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2011/8/20
男四人、ラスベガスへ婚前旅行(アメリカではよくやるらしい)。
酒とクスリで記憶を無くし、朝のホテルで目覚めると、荒らされまくった部屋の中になぜかトラと赤ん坊。そして花婿が行方不明。
もう結婚式まで時間がない。
このシチュエーションだけでまいってしまう。
行方不明の花婿を探して残された三人が、昨晩なにをやらかしたのかを追跡する。
話はテンポよく進む。ゲラゲラ笑いつつ、見終わって見事に何も残らない。エンタメ作品のお手本。
ただし、作風は下品。
まさに成人男性のための映画。
人間誰しもオンとオフがある。
彼らが女性の前や職場で見せる顔をオンだとすると、酒飲んではしゃいでいる姿はオフ。
オフ状態の彼らは、男の下品な部分を凝縮してこれでもかというくらいに見せつける。
主要メンバーのオフ顔は、同性から見てもガッカリする。
なまじありそうな醜態だけにつらい。
それぞれの謎「なぜトラがいるのか」「赤ん坊は誰の?」「歯が抜けているのはなんで?」などなどが、ピタゴラスイッチみたいにもっと連鎖反応で続くのかと思ったけど、その辺はあんまり意識してなかったみたい。細かいところでつながってるのかもしれないけど、その辺はよくわからなかった。細かいところはエンドロールまでお預け。
何回か見たらわかるのかもしれないし、もしかしたら、吹き替えで見たら印象変わるかも。
もしくは、もともと二日酔いで記憶をなくす話なので、全部説明しなくてもよいという判断なのかな。
その代わりというわけじゃないだろうけど、それぞれの回答がぶっとんでいる。コンビネーションでなく、パンチ力で勝負している。
矛盾した言い方だけど「いかにバカバカしくするか」ということにありったけの知恵を結集している。ただ面白くするだけなら必要ないような手間をかけている。
この設定を日本に置き換えるのは可能なんだろうか。
出来なくはないだろうけど、どうしてもスケールが小さくなっちゃうんだろうなあ。ヒマなときに考えてみよう。
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