仙台街探(まちたん)プラス

仙台のグルメ・カフェ・イベント・etc.街の話題をご紹介。プラス岩手、山形、福島の街ネタも。

仙台城下町”辻標”八十八か所巡り⑥ 広瀬川西岸編 サンドウイッチマンも訪問

2023年08月20日 | 仙台城下辻標八十八か所巡り

仙台市の”辻標”八十八か所巡り。引き続き、市内中心部をめぐりました。相変わらず日差しが強い中、歩くのは大変ですが、広瀬川西岸2か所の辻標を確認しました。

77番「川内大工町(かわうちだいくまち)/川内中ノ瀬町(かわうちなかのせまち)」

西道路を直進、仲の瀬橋を渡ると、仙台二高があります。その東側に走る通りのうち、橋より北側が、「川内大工町」。その名の通り、仙台城等の建築にあたった大工衆が住んでいたとされています。

 

「川内中ノ瀬町」は、仲ノ瀬橋のたもと、川内に入る玄関口に広い中州が中ノ瀬と呼ばれ、この地名がついたといわれています。

橋のたもと下に設置されているので、見落としてしまいます、要注意です。

※偶然ですが、辻標の右手に8月28日放送の「帰れマンデー見つけ隊」でもサンドウイッチマンが訪れた「定進堂」さんがあります。

逆に、橋の上に設置されているのが、宮城県味噌醤油工業協同組合による「仙台みそ発祥の地」の碑です。これによると当初は、花壇の「御塩噌蔵」で仙台みそが製造されていましたが、近隣火災の類焼により、この地に移設されたとのことです。味噌は、当時、保存食糧として軍事物資であり、重要視されていました。

71番「行人坂(ぎょうにんざか)/澱橋通(よどみばしどおり)」

「行人坂」は、仙台城二の丸の東側、千貫沢の北から川内山屋敷へ続く坂。坂を登り詰めたところに、庵を結んだ行人の塚があったことが由来。現在は扇坂と呼ばれていますが、二の丸登城口であった本来の扇坂は、千貫沢の南側にありました。いまは廃道ですが・・・。

目の前は、東西線「仙台国際センター駅」です。

川内キャンパス方面です。この道路の南側に、今もたしかに沢があり、広瀬川にむかって流れています。

東西線「仙台国際センター駅」の南東に沢の出口が見えます。

 

この階段が仙台城”扇坂”の名残かと一瞬思いますが、東北大学萩ホールへの裏道です。

 

川内と広瀬川対岸を結ぶ橋は、いくつか架けられましたが、洪水で流されたものも多いです。仙台城と大崎八幡宮を最短で結ぶの澱橋。行人坂の袂から澱橋に向かう道を「澱橋通」といいました。

地下鉄東西線ができて、川内地区は一変しましたね。「仙台国際センター」駅、「川内」駅、「青葉山」駅と東北大学の各学部が集まり、まるで未来都市のようです。

参考資料

「辻標」 仙台市文化財パンフレット第三十五集 編集発行 仙台市教育委員会文化財課

「仙台城下の町名由来と町割」 著者 古田義弘  発行所 本の森

 

 

 

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「café mozart Klee's Coffee(カフェ モーツアルト・クレーズコーヒー)」と「仙台緑彩館」で休息。

2023年08月19日 | 街角ぶらり

東北大学萩ホールは、2007年に大幅改修し、現在に至りますが、音響設備のよさで定評があり、広く一般にも開放されています。ちょうど夏休み、仙台二高の学生が文化祭でダンスを披露するのか、ホールの入り口で汗を流しています。「café mozart Klee's Coffee(カフェ モーツアルト・クレーズコーヒー)」は、萩ホール内に新しく設置されたカフェです。

 

躯体が表にでているのもいかにも、大学の設備ですね。

椅子やテーブルの配置を考え、余計なものをあまり置かず、かと言って手を抜いているわけでもない。

ここは、大学の設備のひとつです。友人と談笑する人もいれば、1人、本を開く人もいる。アイス珈琲をいただきながら手持ちの本を開きましたが、しばし休息するにはうってつけの場所です。

カフェをでると、前は、全面芝生。またこの場所は、仙台城の二の丸跡、国際センター越しに市内も遠望できます。

二の丸内の池の跡を通り過ぎると、あの慶長遣欧使節の支倉常長像があります。

目の前が仙台城隅櫓です。

下っていけば、この春にオープンした「仙台緑彩館」があります。

青葉まつりで使われた山車。

この場所は、伊達政宗の側近中の側近片倉小十郎の屋敷跡ですね。

和モダンな庭園前に椅子が置いてあり、冷房も程よく効いて、ここも休憩場所、読書の場所に最適と思います。

なにより、施設を利用する人は、駐車場は無料で、出入り自由です。市内”街探”するには、最適のベースキャンプですね。

「仙台緑彩館」HPは

青葉山公園 仙臺緑彩館 (parks-aobayama.jp)

 

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立町の「カフェ&ギャラリーガレ」でランチカフェ

2023年08月19日 | 推しカフェ

「カフェ&ギャラリーガレ」は、西公園の東側、林立する立町のマンションの1Fにオープンして四十数年だそうです。ギャラリーとカフェが一緒になった空間に、ジャンルを超えた宮城の作家さんの作品を中心に展示販売されています。

11時30分過ぎにお邪魔しましたが、カウンターもテーブル席もほぼ一杯です。30分後には、予約の方の来店し、かなりコアな常連の方がいるようですね。店内には、絵画や工芸品などきれいに展示されています。

ついつい見入ってしまいます。

 

決して手の届かないプライスではありません、逆にお土産に買いそうになります。

 

