2018/10/31
・ねじまきロボットαが、何でも食べるバクバクと友だちになる話。
・このシリーズを前に見たのが4年前。2回目。
・自分は開演ギリギリに到着したけど、会場内、すでにアットホームな雰囲気が出来上がっていた。
・人形劇と演劇の中間くらいの見せ方。人形を操る人のほうもガンガン演技しているので、最初のうちはどっちを見たらいいのか迷う。
・慣れてくると、人と人形が4:6くらいで見られるようになってくる。たぶんこのくらいのバランスで見るのが一番おもしろい。
・その中でもアルファーやツギハギはビジュアルがしっかりしているので、役者さんの顔が近くあっても両方楽しめる。
・反面、バクバクは馴染みの薄いシリーズゲストでもあるので(たぶん)、キャラクターを前面に出して、役者さんはあまり出しゃばらないようにしている。
・そういう細かい調整はたくさんしてそう。
・バクバクが空き缶に話しかけるところ。悪ではないけど、人間的な基準をあんまりわかっていない感じが人外っぽくて好き。
・ツギハギがかわいい。なんだかんだでアルファーが一番かわいいと予想していたので、うれしい不意打ち。
・足が遅いのはベタなギャグなんだけど、大人目線だとその不憫さが堪らない。
・体があまり動かないのも、いちいちアルファーに置いていかれるのも、ちょっと薄汚れたところが味なんだと思いたい感じも、大人の感情移入先として申し分ない。
・あと、膝裏のメカ感もかっこいい。
・結構シビアなテーマにも踏み込んでいて、人間側の行動にはギョッとする。
・主なお客さんである子供たちに対して容赦してないテーマなのは好み。大人でも解決できない問題を取り上げて子供に見せるのは結構勇気のいることだと思う。
・ただ、バクバクが美味しく食べてるんならそれはそれでいいんじゃないのとは思わないでもない。
・「そりゃあ腹が減ったら多少体に悪いものでも食べちゃうよね」と変なところで共感する。
・確かに「彼は人間の犠牲になったのだ」という構図のほうがわかりやすいけど、意図的なのかどうなのか、そのへんは微妙にズラされている。
・最後のシーンで「あれ、君はそこにいていいんだ?」と思ったけど、あくまで「お話」であるということは形式からも強調されているし、そういう塩梅なんだと納得する。
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