仙台街探(まちたん)プラス

仙台のグルメ・カフェ・イベント・etc.街の話題をご紹介。プラス岩手、山形、福島の街ネタも。

震災遺構大川小学校と道の駅「硯上の里おがつ」旧雄勝町周辺を巡る①

2024年07月31日 | 県内ドライブ・カフェ

96歳の義母と共に、北上川河口の「北上川テラス 七間倉」でランチしましたが、時間の関係で仙台に一旦戻り、別日にあらためて震災遺構大川小学校」と道の駅「硯上の里おがつ」など旧雄勝町周辺にやってきました

「北上川テラス 七間倉」のブログは 

北上川河口の「北上川テラス七間倉」へ

大川小学校にやってきたのは、何年ぶりでしょうか、駐車場には、県内よりも県外ナンバーの車が多いです

数年前に学校内の敷地が整備され、内部まで入れるようになりました

「大川震災伝承館」も作られ、様々な展示と資料により、多くの見学者にあらためてここでの出来事への理解が深まるようになったと思います。夏休みに入り、県外からの高校生の団体が入っていましたが、熱心に震災直後の新聞などを見ています、次代の人々に少しでも理解が深まりますように・・。

震災前と震災後の比較写真です、新北上大橋のたもとに旧大川小学校がありました

長面浦周辺の写真ですが、「北上川テラス 七間倉」訪問のブログで紹介した旅館は、白い砂浜の近くにありましたが、震災後、建物はおろか、地面がすっかり海面下になっています

旧校舎にあった木製の木組みの校歌の額も再生され、玄関正面に掛けられています

大川震災伝承館を出て山側を見れば、よりリアルに津波を実感できるように、展望台が設置されました、右手コンクリートの壁の上、津波到達地点の白い表示板があります

左手からやや急峻な道を登ると、小学校の全景、奥に北上川が見えてきます

左手下の白い表示板が津波到達地点です、何故、子供たちを山に登らせなかったのか、ずっと論議されていました、この高台にくると、いろいろな考えが浮かんできます、是非みなさんも機会があれば、この展望台に登ってみてください・・・。

震災遺構大川小学校を後にし、釜谷峠を越えて旧雄勝町方面に向かいます。下ったその先の十字路で、左手が道の駅「硯上の里おがつ」へ、右手に向うと山の奥、「雄勝FORESTキャンプ場」があります、以前は雄勝町森林公園として、町民の憩いの場でした。

マップも森林公園当時のままです

海辺の町の印象が深い旧雄勝町ですが、一旦山に入ると緑濃い木々に囲まれ、心地よい芝生のキャンプスペースがお出迎えです

ここにきた理由のひとつがキャンプ場が飼っているニホンジカを見ることです、なぜキャンプ場がシカを飼っているのか不明ですが、キャンパーによると、野生のシカも多く見かけるというので、それだけ生息しているということになりますね

大雨のあとだったので、今日は、キャンプする人はいませんでしたが、キャンプ場と森との境がないので、不意にシカが現れてもおかしくありません

コテージ棟です

とても静かなキャンプ場ですので、厳しい暑さの中でも十分楽しめるでしょうが、シニアには秋の紅葉の季節、海の幸、山の幸をBBQでいただくのが最高と、勝手に思っています

女川を抜けて帰りましたが、ちょうど「おながわみなと祭」の終盤でした

海辺の町々では、これから各地で祭や花火大会が開催されますので是非チェックですね

 

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関山街道作並地区を巡る探訪会で「坂下境目番所跡」や「熊沢大滝」を巡りました

2024年07月27日 | 歴史散策

あまり聞き覚えのない「関山街道開削受難の地」「熊沢大滝」を巡る関山街道フォーラム協議会主催の探訪会があるというので、思い切って参加しました、熊が住宅地に頻繁に出没する昨今、単独で森に入るのは危険、まして「熊沢大滝」といかにも熊に合いそうですので、団体行動は安心、助かります

集合場所は、広瀬市民センター、そこから車に分乗し、山形との県境のスノージェットのある付近の駐車場に移動します、柵を越え、沢伝いに「坂下境目番所跡」を目指します

沢を越えてほぼ平行して国道48号線が走ります

少し開けた場所にでると、

「関山街道開削受難の地」碑がありました、明治13年、旧関山隧道の工事中に起こった爆裂事故で23名の方が亡くなり、その後、慰霊碑が建てられました

藩政時代も国境でもあり、坂下境目番所が置かれていました

また、広瀬川の源流地点でもあります

このあたり、沢を隔ててすぐ国道48号線ですが、渡れる場所がありません、やはり手前のスノージェット駐車場が一番近いです、右手奥方面が山形側です

「峰渡り」として、昔から仙台と山形との重要な峠越えの道です、関山街道フォーラム協議会では、毎年4月29日前後に先人に学ぶ峠越えの「峰渡り」を実施しているとか、体力を鍛えて是非参加してみたいものです

