仙台街探(まちたん)プラス

仙台のグルメ・カフェ・イベント・etc.街の話題をご紹介。プラス岩手、山形、福島の街ネタも。

「へくり沢」と「四谷用水」② 交差する「春日神社」周辺からへくり沢の源流まで”街探”

2024年02月21日 | 街角ぶらり

「ブラタモリ」でタモリが仙台を訪れた際に、注目された「へくり沢」と「四谷用水」。広瀬川にそそぐ「へくり沢」の終点から、源流のJR東北福祉大学前付近まで歩きました。前回は、「へくり沢」と「四谷用水」が交差する「春日神社」までをご紹介、今回は、「春日神社」から、JR仙山線東北福祉大学駅の北側にある「へくり沢」の源流付近まで”街探”します。

春日神社門前です。近くに、「瀬田谷不動尊」があり、仙台城築城の石工たちの守り神でした。すずめ踊りの発祥ともいわれています。

 

案内板が「へくり沢」と「四谷用水」が交差する場所に設置されています。

「へくり沢」と「四谷用水」の掛樋のイメージ図ですが、当然木製、数年ごとに架け替えたのでしょうか。

暗渠となった「へくり沢」の上が散歩道となっています。

沢は、住宅街をぬうようにして、下水道として利用されています。

下水道化される前は、水辺で沢蟹が取れたので、別名「蟹子沢」とも呼ばれていました。

赤い舗装で覆われ通称「あか道」と呼ばれ、歩行者専用道路となりました。

散歩やランニングする人とすれ違います。こういう路があるんですね。

路は、半子町に抜け、壽徳寺門前から北に向かいます。

半子町通りを北上します。

JR東北福祉大学前駅の手前、左手から坂を上ると、JR仙山線の踏切があります

かつては、この道は「芋沢街道」と呼ばれ貝が森団地方面に抜けていました。へくり沢はこの道沿いを流れ、踏切の北側が二ノ坂と呼ばれ、源流付近とみられています。

案内板に関心を持つ方が増えるといいですね。

次回、”縦のへくり沢”から”横の四谷用水”を歩いてみます。

 

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大河ドラマ「光る君へ」に登場かも?光源氏のモデルの1人「藤原実方朝臣」の墓所が名取にありました!!

2024年02月18日 | 街角ぶらり

今年の大河ドラマ「光る君へ」は、源氏物語の作者 紫式部の生涯をつづる平安絵巻ドラマです。戦国時代物とはまた違い、宮中のドロドロした展開がまた面白そうです。ところで、源氏物語の中の光源氏には、複数のモデルがいたとされています。その中の1人が「中将藤原実方朝臣」といわれています。県道39号線、名取の山裾にその墓所があります。この看板を見たことがありませんか。

掲示板に墓所の説明が掲示されています。

県道から70~80mほど行くとこのコンクリートの橋があります。※駐車場は、さらに10m先に5台分ほどあります。

細い田舎道を進みます。

実は江戸時代、松尾芭蕉もこの地を訪ねようとしましたが、手前で断念、句碑が建てられました。

歴史の表舞台から忘れ去られたような鬱蒼とした竹藪の道を進みます。

たどりついた先に、「中将藤原実方朝臣」の墓所がありました。かつては、五輪塔もあったようですが・・・。

西行法師はここまで来ています、その時呼んだ歌碑です。

どなたが手向けたか、一対の菊の花が寂しげでもあります。

墓の一部でしょうか、かなり欠けています。

案内板によると、藤原実方は、宮中で左近衛中将という役目を担った一方、美形でかつ和歌の才能にも秀でていましたが、宮中内のトラブルで陸奥の国司を命じられます。

阿古耶(出羽国)の松を訪ねた帰り、この墓所から1Kmほど南にある佐倍乃(さえの)神社付近で落馬、そのときの怪我がもとで亡くなります。

佐倍乃(さえの)神社について詳しくは 宮城県神社庁 (miyagi-jinjacho.or.jp)

 

西行法師の歌に因むすすきが植えられています。

また駐車場の先には、鞍掛け石があり、ここにもまた伝説があります。

県道39号線は、かつての東街道といわれていて、様々な歴史と伝承が入り混じる奥深さを感じます。仙台・伊達藩の歴史を深堀するためにも、名取周辺をもっと”街探”していきます。

後日、佐倍乃(さえの)神社に参拝したブログは こちらへ

 

 

 

 

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「仙台散歩」15㎞ 仙台緑彩館から勾当台公園、榴ヶ岡公園そして柳町大日如来目指して2万歩。

2024年02月16日 | 街角ぶらり

冬の晴天、外は大変寒いですが、空気が澄んで気持ちがいいです。こういう時は、街を歩いて運動したほうがいいのではということで、2万歩約15㎞ほど歩きました。”街探”したコースを振り返ります。

「仙台緑彩館」に車を止め、仙台大橋を渡ります。

「源吾茶屋」のメニューを確認しつつ、東北大学病院向かいの「cafe de MOU (カフェ ド ムー)」へランチに向かいます。

昼食後、支倉町から横に移動し、北三番丁公園で17番辻標「北三番丁/細横丁」を確認して勾当台公園に向かいます。

12時半頃、勾当台公園に着きました。公園の南に、人が集まっているので何かの集会かと思いましたが、

皆さん背を向けて、距離を取りながらたばこを吸っています。異様な光景に見えますが、”タバコ吸う族”の皆さんには、貴重なエリアのようです。

ここから東三番丁通を抜けて、広瀬通に出て真っすぐ仙台駅北側(旧X橋)跨線橋を越えて、榴ヶ岡公園を目指します。

婦人会館の前、榴ヶ岡公園北西角に61番辻標「榴ヶ岡/二十人町」を発見。

名勝「榴ヶ岡」の石碑も発見、榴ヶ岡公園内を廻ります。

仙台市歴史民俗資料館で「なつかし仙台5」企画展をじっくり見学です。

 

