2025/2/25
何度目か忘れたがまた『罪と罰』を読み始めた。
忘れた序盤に戻って読み返すのがもう嫌になってきたので、30ページずつ感想を書いていくことにする。
テキストは工藤精一郎訳の新潮文庫。
本編は5ページから始まるので、5~35Pまで。
登場人物が結構出てくる。覚えたつもりでも読み進めていくうちに忘れてしまい、無理やり進もうとすると話についていけなくなる。まずはその点を何とかするべく、ここまでの登場人物をメモしておく。
○ラスコーリニコフ:本編の主人公。学生。
○アリョーナ・イワーノヴナ:質屋の老婆
○リザヴェーダ:(おそらく)アリョーナの妹
○マルメラードフ:九等官。官吏崩れ。酒場の酔っ払い。「貧は罪ならず」というこの人が言ってさえいなければ名言。マルメ。
○カテリーナ・イワーノヴナ:マルメの妻
○レベジャーニコフ:ソーネチカをばかに侮辱してカテリーナを殴った。
○アマリヤ・フョードロヴナ・リッペヴェフゼル:マルメ家が住む家の家主。
○ソーニャ・セミューノヴナ:マルメの娘。娼婦。ソーネチカ。
○イワン・イワーノヴィチ:マルメの話に出てきた五等官。
○ダーリヤ・フランツォヴナ:性悪のゴロツキ女
○カペルナウモウ:仕立屋。ソーニャが住んでいる。
○イワン・アファナーシエヴィチ閣下:マルメにとって神のような御方。
書き出してみると、マルメが意外と重要人物。
わからくなったら、ここに戻れば思い出せるだろう。
かなり雑な人物紹介なので、頃合いを見て更新したい。
ラスコーリニコフは、何か大それたことをしようとしているが、なかなか決心がつかないらしい。
うすらぼんやりとしたあらすじは記憶にあるので、彼が何をしようとしているかは知っている。
要するに芥川の『羅生門』のようなことだ。
屋根裏部屋のようなところに住んでいるし、質屋で金を借りては、質を流す流さないでグダグダ言っているので、裕福ではないのは明らかだが、学生らしく、働いている様子もない。
召使いのような女中はいる。今の日本人から見ると奇妙。
社会全体が貧しい感じなので、近未来の日本はこんな感じなんじゃないかと思ったりする。
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