MCに続いて、まだ若かった頃のゴスペラーズの曲をお届けします、と。
わー!とかひゃあ!とか言っていいんですよ、なんて茶目っ気をてっちゃんが
出していた気がする。
「G10」でも使われていた「出逢った頃へ」のあのフレーズ。
♪Back, Let's go back Back 出逢った頃へ~♪
G10を経験していない私、生で聴けて感動しました…すごく好きだ、このハーモニー。
まず遡ったのはアルバム「FIVE KEYS」からこの曲。
「逃飛行」
おおっ!と私もときめいた。
イントロと同時に歓声のあがった客席に、てっちゃんニヤリ。「安心した」
これ、初めてゴスのライブに行った2006年の苗場でも聴いたはずなのに
その時は何やらドキドキしすぎていて、じっくり聴けていなかったのです。
黒ぽん、てっちゃんのシャウト合戦、熱い。しびれた。
若かりし頃の曲とはいえ、若さゆえの背伸びエネルギーがあるというか、
曲自体が若い、という印象はなくって。
眠れる獅子…というよりも、獅子は起きてるんだけど、まだ周りでそのことに
気づいている人が少なかっただけというか(笑)
クオリティとしてはスゴイんじゃないかと思うんです。
さらにBackして…何やらヤスがひとりジャケットを脱ぎ去る。
そして登場した、ストラップと、柄にカエルのついたポップな傘。ま、まさか。
「傘をあげる」
おおおーっ!(歓喜)まさかこれが聴けるとは思いませんでした。
ヤスをセンターに残し、4人は下手側にて一列。
ストラップを、ギターのようにかけたヤスの小芝居。
「え?なに?」みたいな感じで。ああ、若い。会話が若かった気がする。
女の子と色々と話していた内容を覚えてない~。
4人一列、これがまた「GOD BLESS YOU」のようなソウルグループっぽい手振り。
「君に傘を♪」のところで、傘を開くときの仕草。
一番手前にいる酒井さんがニコリともせずにやっているのがなんともまた。
なんでこの方だけ番傘のような気がしてしまうんだろう。
いや、酒井さんに番傘をついっと差し向けられたら本望ですけれども。(何の妄想)
「愛の形を今 (LOVE♪)」とハモリつつ両手で指をふわりとさせて胸元で
ハートを作ったりね。
他3人が作っている形が、若干そらまめっぽいところ、酒井さんは
きちんとハートなんだけど、それを勢いよくがばっと離すので
「…割っちゃったよ、ゆーじさん!」みたいなことに。
エアギターから、本物のギター登場。
ギターをかけて曲のラスト、じゃーんと弾こうとしたヤスが音を外して
4人がドリフのようなずっこけを。笑ってごまかしていきましょう。
そしてギターが出てきたということは…
「Blue Planet」
待ってました!の曲ではあるのですが、「え~もうバックしないのか~」と
ちょっぴり残念。
2曲だけってのが惜しい。もっと他にも聴かせてほしかったな。
実際、ここまでを前半ととらえるなら、生き急ぎすぎているような感じを受けた(笑)
ピンポイントツボ、「Border less」はステージ上段で歌う北山さんに、
曲中ながら、つゆ嬢と共に音なし拍手。
いいいい!これ聴きたかった!
爽快に抜けのよい曲、大満足です。
そういえば、今回のステージセットはとてもシンプル。
セルゲイではやや勾配があったけど、今回は平らです。
…腰痛対策?
黒ぽんがシャカシャカと四角いマラカスのような小さな楽器を振っていたのは
この曲だったかなー。須藤さんだったかなー。
「信号が変わる~♪」ラストは、ヤスを残して4人が上手側へはけていきます。
ヤスは、ステージ下手にて、弾いていたピックを客席へひゅるるる~と投げる。
近かったので飛んでくるかも!と思ったら意外に最前列の方が取ったかな?
