樹の葉をお茶にしたものが使われる甘茶(甘草)とは異なる。
甘草は、漢方薬としても咳止めに、抗炎(グリチルリチン酸二カリウムDipotassium glycyrrhizate)、鎮痛、鎮咳(ちんがい)、健胃、抗アレルギー、保湿に用いられる。水分を体内に貯留する作用があるため高血圧症では使用を避けた方がよいという。
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