仙台市では、芸術性豊かな彫刻のあるまちを目指し、市内のいたるところにブロンズ彫刻が設置されています。

池田宗弘作「旅人(羊飼い)」です。

この日は、グランドには雪がまだ残っていました。

佐藤忠良作「ブーツの娘」です。

公園を下り、仙台駅を目指す途中、和光神社が見えます。伊達政宗の足軽鉄砲隊が戦勝を祈願・勧請した歴史があり、地域の守り神社になっています。

アンティーク雑貨カフェ 「TiTi(ティティ)」で一休みです。

金神大明神(かなかみ)は、何と岩沼の「金蛇水神社」”かなへび”さんの分霊社でした。

駅東交流センターの入り口には、仙台駅東地域の新旧地名の表示板が設置されていました。

仙台駅東地区の変貌ぶりには驚くばかり、神社仏閣、そしてこのような表示板は大事ですね。

仙台駅を西に向かい、青葉通りから仙台緑彩館にもどります。その後車で移動、柳町周辺の駐車場に止め、やっと今日のメインダイニング「おでんこうぞう」に到着です。

万歩計で約2万歩、14~15㎞位歩いた計算です。仙台大橋や榴ヶ岡公園入口では、緩やかな勾配はありますが、ほぼ平坦です。仙台市内、結構あちこち歩いていけると確信し、またいろいろなコースにチャレンジしてみます。

 

 

 

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仙台市歴史民俗資料館「なつかし仙台5」で明治・大正・昭和にタイムスリップ②

2024年02月14日 | 街角ぶらり

仙台市内を街歩きしていると、マンションや高層ビルの建設ラッシュで、ダイナミックに街が変わりゆくエネルギーを日々感じます。同時に、消えていった街並みや建物そして庶民の暮らしなどに強く惹かれます。仙台市歴史民俗資料館「なつかし仙台5」~いつか見た街・人・暮らし特別展の見学ルポの2回目です。

※昭和47年頃の仙台駅の写真です。

※このポスターの写真は、かつての森天祐堂の店頭の写真です。

いろいろテーマでまとめています。

ここにある写真の建物は、ほとんど現存していないのでは・・・。

昭和10年代にネオン管を使った屋外広告があったんですね、ビックリ。

写真の説明書がないとどこの道路なのかちょっと考えます。

建物は、なんとかわかりますが、道路がどこなのかあやしいです。

 

仙台城大手門の復活が楽しみです。

白黒フィルムをAIでカラー化した映像をビデオで見ることが出来ます。

戦後、駐留軍との交流の様子です。

市内中心部の建物です。

写真の説明によると、森天祐堂のご主人が、マイクで通行人に商品のPRをしているとかで、子供頃なんとなく聞いたことがあるような・・。

仙台駅前の丸光前バス停でボンネットバスに乗込む人々。

仙台バイパス新田付近、両サイドともまだ水田または畑でしょうか。

昭和22年のカラー写真です。

人々の暮らし、交通編。

昭和28年の青葉通、よく見ると信号機がありません。交差点の真ん中に警官がいて誘導しているようです。

今回の展示は「なつかし仙台5」ですが、過去の展示を採録した「なつかし仙台2」

引き札やチラシをまとめた「あきないの民俗」

「オールドグラフィック」の採録ブックを合計3冊、”大人買い”してしまいました。

23日(金)から青年文化センターで開催される「仙台レコード展」VOL2のチラシです。~仙台の喫茶店文化を歩く~と題し、1980年代の市内喫茶店マップやマッチなどのコレクションが展示されるようで、いまから楽しみです。

仙台市歴史民俗資料館は、仙台駅から仙石線で一駅、歩いても15~20分位と近い。仙台の街が変貌する中、かつての市民生活の様子を想う色々な企画展が開催されるので、これから要チェックですね。 HPは、こちら

 

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仙台散歩 西公園の有名な「源吾茶屋」でもち三昧。

2024年02月10日 | 街角ぶらり

西公園内、桜ヶ岡大神宮の門前にある有名な「源吾茶屋」で一休みです。明治元年創業、歴史ある甘味処。仙台城址にも近いので観光帰りに利用しやすい立地です。甘味だけでなく、食事メニューもあります。市内街歩きの際には、駐車場の関係でほぼ毎回近くを通るので、「いつでもと行ける」と思っていましたが、”挨拶”もかねて、今日は入店しました。

15時も過ぎての入店でしたが、1卓だけ空いていました。

有名人、芸能人のサイン色紙が店内いっぱいに飾られています。

メニューです。このほかにも日替わりの当日メニューで、味噌ラーメンやカレーライス、かつ丼なんかもあります。

一番人気の「お好み三色もち」をいただきました。街中ウオーキングの合間の一休みには、ちょうどいいボリュームです。ずんだ、ゴマ、あべ川の三種をチョイス。

日替わりメニューでは、餅とセットした食事もできるので、次回楽しみに。

古い建物がほんとうに少ない仙台の旧市内で、風情ある茶屋”として営業しているのはほんとうに貴重です。応援していきたいですね。

「源吾茶屋」 仙台市青葉区桜ケ岡公園1−1

 営業開始: 11:00~ 022-222-2830
 

 

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