このあといよいよ「熊沢大滝」に向かいます、一旦仙台方面にもどり、除雪ステーションから左手に折れ、橋を渡ります

この道「熊沢林道」といって定義山に抜ける道ですが、この先一般車は入れません

手前から左手の沢伝いに上流へ向かうと

滝らしきものが見えてきます

どんどん進みます

水量豊富、ここが「熊沢大滝」です

滝の方から吹き抜ける風が涼しい、気分爽快です

さらに幻の滝があるというので、一旦戻り、右手に折れ渓流伝いに進みます

勢いよく滝が流れてます、周りには幾筋も岩の切れ込みがあり、大雨になれば、水が流れ込む場所なのでしょう。

沢伝いに戻るとこんな場所ににも粗大ごみがあるとは・・・。

48号線を温泉街に戻ります、紫陽花がきれいな場所の山側に「湯神神社」があります

恋人の聖地としてPRしています

作並温泉の縁起では、奈良時代の「行基」や鎌倉時代の「源頼朝」の名前がでてきますが、はっきりしているのは、江戸時代に岩松旅館の初代が温泉地を整備したこと、そういえば川沿いの露天風呂にいく長い階段に苦労の跡が偲ばれますね

この神社の先を進むと、

「作並二ツ岩」がありました

周囲を巡るミニトレッキングコースのような感じです

歴史ある街道筋には、まだまだ魅力あふれる逸話や仙山線など歴史遺産がありそうです

国道48号線、関山街道の魅力を発信している関山街道フォーラム協議会のHPは

関山街道フォーラム協議会 (sekiyamaforum.com)

 

 

 

 

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北上川河口の「北上川テラス 七間倉」にやってきました

2024年07月26日 | 推しカフェ

 96歳の義母のボケ防止ドライブ&ランチカフェで、以前から気になっていた北上川河口の「北上川テラス 七間倉」にやってきました。石巻市桃生町にあった米を貯蔵した板倉を移築改装したカフェレストランです。北上川に面して、大きな窓のテラスが増築されています、そして右手のオープンテラスも気分爽快!

大窓のテラス席がマル必ですので、11時開店の20分前には到着し、しばし待ちます

開店、テラス席へ向かいます

大窓の向こうに北上川、その先が追波湾です

雄大な北上川を見るとほんとうに爽快な気分に浸ります

店内の木組みの梁の造作が見えるのも素晴らしい

メニューです

ここにやってきた目的のひとつは、北上川特産のべっこうしじみを使った料理をいただけるからです

20数年前、長面浦にあった旅館のご主人からべっこう色に輝くべっこうしじみをいただき、大変美味だった記憶がずっと残っていましたが、残念ながら大震災で、今は旅館があったエリアには立ち入りができません

十三浜のたっぷりわかめプレートです

野菜とチキンのオリジナルスープカレーです

絶景を見ながらいただけるランチ、贅沢な時間です

遠来の友人など震災遺構を案内しながら立ち寄りたい場所です、ドリンク付きでとてもリーズナブルでした

日差しがきびしいこの夏は、室内ですが、春先、秋口などは外のオープンテラスもいいかもしれません

石巻市北上町十三浜吉浜403−1

0225-24-6242

営業日・時間は要確認、また駐車場が離れているのでこれも確認です
 
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地域魅力再発見「Fun,Fan,Find青葉徒城路で学ぶ・体験する」準備見学会に参加②

2024年07月25日 | 歴史散策

青葉区中央市民センターで地域魅力再発見事業「Fun,Fan,Find青葉徒城路で学ぶ・体験する」ツアーの現場見学会に参加しました。30代~40代小学生のお子さんを含む家族を対象に地域への愛着をもってもらう交流促進事業の一環です。今日のテーマは「仙台の街の成り立ちをたどる」、伊達武将隊の”松尾芭蕉”さんがガイド役で、きびしい暑さの中、西公園、大町周辺を”街探”しました

西公園北側から歩道橋を渡り、お花見広場に戻ってきました。桜岡大神宮の北側に松尾芭蕉の句碑があります、”伊達武将隊松尾芭蕉”さんもPR

桜岡大神宮は、伊達政宗が伊勢神宮より分霊勧請したのが始まり。社殿や境内も規模は大きくないですし、森に囲まれたわけでもありませんが、逆に開放感あふれるお社で、爽快感に包まれます

