・胚芽油Germ oil はいがあぶら
おもに、米糠油(脂肪酸90.9gのオレイン酸42.0%、リノール酸36.6%、リノレン酸1.4%)、コーンオイル(脂肪酸93.7gのオレイン酸34.7%、リノール酸50.5%、リノレン酸1.5%)、小麦胚芽油がある。
穀類の胚芽(種子中米3%、とうもろこし10%、小麦2%)より搾油している。いずれも精白米、コーンスターチ、小麦粉と共に得られる。
発芽のために大切な養分がたくさん詰まっているところであり、特に抗酸化作用(油の酸化安定性がある)のあるビタミンEの含有量が100g中で米糠油26.4mg、コーンオイル24.3mgと多く半乾性の食用油、健康食品とし使われる。ちなみにオリーブ油のビタミンEは7.6mg、小麦胚芽32mgとなる。
不けん化物のトコフェロール(ビタミンE)、ステロール類、γオリザノール(米糠油または胚芽油から得られる:フェラル酸エステルとトリテルペンアルコール)類の血中コレステロールの低下作用が認められ更年期障害、精神安定、皮膚の老化予防、酸化防止剤によいとして医薬品、化粧品などにも利用している。
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