竜眼Longan りゅうがん
ムクロジ科、インド原産。同じ科でライチ、ランブータンととも代表的な種類のひとつとしている。東南アジア、中国の熱帯、亜熱帯地域を主産地とし、日本でも鹿児島、沖縄、八丈島で少し栽培している。
竜眼は10mにもなる高木、雌雄異株(しゆういしゅ)の常緑樹で春に小さな白い花が咲く。6~8月を旬として果実は、細い長い枝の先に一個づつ数珠球(だま)を垂れ下げブドウの房のように実をつけ、小ぶりにしたライチに似るが直径3cm、5g程度の球形、褐色をして表皮の皮質がアボガドの皮に似る。ムクロジ科の果皮にサポニンを含み洗剤として利用、黒い種がまた羽子板の羽の材料にしている。
果肉は、緑色がかった白色半透明で多汁、独特の芳香、甘味がある。中にある黒い丸い直径1cmほどの種子は、竜の眼に見えることから名前がついたといわれる。日本には、主に乾燥品、缶詰、冷凍、シロップ漬けびん詰で輸入している。
乾燥品100g中でエネルギー283kcal、水分19.4g、たんぱく質5.1g、脂質0.4g、炭水化物72.9g、灰分2.2gを含む。 リュウ ガン(竜眼)は、フルーツ としても生食されるが、果肉を半乾燥させた物が竜眼肉と呼ばれ、漢方で滋養強壮、鎮静に用いている。
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