2021/9/22
・高校時代の仲良し男子グループが、同級生だった女子に社会人になってからも延々振り回される話。
・「誰があの子を落とすか競争しようぜ」的な男子のノリが結構苦手なので、おそるおそる見守る。
・舞台はメンバーの一人が店長をしている居酒屋。
・転換が凝ってる。タイミングの取り方、時間の飛ばし方、照明や音響のあおり方、都度いろいろ工夫している。自分の見た同劇団の過去作ではあまり見られなかった感じ。
・題材自体は比較的地味めなので、こういうところでバランスを取っているのかも。
・地味と書いたものの、そんな面々をひとりひとり掘り下げていく過程がおもしろいところでもある。
・当たり前と言えば当たり前だけど、それぞれに考えや悩みがある。話が進むうち、ステレオタイプに思えたメンバーそれぞれに色がついて見えてくる。
・そのあたりから自分の苦手意識みたいなものも解消されて素直に楽しめた。
・どこにでもいそうな男子グループの面々を解像度高めに描く作家が女性というのはちょっと不思議。
・男子の解像度高めの部分は、それぞれ演じた役者さんたちの力も大きい。過去作から一貫して、男性陣の掛け合いはリズムがよく変化もあって楽しい。
・それでも、本作に関しては、その男子たちの中心であり、同時に添え物でもある「彩海ちゃん」が一番面白いところだったりする。
・男性陣を振り回す悪女風に見せつつ、誰よりも生きにくそうにしている。
・特別善人というわけでもないし、自分と重なる部分は何もないけど、それでもちょっと同情できてしまう。
・女の子を物理的に落としてどうする。海岸怖い。後で検索したら事故動画いっぱい出てきた。
・まったく世代じゃないだろうに、スラムダンクの影響力はすごい。
・最後のほうは高校時代の人間関係に戻っていく。
・ちょっと前進したようにも見えるし、後退しているようにも見える。
・砂浜に寄せる波のようだと解釈すれば一応タイトルにもつながるのかな。