・米粉Rice flour こめこ
新型コロナウイルスの感染拡大、ウクライナへの侵攻で小麦の主要輸出国が輸出規制を行ったことから、小麦などの輸入食品価格の高騰(こうとう)により、自給率ほぼ100%の米が見直され、うるち米の米粉を使った製品が次々に登場しています。
米の自給率はほぼ100%であるものの、小麦粉の自給率は直近10年で11〜16%と低い水準です。
米の生産量も消費量に合わせて減少しており、食料全体としての自給率を考えるのであれば、望ましい状態とは言えません。
従来の米粉としては、ビーフン、上新粉(180ミクロン程度:うるち米原料) 、白玉粉(もち米)がありますが粒子が粗くパンには向きませんでした。
家庭用薄力粉が1キロ当たり250~300円
米粉の価格は1キロ当たり550円~1200円
米粉麵と小麦粉麺の価格の比較100g当たり
米粉乾麵:120~300円
小麦粉乾麺:60~70円
1990年ごろから舌触りと滑らかさをだす微細製粉(60~70ミクロン程度で一般的な小麦粉と同程度)技術を開発し、さらに小麦粉の値上がりで価格差も縮まってきているというのですが。
農林水産省によると、学校給食で米粉パンの利用が倍増しており、輸入飼料の高騰、安全性からも国産米入りの家畜飼料も注目しています。
最近では🍞米粉パンとしてあんぱん、米粉ロール、ミニクロワッサン、ナン、米粉パンチーズ、焼きカレーパンなどが40~240円程度、米粉食パン1斤(340g~360g)1,000円、米粉1袋300g入りで、希望小売価格はおよそ252円ぐらいで手に入るようです。
食感がもちもちしている、しっとりとした感じでおいしく、また食べてみたいと好評です。米粉は小麦粉に比べ必須アミノ酸が多く揚げ物はサクサクとした仕上がりになるようです。乳製品や卵は使わずに利用すればアレルギーの方でも安心です。
米粉パウダーは小麦粉のかわりに使える?天ぷらも大丈夫なの?【お料理実験室】|はぴもりマガジン (hapimori.xyz)より
現在のところパンなどの用途向け米粉は一般店舗では入手しにくく、通信販売が主流となっています。
他にちぢみ、 バームクーヘン、パウンドケーキ、クッキー、ピザ、麺などがつくられています。
※1ミクロン(μm)は、1000分の1ミリメートル
米粉100%の🍞食パン(本、ネットなどを参考にして記載しています)
《主な材料》
米粉(グルテンを加えることもあります) 200g
ドライイースト 4g(小さじ1強)
砂糖10g(大さじ1)
食塩4g(小さじ1)
オリーブオイル 5g(さじ1強)
なまぬるの湯 200CC
《作り方》
1)ボウルで材料をよく混ぜる。
2)ボウルにラップをかぶせ、発酵させる。50度の湯で10分間湯せんする。
3)さらに、よく混ぜ合わせ、ガスを抜く。
4)パン型に移し、ラップをして少し寝かせてから電子オーブンは230度に予熱して30~40分焼く。
5)焼き上がったら金網、ザルなどに置いて余分な水分をとばして冷ます。
店頭で米粉を使った製品があったら是非試してみる価値ありですね。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。
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