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有森 裕子 | |
メディアファクトリー |
2011/1/12
1997年。アトランタ五輪で銅メダルを取ったのが1996年だから、その翌年の刊行。
有森裕子のフォト&エッセイ。
マラソン好きな人ならよく耳にするであろう「ボルダー」という土地の写真をたくさん見ることができる。「アメリカっぽいダイナミックな自然」という雑なイメージそのままの風景だった。
影響受けやすいので、今いちばん行きたい外国がボルドーになった。
アトランタ直後の生々しい気持ちの描写なんかあるかと思ったけど、そういうのは控えめ。
それでも「運がなかったら、やはり私には何もないのだな」というハタから見れば「んなわけねえだろ」ということを、割と真剣に悩んでた部分に説得力を感じる。
装丁を見ても表紙はシューズの写真だし、自然や小物のフォトが多い。案外、本人の写真は少ない。そういう実はネガティブな人柄も反映しているのかな。
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