人生は邂逅なり

新たな出会いを求めて

★2018年9月の探鳥会

2018年09月03日 | 野鳥

暑い日がまだまだ続きますが、台風21号が明日やってきそうです。福岡への影響はほとんどないようで雨もあまり期待できないようですが、影響の予想のある地域の方は非常に強い台風です十分注意してください。

9月1日は地域の夏祭りの打ち上げでした。今年から会場や夜店の出店など祭りの形式も大幅に変えて、たくさんの武区民の参加で大変な盛り上がりでした。前年度役員時の祭り形式変更の提案者の一人としてお手伝いしましたが、雰囲気的にどうやら来年もお手伝いしなければならないようです。

 

昨日は9月の探鳥会でした。いつもの集合場所は地域の方たちが草刈り機を使っており、急遽集合場所を大学のグランド横に了解を取って変更しました。

 

昨日の恵みの雨の後ですが、今日は快晴となっています。帽子を忘れたことに気づき、いつも声をかけてもらっている森さんが、車の中で予備の帽子を探してもらっていると、南さんが「これを使ってください。いっぱいあるから遠慮しなくていいよ。」と気遣いまでしてくれ、真新しい帽子を貸してくれました。

 

リーダも到着していつもの自己紹介です。本日の参加者は23名です。

 

クリークには篭脱け鳥のコブハクチョウが餌をもらえるのかと近づいてきます。3年ほど前から住みついていて餌にはありついていそうですが、仲間のいない一人だけはさぞ寂しいことでしょう。

 

この時期は小さかったカルガモの雛も大きくなって、遠くからだと親と当歳の子の見分けも着きません。その中には何らかの事情で繁殖地に行けなかった越夏のコガモも一羽連添っています。メイン会場の干潟へ急ぎます。

 

一昔前までは、旅鳥または留鳥・迷鳥としてまれに記録される程度であったそうですが、珍しい2羽のセイタカシギを確認しました。コンパクトカメラでの望遠のため見にくいと思いますが、写真の〇印の鳥です。上の写真の方は足の色がピンクの状態で幼鳥と思われ、さかんにエビやカニなどの甲殻類・小魚・ゴカイなど首を振りながら歩いて捕食しています。

 

地味な鳥が多いシギ類の中で、コントラストな目立つ体色とかわいい顔です。特徴の脚の長さは干潟などの浅瀬で競合する、他のシギ・チドリ類よりも深い場所にまで足を延ばし広い餌場を確保できます。写真は「日本野鳥の会」バードファンより https://www.birdfan.ne

 

ベテラン会員の皆さんはムナグロかダイセンか?小さな特徴をとらえて鳥を特定しています。近くへ来てくれればわたしでも判明できるのですが、なんせ30-50mも離れた場所ですから素人目のわたしには難解です。

 

魚好きのわたしにはクリークはもちろん、干潟の浅瀬に住んでいる魚も非常に気になります。干潟にはいくつものくぼみがあります。このくぼみは小さいころ田舎の浜でたくさん見てきましたが、チヌ(クロダイ)がエサ取りのために掘った穴に違いありません。

 

チヌは雑食性ですが元来岩交じりの砂底の生物を好むボトムフィーダー(底から食べる者)と呼ばれています。砂底や泥底に穴を掘ってカニや二枚貝を噛み砕いて食事をします。

 

午前10時前、日差しも強くなりました。川の中には夏の旬「土用しじみ」を取る方がいます。

 

鳥の少ない時期ですが、いつもと変わらない2時間が経過しました。リーダの「帰りましょうか。」・・・・

 

今日は帽子のおかげで快適な探鳥会となりましたが、帽子の中はわたしの汗でぐっしょり濡れています。このままお返しするわけにもいかず、南さんにお話しすると、「まだほかにもたくさんあるので、差し上げます。遠慮なく使ってください。」と言ってくれます。まずこの場は「ありがとうございました。」

 

この地域の稲穂は酷暑渇水のためでしょうか、枯れた穂も見られます。大きな不作でなければよいのですが・・・・

 

鳥のすくない時期ですがたくさんの会員の方が参加しています。ただ、会員の皆さんのお話を聞いていると「○○さんは探鳥会もいけなくなって退会したそうよ。」など、ここも高齢化が進み今後の会の運営に影響が出てくるようで心配です。

 

最後の鳥合わせでは35種類の野鳥が観察されたそうです。おかげさまで今日も勉強させていただきました。来月からサマータイムがおわり朝の9時からとなります。

 

あらいよー けんぬっかひに ぼうしをもってこんで じやっどん みなみさんが 「ぼうしーかすっで」 ちゅてくれて わっぜたひかった  あいがとさげもした。

なんてことだ こんなに暑い日に 帽子を忘れて しかし 南さんが 「帽子を貸してあげる」 と言ってくれて 大変助かりました ありがとうございました。