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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[食器]食生活について語ろう

2024年08月18日 | 美容ダイエット

・食器Tablewareしょっき
 メラミン食器と環境にやさしい食器の紹介です。
 主に食器に用いている素材にはプラスチック・ガラス・土・金属・紙・木などで、副素材には安定剤・充填剤じゅうてんざい(木粉、パルプ、ガラス繊維など)・紫外線吸収剤・釉薬(ゆうやく:うわぐすり)・蛍光剤・フィルムを張り付けるラミネート剤・うるしなどを用いているようです。
 プラスチックは、軽くて割れにくいうえ、質感、重量が程よく汚れが落としやすく、さらに安価なのが大きなメリットで多用しています。 特にメラミン製では、その特徴から、家庭内だけでなく外食産業や病院、学校などでも広く使われます。
メラミン食器は、「メラミン樹脂」というプラスチックを素材とした食器のことで 耐熱温度およそ120度、熱変形温度180℃ほどで奨励温度100℃として熱いものを入れても食器自体が熱くなりにくいのも特徴としています。
陶器に似た感触感覚がありますが、汚れを落としにくく、金属や陶器に比べ柔らかで、耐熱温度を超えてくると高温で食器自体が熱せられ、最悪の場合焦げつきヒビ割れすることもあり取り扱いには注意しましょう。
ポリプロピレン(耐熱温度120~160℃)が熱を加えると柔らかくなるのに対し、メラミンでは硬くなります。
メラミン食器は塩素系漂白剤では、黄ばみが濃くなってしまったりしてしまう場合があります。酸素系の漂白剤を用いて漂白しましょう。黄変してしまったものは、還元剤(ハイドロサルファイト、シュウ酸[劇物譲受書にご記入が必要])処理である程度回復できるようです。さらにホルムアルデヒドを含むことから高濃度のホルムアルデヒドには、吸気摂取動物実験により発がん性を認めています。規格基準では溶出を4ppm以下に、設定しています。
2008年(平成20年)、メラミン混入の粉ミルクが原因と思われる乳幼児の腎臓結石等の被害が中国で発生、日本でも、中国産の乳・乳製品及び食品添加物、またそれらを使用した食品からメラミンの検出が認められたほか、中国産の卵・卵製品からも検出の報告がメラミン混入の原材料を使用した加工品が見つかった事件がありました。メラミンは窒素を多く含みます。たんぱく質の含量は、通常、食品に含む窒素の量を測定して求めています。生乳の出荷量をかさ増しするため、生乳に水を加えたんぱく質の濃度が低くなることから、それをごまかすためにメラミンを混合していたようです。
このため、輸入時および国内流通輸入食品の検査等の対策強化が図られており、メラミンが検出された食品については国内にあっては、流通の禁止、回収等の措置が講じています。メラミン(C3H6N6)は、構造の中心のトリアジン環(C3H3N3)にアミノ基(-NH2)が3個結合した構造で、1分子中に窒素を6原子含んで、メラミンを牛乳に添加することで簡単に窒素含量を増やすことができ、あたかもタンパク質が多く存在する分析結果を得ることができるようです。

  環境にやさしい食器の紹介として、お皿を洗わなくて済むようにと、紙皿や紙コップを利用する人も多いですが環境汚染や自然破壊につながることを思うと、なかなか積極的に使う気にもなれません。環境を良くし、未来の地球を汚さない、環境汚染から守る、労力が少なくて済むということで開発が進められ作られた食器があります。この食器は汚れを落としやすく、軽い水洗いでもすみます。
蓮の葉の構造をモデルにしています。ドイツのボン大学のバートロットWilhelm Barthlott(1946~)は、?1997年ごろに雨降りの後に常に清らかなハスの葉で汚れが落ちるということを見出し研究開発しています。
そんな蓮の葉のすばらしい撥水性を参考に、耐水性の高い汚れのつかない食器が誕生です。自然からの贈り物、恵みのエコ食器の誕生につながるのです。

 食器として植物の「ハス」の葉の表面を観察して模倣することから食器洗いが軽減できるのではと考えからハスの葉は、その表面が無数のとげに覆われ、葉の表面で水をはじき、全面が濡れることなく、水玉となって転げ落ちます。
そこで食器の材料にセルロースの植物性の繊維、セルロースに熱や圧力をかける特殊な加工をすることで、割れにくくて、軽く、しかしも陶器のような硬い食器を作ることができるというのです。
この食器は、その表面の処理方法にあり、二酸化炭素を高温、高圧状態にして、特殊な流体状態とした超臨界二酸化炭素を用いています。この超臨界二酸化炭素にワックスを溶かし、セルロース製の食器表面に一気にスプレーすることで、特殊な表面処理を施します。セルロース製食器の表面は、陶器とは異なり、繊維状の細かい無数の突起に覆われ、この特殊な処理方法によって、無数の突起を潰すことなく、突起の一つ一つをワックスで覆うことができるようです。
セルロース製食器は、ハスの葉と同じような仕組みで水や汚れをはじき、絡めとるような構造になり、水玉・水気が浮いたような状態で使用済み食器を振ったり、表面を軽く拭いたりすることでほぼ完全に汚れを取り除けています。さらに食器洗浄には、一般に洗剤、そして大量の水が必要となりますが、このセルロース性食器は、洗浄の手間が軽くなり環境負荷の面からも注目しています。

 他にも、自動車の洗車軽減に、ハスの葉の撥水(はっすい)の原理を車体表面、ガラスなどにコーテイングを施してあるようです。また親水では親水は水玉のようには弾かず車の表面にしみ込んだように水と汚れが流れ落ち、便器にも使われているといいます。
さらに、撥水効果が既に、ヨーグルトのアルミニウム製の蓋、調味料類のケチャップ、マスタード、嗜好飲料類の赤ワイン、コーヒーなどが、シミにならない衣類、塗料、屋根材が出回りはじめており大きな技術革新、開発が進んでいます。





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