遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ドストエフスキー『罪と罰』(280p~310p)

2025-03-10 09:57:00 | 罪と罰

 

 

2025/3/8

ラスコーリニコフは常に自首が念頭にあるので、バレてもいいやと行動がどんどん大胆になっていく。

ただ、実際に逮捕されることを自分のこととして認識できていないように見える。

人殺しの妄想をしているうちに実行してしまうし、実行したらしたで心身のバランスを崩してしまう。

行動の結果、自分がどうなってしまうのか、本当の意味で想像できていない。

最初はラスコーリニコフの言動が不規則すぎると思っていたけど、極端な犯罪を起こすような人の行動としては生々しさを感じるようになってきた。

ラスコの目の前で身投げがあったり、馬車に轢かれた人がいたり、とかく物騒なパートになっている。

と思ったら、まさかのマルメ再登場。

ラズのおせっかいを責め立てていたのに、まったく似たようなおせっかいを焼くラスコーリニコフ。

間違ったことはしていないとは言え、妻の気持ちを想像すると絶望的な気持ちになる。

 

◎登場人物メモ。わかるものはページ数もメモ。少しずつ整理していきたい。先に初出。あとは累積分。

〇ポチンコフ:ラスが引っ越し祝いをするアパートの持ち主。地名かも。292
〇パーブシキン:官吏。ラスが引っ越し祝いをする場所に住んでいる。292
〇アフロシーニュカ:ラスコの目の前で身投げした女
〇チート・ワシーリオ:事件があった部屋に住んでいる職人二人の年上の方
〇アリョーシカ:事件があった部屋に住んでいる職人二人の年下の方
〇ポーレチカ:カテリーナ・イワーノヴナの上の娘。ポーレンカ。ポーリヤ。ソーニャは?307
〇イワン・ミハイルイチ:カテリーナ・イワーノヴナのおじいさま。五等文官。308
〇ベズゼメリナヤ公爵夫人:カテリーナ・イワーノヴナが最後の晩餐会であった人。309
〇シチェゴリスキー公爵;侍従武官。カテリーナ・イワーノヴナが最後の晩餐会であった人。
〇リードチカ:カテリーナ・イワーノヴナの下の娘。リーダ。


○アマリヤ・フョードロヴナ・リッペヴェフゼル:マルメ家が住む家の家主。
○アレクサンドル・グリゴーリエヴィチ:警察署の事務官。211
〇アファナーシイ・パーヴルイチ:居酒屋でミコライに事件を聞かせた。237
○アレクセイ・セミョーノヴチ:事務員。ラスコの家を訪ねる。
○アリョーナ・イワーノヴナ:質屋の老婆
○アヴドーチャ・ロマーノヴナ:ラスコーリニコフの妹。ドゥーネチカ
○アマリヤ・フョードロヴナ・リッペヴェフゼル:マルメ家が住む家の家主。
○アファナーシイ・イワーノヴィチ・ワフルーシン:商人。ラスコーリニコフの母に金を貸した。セミョーン・セミョーノヴィチに送金通知を与えた。
〇アンドレイ・セミューヌイチ・レペジャートニコフ:妹の婚約者の同居人。役所勤め。254
○イリヤ・ペトローヴィチ:警察署の副署長。上品な店を経営している夫人と口論。
○イワン・イワーノヴィチ:マルメが話題にした五等官。
○イワン・アファナーシエヴィチ閣下:マルメにとっては神のような御方。
○カテリーナ・イワーノヴナ:マルメの妻。怖い。
○カルル:イリヤの家の庭番。
○コベリョフ将軍:ラズミーヒンの話題に出てくる。210
○コッホ:ラスコの殺人現場に居合わせた二人のうちのひとりとして警察署で話題。のちに拘留。
○カペルナウモウ:仕立屋。ソーニャが住まわせている。
○コーゼル:錠前屋。金持ち。
○ザミョートフ:事務員。ラズミーヒンの話題に出てくる。211
○ザルニーツィナ:八等官未亡人。ラスコーリニコフから借用証書を受け取った。
○シェパーロフ:商人。事務員をラスコの家に派遣した。202
○スヴィドリガイロフ:ドゥーニャを乱暴に扱った挙句、言い寄る。のちに反省。
○セミョーン・セミョーノヴィチ:ラスコ母からの送金通知を受けた。
○セミョーン・ザハールイチ:たぶんマルメのこと?
○ゾシーモフ:医者。ラスコを診察した。203
○ソーニャ・セミューノヴナ(ソーネチカ):マルメの娘。娼婦。
○ダーリヤ・フランツォヴナ:性悪のゴロツキ女。
○ドゥーニャ(ドゥーネチカ):アヴドーチャ・ロマーノヴナ
〇ドゥシキン:百姓。居酒屋を経営。警察に出頭。
〇ドゥクリーダ:酒場でラスコに酒代をねだった女。274
○チェバーロフ:七等官。ラスコを訴える片棒。腕っこき。213
○ナスターシャ:ラスコーリニコフの住む下宿の女中。ペトローワ?211
○ニコージム・フォミッチ:区警察署長。
○ハルラーモフ:ラズミーヒンによるとラスコが住んでいた元の下宿。人名?210
○パーシェンカ:下宿のおかみ。211
○ピョートル・ペトローヴィチ・ルージン:ドゥーニャの婚約者。七等文官。45歳。財産を抱えている。
○ブッフ:ラズミーヒンがハルラーモフと間違える。人名?210
○プリヘーリヤ・ラスコーリニコフ:ラスコーリニコフの母親。
○プラスコーヴィヤ・パーヴロヴナ:ナスターシャ曰く、ラスコーリニコフを警察に訴えようとしているらしい。207pにラズミーヒンの話にも出てくる
○ヘルヴィーモフ:本屋。おそらく店名。人名かも。191
○ヘンリッタ:イリヤの話に出てくる。殴られた。
○ペストリャコフ:学生。ラスコの殺人現場に居合わせた二人のうちのひとりとして警察署で話題。のちに拘留。
○ポコレフ:ラスコーリニコフにアリョーナの質屋を教えて、ハリコフに帰った。
〇ポルフィーリイ・ペドローヴィチ:法律家。ラズの引っ越し祝いに参加予定。
○マルメラードフ:九等官。官吏崩れ。酒場の酔っ払い。
○マルファ・ペトローヴナ:スヴィドリガイロフの妻。ドゥーニャの悪評を広める。のちに反省。
〇ミコライ・デメンチェフ:ペンキ職人。ドゥシキンに金の耳輪などを打った。234
〇ミトレイ:ミコライと一緒にペンキ職人をしている。ミチカ。239
○ミコールカ:ラスコーリニコフの夢に出てきて馬車の馬に乱暴する御者。
〇ユーシン:商人。妹の婚約者が当面の住まいとして用意したアパートを経営。
○ラウィーザ・イワーノヴナ:ラスミーヒンの話題に出てくる。215
○ラスコーリニコフ:ロジオン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフ
○ラズミーヒン:ラスコーリニコフの大学のころの友人の一人。地主の息子。ワシーリエフスキー島にいる。正しくはウラズミーヒン。ラスコのために手形を買い戻した。
○リザヴェータ・イワーノヴナ:アリョーナの義理の妹。35歳。
〇リッペヴェルフゼル夫人:家の持ち主。妹の婚約者の今の住まい。254
○ルイザ・イワーノヴナ:ラスコが警察署に出頭した時に室内にいた。ラウィーサとも呼ばれる。
○レベジャーニコフ:ソーネチカを侮辱してカテリーナを殴った。
○ロジオン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフ:本編の主人公の。母親からはロージャと呼ばれている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする