甕菜Water convolvulus,Kangkong,Water spinach ようさい
ヒルガオ科、熱帯アジア原産、もともと熱帯の池や川に浮かんで生える多年生水生植物でサツマイモの仲間だが芋は作らず、耐暑性で繁殖力があるが耐寒性はない。東南アジアで昔から食べられている野菜で、中国との国交正常化以来盛んに導入され中国野菜といわれており、エンサイ、クウシンサイ(空心菜)の別名がある。
沖縄では古くから栽培している。5月頃より種をまき、草丈20㎝以上になって、生え際から5~6㎝残して収穫、長さ35cmにもなる、つる性の茎が空洞の植物で秋に白または淡紅色の朝顔に似た、らっぱ状の花を咲かせる。寒さには弱いので、日本での露地栽培では、11月には枯れてしまい、7~9月にかけて淡緑色の笹の葉のような細長い葉形で蔓(つる)先の柔らかい若い葉茎を摘み取り食用とし旬とする。炒め物、汁の実、お浸し、和え物、付け合せに利用している。ビタミンAが720μg/100g中含んでおりほうれん草の700μg/100gに劣らない。
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