ヤーコンYacon やーこん
キク科、中南米アンデス原産。先住民の間で古くより栽培、生のまま皮をむいて食用とし、貴重な栄養源になっている。
宿根草で高さが1.5mほどに成長、葉は、ひまわりに似る。地下の部分に形がさつま芋に、歯ざわりは梨のようなみずみずのある芋の部分を根菜とし利用する。
日本には1985年にニュージーランドを経由して導入、葉は対生、晩秋に黄色の花が咲き、冬季に地上部は枯れる。芋の部分が10月頃より翌年の1月頃まで収穫できる。
やや冷涼な地域での栽培がよく福島、山形でお茶、ジュース、漬物、きんぴら、炒め物、天ぷらとしている。
生100g中でエネルギー54kcal、水分86.3g、タンパク質0.6g、脂質0.3g、炭水化物12.4g、灰分0.4gを含む。成分的に菊芋に近く、でん粉、たんぱく質は少なく、ビフィズス菌を活性化させるフラクトオリゴ糖を最も多く含み甘みがあり、低カロリーでポリフェノール、食物繊維、ミネラルが多い。血糖値抑制するとし健康食品にも用いる。
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