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今年もカササギ(カチガラス)が近所の電柱に巣掛けしています。巣材に針金を使用したものがショートして停電の原因となることがあるため、これまでも幾度も撤去されていますが、毎年これを見るたびに胸が痛みます。
カササギは世界的には広く分布しているものの、日本では主に九州北部で生息しています。「カササギ生息地」が国の天然記念物に指定されてはいますが、絶滅を危惧するような状態にはまだ無いようです。写真は日本野鳥の会「フォトギャラリー野鳥写真図鑑」より
3月17日は「糸島植物友の会」の野草食会に出かけてきました。以前から登山やハイキング・散歩での草花の名前を知りたくて、山野草のポケット図鑑など入手していました。しかし、多種類の草花を調べるのには最初の検索ワードが肝心で、幾度となく実物の観察の経験を積む必要があります。そこで今回木工作家の品川さんの紹介で、「糸島植物友の会」を紹介してもらいました。
集合場所は家から10分ほどの神社です。場所に着くと仮の駐車として道路横に止めさせてもらいます。
神社のクスの大木にはカササギが巣掛けしていました。
この団体も、ご多分に漏れず年配の方たちがほとんどのようです。
中にひときわ若い青年たちが・・・・近所の高校の生物クラブとか・・・・リーダの方の母校で、この会発足の母体となったクラブとか・・・・
リーダの挨拶です。本日はわたしを含めオブ参加の人たちも多く、福岡市内からの参加者もいて総勢60数名だそうです。
ここ瑞梅寺(土地名)の春の里山の風景を楽しみながら、春の食べられる野草を採取し、調理して春を感じてもらう企画です。品川さんの奥様から野草の紹介です。
食べられる野草と、注意しなければならない野草です。
車での参加の方は先に車で、野草を散策しながら摘んでくる方たちの合流地点へ向かいました。
川沿いの広場に車を止め、私たちも山菜を摘んでいきます。
犬の散歩で汚れたヨモギを嫌い、犬が入り込むことのないような場所で摘んでいます。
ツワブキを発見しました。
田舎の鹿児島では母ちゃんたちは2月ごろから、毎日のようにこのツワブキの採集に出かけ、近所の方たちと井戸端会議をしながら、渋で真っ黒な手になりながらも、都会に住む子供たちへ田舎の春を届けるために皮剥きをしていました。50数年前、姉ちゃんと姪っ子たちと、近くの山から取ってきたツワブキを皮剥きしている母ちゃんです。今は田舎の兄ちゃんも母ちゃんと同じようにツワブキ取りが大好きなようです。
1時間ほどでツワブキやヨモギ、ノビルなどで袋も一杯になりました。歩行採集の方たちもそろそろ到着の頃です。
カワラヒワが電線にちょこんと座り、再び餌探しに田んぼへ降りるため、私たちが立ち去るのを待っています。
昔は小学校の分校だった野草会の会場へ着きました。すでに会員の方が調理の前準備を朝からやっていたそうです。ありがとうございます。
右側ブルーシートでは、取ってきた野草を種類ごとに仕分けていきます。なお、私を含め野草の知識が薄い方もいて、会員の方が食べられるのかチエックしてくれています。
高校生4人組と、会員の方とわたしは、ノビルの泥を洗い、球根から伸びた根を落とし、枯れた葉をむしるなどして、調理する状態にしていきます。半端ない数で苦労しました。
参加者が60数名とのことで、時刻は11時過ぎで昼食開始まであまり時間をかけられないこともあり、調理のお姉さま方はテンヤワンヤの状態です。
またこちらでも取ってきた野草の調理の下準備です。
今日の野草の献立のようです。
わたしたちが苦労して下準備したノビルが茹で上がりました。食欲をそそる彩に茹で上がりました。
本日とってきた野草の紹介です。
中にはお腹を壊す野草もあったようです。
お汁はヨモギ団子汁です。エメラルド色がきれいな団子に仕上がっています。
天ぷらも出来上がりました。
おいしそうに揚がっています。
こちらは和え物類
12時30分、野草料理の出来上がりです。
すこしづつ持ってきた器にいただきます。野草食バイキングです。
びっくりしたことは、会社の先輩OBの方3名が会員さんで挨拶させてもらいました。次回は北九州の平尾台でのバスツアー野草観察会とのことで、再度ご一緒させていただくこととなりました。
今日のお昼御飯ですが・・・・本音・・・・美味しいとは思いません・・・・帰りにラーメン屋に立ち寄る私がいました。
食事もそろそろ終わります。
今度は後片付けのお手伝いに入ります。
福岡は昨日の3月21日に桜の開花宣言がありましたが、分校跡のソメイヨシノもあと一週間もすれば見事な枝ぶりとなるのでしょう。
あっという間に、後片付けも終わりとなりました。
会長の挨拶で、本日の「糸島植物友の会」での野草食会も終わりとなります。
快晴の天気にも恵まれ、小春日和の野草食会となりました。先輩との再会もあり楽しい一日となりました。ありがとうございました。
「かわむいで しぶいろなった かあちゃんのてと つわんにおいが なっかしか」
(ツワブキ)皮むきで 渋色になった 母ちゃんの手と ツワブキの匂いが 懐かしくよみがえります。
また、姉ちゃんに言うとくわ。
(民子)
これは私と美穂姉ちゃん、若いお母さんですね。
しばらく、お婆ちゃんとツワの話で盛り上がりました。