遠藤雷太のうろうろブログ

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劇団雌猫『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』

2018-12-18 00:27:15 | 読書感想文
だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査
クリエーター情報なし
柏書房

2018/12/14

メイクに対する意識を複数の女性に聞き出してまとめた本。

男女平等とは言うものの、その前提とはあまりにかけ離れている分野がメイク、というか美容全般。

自分は世の中の男性の中でも特にオシャレには興味関心のない人間なので、身近なのに全くの異文化。

自分が女性だったら、たぶん世の中生きていけない。

ただ、それは自分が男性だからではなく、本書を読むと同じような意識の女性もたくさんいることがわかる。

同調圧力と言ってしまえばそれまでだけど、本書ではその圧力をうまく自己の推進力に変えている人が多い。

人目を気にしている割に外見に無頓着な自分には、ライターの長田杏奈さんの「美容は自尊心の筋トレ」という言葉が響く。

全員素直に憧れる。

メイクは自己表現でもあるから、『ガザの美容室』を観た時にも感じたけど、人間らしさの象徴でもあるんだなと思う。

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