こんがりと焼いたチキンステーキは、絶妙なうまさでした。ママさんの調理はたしかですね。40数年支持されているのもうなずけます。

珈琲とデザートが付いています。

仙台のカフェを巡り歩くと、オーナーさんのそれぞれの思いが伝わります。

新たな発見を目指して、”仙台街探”へ。To be continued

「カフェ&ギャラリーガレ」

仙台市青葉区立町21−5 ライオンズマンション西公園第2
022-265-7063
 

 

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仙台城下町”辻標”八十八か所巡り⑤と昭和レトロ喫茶「DOMI(ドミー)」でランチ

2023年08月17日 | 仙台城下辻標八十八か所巡り

仙台市の”辻標”八十八か所巡り。引き続き、市内中心部をめぐりました。相変わらず日差しが強い中、歩くのは大変ですが、汗をかいた後のカフェでの休息を楽しみに、4か所の辻標を確認しました。

50番「本材木町(もとざいもくまち)/本櫓丁(もとやぐらちょう)」

北山から大町まで続く通りを「木町通」と呼んでいますが、その中心、「本材木町」がもともとの材木町で、木材需要拡大に伴い、北・南材木町ができました。近辺に木材会社が残っているのもうなずけます。

藩政時代、国分町との角に火見櫓がありましたが、のちに各所に建てられ区別するため、「本櫓丁」となりました。広瀬通の北側を東西に並行して走る通りです。もともとは侍屋敷町でしたが、明治維新後は、花柳界、割烹料亭が多い町になりました。

その名残のような建物がいくつか残っていますね。

商売繁盛の「紫稲荷大明神」は、地域のシンボルです、建て直されたんですね。

割烹「三太郎」さん、頑張ってますね。仙台中心部は、戦災もあって、藩政時代、明治、大正、昭和初期の建物が数えるほどしか残っていません。

 

23番「片平丁(かたひらちょう)/琵琶首丁(びわくびちょう)」

「片平丁」は、仙台随一の由緒ある町並み、かつては、支倉町あたりから東北学院土樋キャンパス付近まで川沿いの崖上を指していたようです。大身の武士が住み屋敷も大きかったみたいです。

 

大屋敷の名残が残る通り。

割烹「春風亭」傍に、こんな表示板が。

「琵琶首丁(びわくびちょう)」 

まるで琵琶の形のように、三方を囲まれた地形の北端を琵琶首と呼ばれていました。この半島のような地域の南に、仙台藩の花壇があり、その地名はいまも引き継がれています。花壇に行く手前に、「森の香本舗」があります。生菓子で有名ですが、残念ながら今日は、お休みでした。

「森の香本舗」

仙台市青葉区大手町5−5  022-223-1314

 

33番「花壇川前丁(かだんかわまえちょう)/琵琶首新丁(びわくびしんちょう)」

琵琶首の付け根付近から川に面した花壇の川前のエリアを花壇川前丁と呼びました。開府当初、伊達政宗は、日常的によく訪れていたようです。

藩政時代に琵琶首の東側の一角に、評定所が置かれていました。花壇を経由し川前丁と結ぶ通りが作られ、琵琶首新丁(びわくびしんちょう)とされました。古い建物が残っています。※なお、評定河原球場は、評定所が置かれていたことに由来するそうです。

49番「大坂(おおさか)/大町頭(おおまちがしら)」

「大坂(おおさか)」は、仙台七坂のひとつ、大町頭から仙台大橋に至る坂で藩政時代は、屈折した旧坂でした。「大町頭(おおまちがしら)」は、いまの大町交番付近です。南北に、かつての伊達藩の重臣の屋敷が並んでいました。

 

 

辻標北側、西公園南端には、「源吾茶屋」があり、休憩場所として最高です。

桜岡大神宮があります。七夕前夜祭の花火観覧の場でもあり、その名の通り、桜の花見場所としてもピカ一ですね。

 

有名な「臥竜梅」はここにあったんですね。

 

お盆・夏休みのところも多く、休憩・ランチは、仙台大神宮近くの昭和レトロ喫茶「DOMI(ドミー)」です。

開業してから間もなく50年ということですが、駐車場の奥に店があり、なぜか限られた人だけの珈琲店と少しだけ距離を感じていましたが、”思い切って”入店、そこは、懐かしい昭和喫茶でした。

ランチもドリンクセットで850円、安心です。

長年、気にかかっていたものが、ひとつ解消しました。

参考資料

「辻標」 仙台市文化財パンフレット第三十五集 編集発行 仙台市教育委員会文化財課

「仙台城下の町名由来と町割」 著者 古田義弘  発行所 本の森

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仙台中央卸売市場飲食街「いちば鮨」は大人気でいつも行列

2023年08月17日 | 一推しグルメ

お盆前に、仙台中央卸売市場飲食街「いちば鮨」に行ってきました。日差しが強かったですが、11時半過ぎに到着、20分ほど待ち昼前には入店できました。食事が終わって、お店を出ると、まだ並ばれてます。

朝定食がきっちりメニューにあります。市場関係者が基本対象ですので、なんと朝5時からお店は開いています。何時まで提供されているのか不明ですが、市場関係者のつもりになって、是非、朝早くチャレンジしたいですね。

結局12時過ぎの入店だったため、オーダーストップのメニューもあり、いちばんポピュラーな「いちば丼」にしました。これはこれでコスパ最高です。

食堂街は、昔から一般の方にも利用され、駐車場も開放されています。また、「いちば鮨」のほかにも、「寿司吉」、「東洋軒」、「キジトラ」、「洋食厨房オリーブの杜」など、和洋中がそろっていて、みな格安で、ボリューミーで、美味しいものばかり。是非ご賞味ください。

「いちば鮨」のインスタは、

仙台中央卸売市場内 いちば鮨(@ichiba_zushi) • Instagram写真と動画

 

 

 

 

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