2025/2/27
このパートのポイントは主に3点。
・妹の婚約者に怒り心頭。
・酔っ払いの不良少女と出会う。
・ウォッカ飲んで寝たら変な夢を見た。
主語はすべてラスコーリニコフ。
彼は学生だと思っていたけど、元学生だった。こういう思い込みからくる勘違いはたくさんありそうなので、都度修正していきたい。
学生時代はまあまあ優秀だったものの、友人らしい人はほとんどいなかったという。
面倒臭そうな人柄は学生からのようだ。
今はどうやって暮らしているんだろう。まさかほんとに仕送りオンリーなんだろうか。
ラスコーリニコフが言葉を尽くして妹の婚約者に対して怒っている。執拗に否定的な言葉が続く。その理屈の妥当性は正直よくわからないけど、その熱量が逆に怪しい。
自分自身の後ろめたさを怒りに変えていると受け取ってよさそう。それなら理解できる。
さすがに新しい登場人物はあまり出てこない。
いまのところ変な少女には名前がない。近未来の貧しい日本と重なる部分がありそうだと思っているので、東横で売春やってる未成年みたいなイメージなのかもしれない。違うかもしれない。
意識不明嶺の女子を遠巻きに見る中年紳士の様子が生々しい。これがこの時代のロシアだけのこととは思えない。
新しい登場人物ではないが、急にアファナーシイ・イワーノヴィチ・ワフルーシンの名前が出てきて慌てる。メモしてて良かった。そんなに重要人物ではなかった。
登場人物情報更新。
○アヴドーチャ・ロマーノヴナ:主人公の妹ドゥーネチカのフルネーム。
○ロジオン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフ:本編の主人公のフルネーム。母親からはロージャと呼ばれている。
○ラズミーヒン:ラスコーリニコフの大学のころの友人の一人。ワシーリエフスキー島にいる。
○ミコールカ:ラスコーリニコフの夢に出てきて馬車の馬に乱暴する御者。
次は夢の続きから。
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