横綱部屋

よこづなへや

まあその後特に変わったことはなかったんだけど

2010-08-16 23:04:01 | Weblog
特段霊感が強い方ではないけれど、これまでに何度かは
「あれは何だったんだろう」という経験をしたことはある。
昨日テレビで日本怪談百物語という番組が放送されてたのを見て思い出した、
あたしの身にも纏わる短い不思議話をひとつ。
これ過去にも書いてたことある気もするのでかぶってたらすいません。



高校生の頃だったと思う。
外はもう暗かったから8時とかそれぐらい?
家に帰ってきて玄関を上がると、
2階から「づなちゃーん」と聞こえてきた。
母か。



「なー?」(「なにー?」を略)



おなかもすいてるので、まずは台所に行っておかずの一品でもつまみ食いしてから
上にあがろうと思って階段の前を素通りしようとしたところ再び



「づなちゃーん」。



「はー?」



たぶん部屋にいてドアを閉めてるのだろう、ちょっとこもった声で聞こえてくる。
もー何?急ぎの用?


仕方がない、先にそっち行くか。
階段をあがってるともう1回、今度は近くで


「づなちゃーん!」



聞こえとるわい!返事しよるやんかと思いつつ
「なにー!?」



あ、やっぱり閉まっとる。
部屋のドアを開け、テレビを見ていた母に
「何!?」とやや憤慨気味に言うと



母:「もう、何なんさっきから?うるさい」



は?



づ:「呼びよったやん、さっきから!」



母:「は?
   呼んでないよ?」




じゃあ、さっきの誰。




思えば女の人の声だったから母だと思ったけど、
別の人の声だと言われたらそんな気もするけど。
最初やけに遠いところから聞こえたけど、
最後はやけに近くなってた気はするけど。




誰。
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