さらに、弦にはさんであったもう2枚を、中央、上手と投げるサービス。
ヤス、全開笑顔で上手へ去っていきます。
そして、バンドが奏でる音がシンプルに。
白い衣装に着替えた黒ぽんが登場し、ステージセット上段へ。
「永遠に」
白いデニムに、黒ぽんにしては珍しく、白いシャツをインせず。
インしていたのはてっちゃんと酒井さんと北山さんだったかな。
全身、カジュアルに5人5様の白シャツ+白デニムコーディネート。
ステージ上段へと続く階段をつかって、点々と座るメンバー。
アンプラグドの「永遠に」は切々と響きます。
何があっても外さない、ブレイク後の黒ぽん。
この日も変わらぬ声を聴かせてくれました。
「青い鳥」
アコースティックな「青い鳥」もすごくよかった。
きらきらと盛り上がるような、音たっぷりの大合奏もいいけれど、これは
メロディーの美しさ、北山さんの天才ぶり(笑)が際立ちます。名曲!
しかしこの2曲の並びのせいか、ちょっと間延びしたような気も。
あんなに生き急いでいたのに…みたいな。
「永遠に」か「青い鳥」だったか…メンバーが階段をおりてきてお辞儀したの。
階段の降り方が、爪先からかかかとからかで、随分歩き方違うような気がしたの。
どうでもいいことなんだけど、酒井さんかかとから降りるんだーと思ったのだ。
妙にそろりそろりとした印象が残ったもので、後述につながります。
はけていたバンドメンバーの皆さんも手に各々の楽器を持って
ステージ上手側に集まります。階段を利用して、座る様は楽団のよう。
てっちゃんがみんなの楽器を紹介していきます。
自分はカホンを片手に提げて出てきて「これ、サントリー角」とボケつつ。
いいねぇ、全国区CMの仕事ってやっぱり大事だよ、と妙な感慨も持ちつつ。
真里さんのアコーディオン、以前FNSのチャリティコンサートで弾いているのをみて
いいなぁと思っていたのでした。またお目にかかれて嬉しい。
蛇ばらをぷああ~っと広げて音出してみせてくれたとき、すかさず乗った酒井さん。
「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又…帝釈天で産湯をつかい…」
結構長いこと、寅さんの口上をマネしていた気がする。さすが芸達者。
黒ぽん、ヒザの上に鉄琴!!たぶん32鍵くらいのサイズの小型グロッケン。
ああもう、なんてめんこいっ
昨年苗場のパンフで、ティンパニ弾いてた姿思い出したっ
なにかおかしいって、たぶんヒジが上がりすぎてるからだと思います。
そして小首傾げてるのよ~
コロンコロンと音を響かせながら、ペダルがないからトレモロ…
左右の手をいっしょけんめいに動かす姿を観るだけで、なんでこんなに
愛おしいのか、自分でも不思議だ。
意外に大事で目立つ音出すから気をつけて~ヒジしめて~と親心。
ヤスがMyギターを抱える横で、北山さんはギタレレ。
「普通じゃやだ、みたいなのが北山らしいですねぇ」とてっちゃんが言う横で
ヤスが持っているのが、言ってみれば普通のギター(笑)
ちょっと膨れた?ヤスの肩をまあまあと叩く北山さんがツボでした。
タンバリンのバリさんをはさんで、酒井さん。
以前スタぶろでも紹介されていたあの「クラビオラ」を手にしていました。
てっちゃんがスルーしそうになったのを、客席が「ええー酒井さんはー」と
空気圧力をかけ(笑)
あれ、酒井さんの楽器の紹介って曲のあとだったかなぁ。
「クラビオーラ」と酒井さんは発音していた気がしたんだけど、
製造中止になる寸前に手にいれました、とはご本人談。貴重ですな。
吹く鍵盤楽器、ピアニカみたいになっているかと思うんだけど、クラリネットに近い音。
「機関車トーマスだよー ぷっぷー」
↑コドモへのサービス。
しかしオトナの私が嬉しかった。あれ、これは休日サービスか?
