前回から続きます。
標題の通り、佐藤康行研究所の先日のブログを拝見して思い出したことを書いています。
昨日から続きますが、創業時のYSコンサルタントのスタッフになったばかりの頃の話です。
岡田社長に言われた言葉、
『会社でお世話になった人に、ご無沙汰していた事へのお詫びと、お世話になった事への感謝の訪問をしなさい。』
これを、すぐ実行に移した私でした。
まず、私は前職の会社の後輩を訪ねました。
私の前職は、国内生保の大手S生命に勤めていました。
私の後輩は、S生命の営業所長でした。
8年ぶりの再会でした。
彼の営業所にお邪魔したのですが、話は大いに盛り上がりました。
そして営業所長の彼が、朝礼ネタに困っているという悩みを話し出したので、
「これがあれば、もう朝礼ネタには困らないよ。」と佐藤学長の究極の営業プログラムの話をすると、
後輩の営業所長は、営業プログラムを即決して購入しました。
そして彼は、「この内容は素晴らしいから、社員研修に取り入れても良い内容だと思う。研修センターに提案してみたらどうですか。」と、
その保険会社の教育研修の担当者まで紹介してくれました。
私は紹介された、その保険会社の教育研修の担当者にアポを取って会いに行き、サンタ営業の研修を提案しました。
その後、岡田社長に一度同行も頂きました。
さらに前職の保険会社でお世話になった色々な方に、時間を見つけては、お詫びと感謝の訪問を繰り返していきました。
時には、かつての同期を訪ねてみたり、
かつて働いていた事のある本社ビルの事務室に入り、
(本社ビルはセキュリティーが厳しく、オフィスには入りづらいのですが、つてを頼って潜入しました(笑))
本社の部長を回ってみたり、役員に会いにいったり、人事担当者に会いに行ったり、
めくらめっぽう、手あたり次第に、サンタ営業を伝えて伝えて伝え続けました。
そうこうしているうちに、S生命の教育部門の担当者や、研修の責任者たちが、サンタ営業の基礎編のセミナーに少しずつ参加するようになり、
苦節2年以上かかりましたが、S生命の営業幹部候補生の6ヶ月カリキュラムの研修の中にサンタ営業のセミナーを取り入れて頂くというオファーが向こうから来たのです。
講師は、岡田社長に務めて頂きました。
S生命の本社研修センターで、5年から6年ぐらいの間、定期研修として都合10回以上、営業幹部候補生に、サンタ営業の研修を行いました。
S生命の研修は、余りにも岡田社長が企業研修に引っ張りだこで、岡田社長の方が超多忙になってしまい、一旦ピリオドを打つ事になりましたが、
何年後かに、教育センターをアポなし訪問した時も、そこで長く働いている女性職員の方が、『あ~、サンタ営業の方ですね~、少々お待ち下さい。』と、新任の教育センター長と面会できるくらい、サンタ営業というネーミングが浸透していることを実感しました。
同業他社の研修会社の担当者に言わせると、大手企業の研修を受注するということは、とても難しい事だそうです。
なぜなら、自社の教育部門でしっかりとして研修体制をもっており、外部の研修会社に頼る必要がないからだそうです。
そんな状況の中で、まだ創業間もないころから、大手企業の研修を受注していくYSコンサルタントは、いわゆる研修会社、同業他社から羨望の眼差しを受けていました。
これも、岡田社長が、(という事は、間違いなく佐藤学長が岡田社長に仰った事なのですが、)
そして私も、お世話になった人への感謝と、ご無沙汰していた事へのお詫び訪問を繰り返した結果だと思います。
成功哲学とは真逆の発想だと思います。
研修を売りにいくのではなく、お世話になった人への感謝とお詫びの訪問を繰り返していくことで、向こうから研修のオファーが来る。
研修を売りに行くのではなく、お客様から研修のオファーが来る。
これぞ、成功哲学とは真逆の愛と感謝の営業。
愛と感謝の営業は、お客様自らが営業マンを捕まえて、お客様から買いにくる。
営業マンがお客様を捕まえて、お客様に売り込むのではないのです。
サンタ営業の真髄を見た、そう感じた私の体験でした。
これが、お世話になった人への感謝とお詫びの訪問を続けた二つのドラマのうちの一つです。
もう一つは、感謝とお詫びの訪問を続けていく中で起きた、ある出来事を話します。
その内容こそ、今回のメインです。
先日の佐藤康行研究所のブログにあった『妄想を消す&妄想は無い。』ことの体験談です。
次回に続きます。
ありがとうございました。
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