・赤ムツBlackthroat seaperch あかむつ
スズキ科、ホタルジャコ科(1994年より)日本海側の新潟以南から西日本の水深100m~200mの砂泥底に多く生息、暖海性の魚で目が大きく犬歯があって甲殻類、魚類を餌としている。
体型は側扁(そくへん)して赤い体色がきれいな長卵形、腹部は銀色を帯びている。背鰭(せびれ)の中央に深い切れ込みがあり第一背鰭の棘の数などで区別される。体長20~40cm、重さ500g~1kgの深海魚で一般的に赤むつとして知られる。
体表がピンクがかった赤色で口の中を覗くと黒いことからのどぐろ、あかうお、ともいわれる。ムツと名がついているがムツ科でなくムツ科は、メロ(以前はギンダラ・ギンムツとしていた)をさすこともあるがこれはアイナメに近くムツ科は、むつ(黒ムツ)がある。
アカムツの産卵期が初夏で白身でやわらかく油が多い。ムツの名の通り特に1月(睦月)で秋から冬11~翌年の2月にかけて美味しくなり旬とし高級魚として身離れが良く塩焼き、刺身、煮付け、蒸し物干物としている。身が軟らかいので加熱し過ぎると煮崩れしてしまうことがあり注意する。
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