神社仏閣は、意外と移転を繰り返します、藩政時代でも街づくりの拡大にともない、こちらも例外では、ありませんでした

有名な臥龍梅です、”松尾芭蕉”さんによれば、伊達政宗が朝鮮より持ち帰ったもので、仙台城から若林城へ、その後ここ西公園に分植されたようです

彫刻のある町づくりを目指し、仙台市内には、24か所、著名な彫刻家の作品が屋外に設置されていますが、芸術作品鑑賞の巡り歩きも面白そうですね

西公園のはちみつプロジェクトは今年も採取され、市内の洋菓子店などで活用されています、ほんとうの地産地消です

地下鉄東西線が顔を出し、車両が広瀬川を渡ります、子供たちにうけそうです

仙台城への登城路、辻標「大坂」で、”松尾芭蕉”さんから説明

ここから大町通を東へ進みますと、ご存じ「芭蕉の辻」に到着、旧奥州街道との交差路でもあります

”松尾芭蕉”さんが指さす方向に、野中神社」があります

青葉通りを越えて国分町通りと一番町通りの間の路地の一角に野中神社の赤い鳥居が見え、よく通る場所でしたが、入るのは初めてです

逆L字で境内を進みます

ビルに囲まれた神社が現れます。伊達政宗が仙台城下を造る際、区割りに使った縄を奉納、この地に野中神社を祀り、城下の中心としました

”松尾芭蕉”さんもここは大事ですねと、まったく知りませんでした

きっちり参拝しました

みなさんの願い事、叶いますように

サンモール商店街にでるとまた一段とにぎやかになります

アイドルも盛り上げています

南町通りを越えると、人手が増えてきます、「大日如来」もお祭りでした

歴史ある「タゼン」さんもお祭りを盛り上げています、職人による銅製品の製作現場を公開しています

現代風な作品づくりにも挑戦されていますね

市内中心部でこれだけの祭が開催されているのはほんとうに貴重です

タワマンのすぐそば、”芭蕉”さんの話にも力が入ります

このあと「壱弐参横丁」に入ります、すでに七夕飾りで通路は華やかに・・・。

横丁内、飲むことはできませんが、有名な井戸の冷たい水で手洗いし、少し涼しくなりました

知っているようで意外と知らない西公園・大町エリア、親子で楽しめ、地域に関心を深める講座を目指し、さらなる魅力探しに引き続き”街探”する予定です

パート①はこちらへ

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地域魅力再発見「Fun,Fan,Find青葉徒城路で学ぶ・体験する」準備見学会に参加①

2024年07月23日 | 歴史散策

青葉区中央市民センターで地域魅力再発見事業「Fun,Fan,Find青葉徒城路で学ぶ・体験する」ツアーの下見会に参加しました。30代~40代小学生のお子さんを含む家族を対象に地域への愛着をもってもらう、交流促進事業です。今日のテーマは「仙台の街の成り立ちをたどる」、伊達武将隊の”松尾芭蕉”さんがガイド役で、きびしい暑さの中、西公園、大町周辺を”街探”しました

※市民会館の南側にレンガ造り下水道の入り口があり、広瀬川に続いています、もとは四谷用水の一部でした

行程は、地下鉄大町西公園駅、大町交番前公園に集合、西公園を北上し、市民会館付近を巡り、南下して、大町交番前に戻り、右手大町方面へ向かいます。芭蕉の辻からサンモール一番町の野中神社、柳町大日如来に参拝します

スタートしてすぐ源吾茶屋」です

以前訪問、その時のブログは こちらです

一気に北上し、市民会館南側の仙台市のレンガ下水道入口で、”松尾芭蕉”さんが仙台市の担当の方にヒアリング、なんと毎月1回、一般公開されているそうです、是非チェックを

同様のレンガ下水道はここもあわせて3か所残っているそうです、空襲などで市内中心部の貴重な建造物はほとんど破壊されているので、レンガ造りは貴重ですね。

早速中に入り、螺旋階段を降りると

レンガ下水道への入り口です、見学できるように一部削ったものです

上を見れば明り取り、SL広場からは見下ろせます

先発隊が説明を受けています

定禅寺通りを流れてきた下水が、ここで90度曲がり、

南蒲生下水処理場に向かいますが、一定量を越えた分が、広瀬川にそそぎます

映画「ゴールデンスランバー」の舞台にもなりました

いや~いい経験でした

このあと向かい側、御菓子司「売茶翁」に向かいます

創業明治12年の落ち着いた建物の「売茶翁」と”松尾芭蕉”さん、いいショットです

夏の和菓子、涼し気でいいですね

お店まわりの仏様など雰囲気を感じます

美味しそうな和菓子です

市民会館裏手から広瀬川西側を望みます、参加者の方から夕焼けがきれいだとのお話もあり、いつかチャンスがあれば・・。

蒸気機関車「C60 1号機」は、C60型で全国に1両だけ残されたSLです、地上と地下にそれぞれ残された貴重な遺産ですね

すぐ近くに、”ブルージャイアント”の石碑があります、宮城・仙台からは、漫画・アニメの作者を多く輩出していますね。

広瀬川東岸の高台から西側を望みます

西公園川沿いを”松尾芭蕉”さんと共に南下します

はて、この石は・・・。”信女”とあり、戒名の一部ということ、墓石?、木の根元これ一基だけ?

やたら蝉の声するので、ふと上を見ると木はもちろん、葉っぱにも抜け殻がいっぱい

西公園プレーパーク周辺は、かつて市民図書館があったところで、目の前に池があり、格好の遊び場でした。藩政時代ここは、武家屋敷で、古い地図には、池の様子が描かれています。

知っているようで意外と知らない西公園・大町エリアです

パート②はこちらへ

 

 

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