夢日記

特になし

待望の真木行

2006-05-10 22:27:59 | Weblog

 雨降りの予報の今日、お父さんが急に同行することになりました。彼は晴れ男なので何時でも山に行く時は晴れるのですが、暗にたがわず、終日良いお天気に恵まれました。
 

ここは真木。
小谷の山の中。かつては十数件の家屋が有ったのですが、今はみなこの過疎のとちを離れ、現在共働学舎の実習場所として、多くの若者たちが大自然の懐の中不便な生活をものともせずさまざまな生活体験を行う貴重な場所として再生された山の居住区です。鶏、ヤギが放し飼いで飼われ、かつては捨て去られた田畑を小さな耕運機で耕し、手植えの田植えをし、まるで一時代前の農村生活を髣髴させられます。
初めてここを訪れたのは15年ほど以前。地元の郷土史家の先生の主宰で、忘れ去られた過疎の地を訪ねる会ででした。その時都会で生まれ育った私の目には、奇跡としかいい得ないこの地の現実が、非常に印象的でもあり、この山の中で有史以前のような生活をしていた人たち、又その地がとても感動的なものでした(うまく言い表せませんね)
それから数年、子育てに終われる中で訪れることもままならなかったのですが、ここ4,5年は毎年お邪魔しています。丁度、山菜の取れる新緑の美しい頃に。
真木までは車が入れません。徒歩で1時間。上り下りを2回繰り返しながら、道々山菜を覗きながら真木にたどり着きます。ここは別天地。車の音も、クラクションも無く、あるのはただ自然だけ。草、木山、空、せせらぎ、鳥の声、ヤギの鳴き声、犬の声、、、、。「今年も来たよ」と大声で言いたい気分になります。
 ここまで私たちが来れるのも実は、共働学舎の皆さんが毎年道を修理してくださるおかげです。風雪で毎年道が壊れてしまうからです。春先には皆さん総出で土方作業のご苦労をして通行できるように汗水たらしてくださっています。毎年ありがとうございます。
ここで一日、のんびり山菜摘みやお弁当、お昼寝をさせていただき感謝です。

こごみ畑です。ここは昔田んぼだったところ。せせらぎを上り詰めていくと棚田がずーっとあるのですが、一様に皆、荒地となっていて、それがすべてこごみ畑に変身している訳です。のんびり一日過ごして、リュックにこごみをもらって満足な思いで帰路をたどりました。
今年は残雪が多くて、少し早めに下ってきたので、沢を越えた向こう側、最近できた「眺望の里」にドライブすることになりました。
手前に見える緑の頂はいつも真木に登る途中にある黒川城址のあるところです。こんな風に、いつも眺めている方向からいつも立っているほうを望めるなんて、願いがやっと実現した思いでした。
真木は山襞の中で、目印になるものが何も無いので、山の中のどこに自分がいるのか確認したい思いでいつもいたからです。何年来の望みでしたもん(大げさ?)
「眺望の里」はその名のとおり姫川谷をはさんで四方八方が一望できるパノラマの素晴らしいところです。大自然が雄大で、人間はやっぱりちっぽけだなとまたまた思うことしきりでした。

桜がまだ葉とともに咲いていて、折からの風で桜吹雪を体験し、いーい気分で一日を終わりにしました。
(来週、又行こうーっと。一緒に行く人、この指たかれ(#^.^#))


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行ってみたい! (てっちゃん)
2006-05-16 23:27:48
こんなところで 遊んで暮らせるなら 行ってみたい。

でも、生活していくためには 遊んでなんかいられないはず。

自給自足でしょ?ほとんど・・・。だって、車も通らないところなんだもん。すべて、人の手で足ではこんで・・・冬はすごく寒そうだし・・・

昔はみーんなそうだったんでしょうけどね。

だめな私!
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