root のパスワードも無事に設定できましたので、ブート時の設定に取りかかりましょう。colinux と windows のファイルのやりとりは、ネットワークでおこないたいので、最初にネットワーク設定を行います。
まず、Fedora5-start.bat の中身を見てみますと、
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=64 cobd0=Fedora5-2gb.ext3 cobd1=swap.img cofs0=C:\Temp eth0=slirp root=/dev/cobd0 fastboot nogui
となっていました。(実際は1行です。goo ブログの編集で、backslash が円マークで表すと、消えるような気がするので数値で指定しますが、うっかり忘れてしまうかもしれません。番号は、man ascii で分かりました。)
つまり、colinux-daemon.exe を各種パラメタを付けて実行し、その際、
kernel は vmlinux ( カーネルファイルです。)
initrd は initrd.gz ( ブート時に読み込まれるRAMディスク )
cobd0 は Fedora5-2-bg.ext3 ( 実際のファイルシステムをcobd0 に対応付け )
cobd1 は swap.img (スワップファイル、まだない)
cofs0 は C:\Temp ( cofsによって、Windowsのファイルがマウントできる?)
root は /dev/cobd0 ( cobd0 の名前を通して実際のファイルシステムを / としてマウントする)
であることがわかります。C:\colinux フォルダにある vmlinux , initrd.gz , Fedora5-2-bg.ext3 を使うようです。
オリジナルの Fedora5-start.bat は残して、Fedora5.bat にコピーして編集します。私のマシンでは、あらかじめ入れてあった、WinPcap を使います。
そこで、C:\colinux\Readme.txt を参照しますと、
ethX=tap | pcap-bridge,<network connection name>,<MAC>,<promisc>
がネットワーク設定部分です。<MAC>,<promisc> はオプションなので、今回は省略します。
<network connection name> は、Windows の「ネットワーク接続」ウィンドに表示される各種ネットワークアイコンの下に表示される名前そのものです。このマシンでは「ローカル エリア接続」です。
したがって、eth0 の指定は、
eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続"
にしました。メモリも64から、128に変更して、結局作成した Fedora5.bat は、以下のようになりました。
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=128 cobd0=Fedora5-2gb.ext3 cobd1=swap.img cofs0=C:\Temp eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続" root=/dev/cobd0 fastboot nogui
(本当は1行です。)
早速テストしてみます。
C:\colinux フォルダから、Fedora5.bat をダブルクリックします。
このマシンの環境では、ルーターのDHCPが利用できるので、eth0 が有効になれば、IPアドレスが割り当てられるはずです。
確かにネットワークは認識されています。
早速ルーターに ping してみます。
うまく接続されています。DHCPで外部への接続設定もできていますので、yum も実行してupdate しましょう。
# yum -y update
これもできました。ネットワークが設定できて一安心です。
次回はファイルシステム関連の設定を行います。
まず、Fedora5-start.bat の中身を見てみますと、
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=64 cobd0=Fedora5-2gb.ext3 cobd1=swap.img cofs0=C:\Temp eth0=slirp root=/dev/cobd0 fastboot nogui
となっていました。(実際は1行です。goo ブログの編集で、backslash が円マークで表すと、消えるような気がするので数値で指定しますが、うっかり忘れてしまうかもしれません。番号は、man ascii で分かりました。)
つまり、colinux-daemon.exe を各種パラメタを付けて実行し、その際、
kernel は vmlinux ( カーネルファイルです。)
initrd は initrd.gz ( ブート時に読み込まれるRAMディスク )
cobd0 は Fedora5-2-bg.ext3 ( 実際のファイルシステムをcobd0 に対応付け )
cobd1 は swap.img (スワップファイル、まだない)
cofs0 は C:\Temp ( cofsによって、Windowsのファイルがマウントできる?)
root は /dev/cobd0 ( cobd0 の名前を通して実際のファイルシステムを / としてマウントする)
であることがわかります。C:\colinux フォルダにある vmlinux , initrd.gz , Fedora5-2-bg.ext3 を使うようです。
オリジナルの Fedora5-start.bat は残して、Fedora5.bat にコピーして編集します。私のマシンでは、あらかじめ入れてあった、WinPcap を使います。
そこで、C:\colinux\Readme.txt を参照しますと、
ethX=tap | pcap-bridge,<network connection name>,<MAC>,<promisc>
がネットワーク設定部分です。<MAC>,<promisc> はオプションなので、今回は省略します。
<network connection name> は、Windows の「ネットワーク接続」ウィンドに表示される各種ネットワークアイコンの下に表示される名前そのものです。このマシンでは「ローカル エリア接続」です。
したがって、eth0 の指定は、
eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続"
にしました。メモリも64から、128に変更して、結局作成した Fedora5.bat は、以下のようになりました。
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=128 cobd0=Fedora5-2gb.ext3 cobd1=swap.img cofs0=C:\Temp eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続" root=/dev/cobd0 fastboot nogui
(本当は1行です。)
早速テストしてみます。
C:\colinux フォルダから、Fedora5.bat をダブルクリックします。
このマシンの環境では、ルーターのDHCPが利用できるので、eth0 が有効になれば、IPアドレスが割り当てられるはずです。
# ifconfig eth0 Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx inet addr:192.168.1.3 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 ....... #
確かにネットワークは認識されています。
早速ルーターに ping してみます。
# ping -c 1 192.168.1.1 PING 192.168.1.1 (192.168.1.1) 56(84) bytes of data. 64 bytes from 192.168.1.1: icmp_seq=1 ttl=127 time=10.3 ms --- 192.168.1.1 ping statistics --- 1 packets transmitted, 1 received, 0% packet loss, time 0ms rtt min/avg/max/mdev = 10.319/10.319/10.319/0.000 ms #
うまく接続されています。DHCPで外部への接続設定もできていますので、yum も実行してupdate しましょう。
# yum -y update
これもできました。ネットワークが設定できて一安心です。
次回はファイルシステム関連の設定を行います。