大阪入管で職員から暴行を受け右腕を骨折したトルコ人男性が提訴した国賠訴訟。先日、和解が成立して、入管が謝罪したうえ和解金を支払うことになりました。
部屋のカメラ映像には数人の職員によって体を押さえつけられている状況が記録されていました。
入管職員の暴行訴訟和解 トルコ人男性に300万円―大阪地裁 時事通信
国が収容者の制圧認め謝罪 入管でトルコ人骨折 大阪地裁で和解 毎日新聞
入管施設での集団暴行ー「痛い!」「殺さないで!」難民男性が絶叫の地獄絵図 志葉玲
COVID-19の流行とその対策にともなって多くの人たちが生活苦におちいっています。住居を失った方、十分に食事が摂れない方、メンタルヘルスを悪化させている方への支援を急ぐ必要があります。
無料の食事宅配、無料食堂の開設、ホームレス状態の方へ空き家を提供するなどできることはいろいろとあるはずです。NPOやボランティア団体、各分野の専門家が公的機関とも連携、協力して支援体制をつくってもらいたいです。アウトリーチ(積極的能動的なはたらきかけ)の手法も用いた継続的な支援が求められます。
子どもの貧困 コロナ禍の今、支援強化を 西日本新聞
「食費切り詰めるしか…」仕事失った80歳 コロナで貧困直面の高齢者 西日本新聞
「新型コロナと貧困女子」中村淳彦氏 日刊ゲンダイ
菅政権は日本学術会議が推薦した新会員候補のうち6名を任命拒否しました。官房長官は任命拒否の理由を明らかにしませんでした。
日本学術会議は、6人が任命されなかった理由の説明と速やかな任命を菅総理に求める要望書を決定しました。
日経新聞は3日付の社説「なぜ学者6人を外したのか」で、政府が任命拒否の理由を明らかにしない点について「問答無用ではすまない問題」と指摘しています。
拒否された6名は安保法制の制定や共謀罪の創設などに批判的な意見を述べていました。
明治憲法下では、滝川事件、天皇機関説事件、矢内原忠雄事件、河合栄治郎事件、津田左右吉事件など学問の自由、思想の自由を侵害、弾圧する事件が起きています。
「この政権、とんでもないところに手を出してきた」 学術会議任命見送られた松宮教授 京都新聞
島田雅彦氏 学術会議候補者任命拒否の菅首相は「露骨な全体主義志向」 デイリースポーツ
「学問の自由守れ」「拒否権なんて無い」 首相官邸前で300人デモ 学術会議問題 毎日新聞