そんな愉快な?楽団で演奏されたのが、
「シマダチ」
みんなで一角に集まって、肩寄せあっているのが学校の部活みたいで、
その一体感がまた、シマを出ていく子たちを応援する本当の風景のようで。
歌うことよりも楽器に夢中になっている感もありますが、もっとこなれたら
もっとすごいパワーが出そうです。すごくいい演出だと思ったな。
歌うだけじゃなくて、その曲が持っている背景を「みんなでやる」ということで
しっかり見せてくれた気がする。
ただでさえ泣き曲なのに、ホントに胸が熱くなりました。
器用だなーと思ったけど、酒井さんはクラビオラを吹きながら
「忘れないから」「みんな騒いで」のコーラス歌っていました。
そのせいか、ちょっとエコーのかかったように聴こえた気も。
間奏の金管は、北山さんによるトロンボーン。
相変わらず多種使いこなしますね~。カホンもやっていたし。
でもトロンボーンはちょっと残念な音だったかな?
もっと音張って前面に出たら素敵。
最後の酸欠熱唱にそなえ(?)、楽器を手放した北山さん。
「は」「ば」の音がなんとも好きなんです。
「春には」「離れ離れの」 きゅーっと掴まれる感じ。
この必死の切なさが、この曲には欠かせないと思うのだ。
この曲のあとのMCにて、酒井さん。
楽器を持つとみんな吹いたり弾いたりしたくてしたくて、リハーサルで
「次いくよ、はい静かに」といわれてもまだ続けてるそう。
何度も「しーずーかーに!」となるんだそうで。
いいね、やんちゃな小学生たちみたいで。想像に難くない。
「Armonia」
次はアカペラ、ゴスペラーズの得意技を、と紹介して始まったこの曲。
このあたり、酒井さんが取り仕切っていましたね。
ふわりしなやかに、そしてキレよくびゅんっと振る北山さんの指揮に釘付け。
「優しい雨音」の「さ」が飛び上がっちゃった感じがしたけど、それ以外は
もう本当に。すごくよかった。めろめろ。アカペラ最高。
「孤独な祈りは」のところ、大事に歌う感じがねー…ひときわ沁みました。
聴かせどころ、聴きどころ。
「The Longest Time」
一転、軽快に始まったこちらのアカペラ。
NHKのスタジオパークに出て歌ったときのが好きで好きで。
久しぶりに聴けた感じがして嬉しかったなぁ。
「あー、帰ったらWorks聴こう」なんて思ったのでした。
酒井さんリードから、いざ、なりきりゴスペラーズ仕切り!
一緒に歌えるってホント楽しい。待ってました。
私たちサイドは黒ぽんパート。
くふ。仕切り番長も黒ぽんと一緒にやってきて間近です。
仕切り番長、さわやかな歌のおにいさんみたいでございました。
もうちょっと髪切ってくれたらな~
パートを一緒に歌いながらも。常に黒ぽんが眉根を寄せていたような気が…
前のほうにいたからかもしれませんが、後ろから伝わってくる音すごかったな。
客席のハモリもいい感じでした。
ラスト、「はい、せっかくですからご一緒に」的な酒井さんによる音切り指導。
Longeeeー…s、t!
ああ、この「すっ、とっ」な切れ味最高。「s」を「th」くらいの勢いで発音。
何度も、何度もやるあたりの場のあたためかたがいいねぇ。
アカペラだけどロックな心意気。
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お客さんみんなで歌った時、あたしも黒ぽんパーートでしたよ後ろの方だったから友達とガンガン歌いました(外しても)
北山さんのトロンボーン…吹奏楽をやっていたあたしらは おぉおぃっ?!何か吹ききれてないぞぅ?!?て気がしてたり。。。ちょっと残念!
歌の参加も楽しかったけど、あの合奏にも仲間入れてほしかったなぁ~
吹奏楽やってたんですね~
いつもゴスの仲間っぷりには「一緒にまぜて」って気分に私もなります☆