・南高梅なんこううめ
南高梅(なんこううめ・なんこうばい)とは、梅生産量日本一を誇る和歌山県を代表する品種のひとつで大粒で主たる生産地が和歌山県 の白梅で、その果実は最高級品としている。
明治時代に和歌山県(紀州)の旧・上南部村(現・みなべ町)で高田貞楠(さだぐす)が大粒の梅を見つけ、高田梅と名付けて栽培し、1950年(S25)に高田梅を最優良品種とし認定を受けた。調査に尽力した南部高校の教諭であったことから、高田の「高」と「南高」をとって昭和40年(1965年)に南高梅と名付けられている。
生梅の旬を5月末より6月中旬ごろで出荷のピークは「梅の日」の6月6日ごろから15日ごろになる。直径3cmにもなる大粒(南高:なんこう)の梅で果皮が薄く、種が小さい大粒の実の果肉がやわらかく豊かに実り陽の当たる部分が鮮やかな紅色にそまり非常に良い香りを放つ。
果肉がたっぷりでやわらかく梅干しにすると、とろけるような食感で酸味のバランスが良いなど、ギフトに味、品質ともに梅干し、梅酒に最適な梅としている。 2006年10月27日には地域団体商標制度の 認定第一弾として、南高梅は地域ブランドとして認定に至っている。
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