・ガマズミLinden viburnum がまずみ
ガマズミ科(レンプクソウ科・スイカズラ科)ガマズミ属、主に日本を含め東アジアに分布、約150種が知られる。落葉低木、日当たりの良い山野に自生、全体にあらい毛が見られ、葉は対生、広倒卵形で先は尖り、縁は鋸歯(きょし)。枝は折れにくいため、爪楊枝、道具類の柄(え)に用いられていた。ガマは鎌(かま)で、ズミは酸っぱい実、染み(ずみ)の意味で名前の由来ともなる。5月ごろ白い小花が咲き始め、花や実が美しく、観賞用に植えるものが多い。
10月ごろの秋には結実させ、小さな丸い形に酸味が強い赤い実が熟し、やがて甘酸っぱくなり食べられる。ガマズミ属は果実は食べられるものが多く、果実酒に、樹皮を鎮静剤、染料(淡黄色)とし、葉を茶としていた。
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