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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

ジム・ロジャーズ氏、今のご感想は?

2019-09-09 22:00:47 | 韓国・北朝鮮
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界三大投資家」の一人と称されるジム・ロジャース氏は1942年生まれの御年76歳、米国のメリーランド州ボルチモア生まれで現在は2007年からシンガポールに在住。


1973年にソロス氏と共にクォンタム・ファンドを設立。ロジャーズ・ホールディングスの会長。


 「日本下げ、韓国+北=統一朝鮮爆上げ」で、恰もご本人が半島人のような以下の様な発言をしておられましたね。


「2013年には安倍は日本を破滅させ始めた」「安倍は政治的災害であり、日本は投資には不適格」


2015年のインタビューでは「日本の問題として人口の減少、とめどない債務の増加、安倍晋三首相の在任」などとも発言。


「安倍首相は世界の投機家には益をもたらしたが、安倍首相が今やっていること、つまり紙幣の増刷によって自国通貨の価値を下げるということは、非常にお粗末。10年後、20年後になってみて『あのとき、日本は終わっていたんだな』と気がつくでしょう」


「(日本脱出を考える日本人の移住先として) おカネをすべて持って行けるなら北朝鮮でしょうね。1980年の中国、2010年のミャンマー、そして今の北朝鮮の状況は非常によく似ていて、北朝鮮は今後の展開が楽しみなところです」などと、実際に「北」に行ってどんな国か見てくればよかったのに・・・


2016年後期には、「自身も既に保有している日本株以外に新規に円を購入する気がなく、経済大国であっても最貧国になることは歴史的にもみられることであって、若い優秀な人材の日本からの流出の可能性をあげ、日本の状況が良くない」


2018年の6月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談を受け、昨年には以下の様な発言もしている。


「朝鮮半島でいま北と南が経済開放したら、世界で最もエキサイティングな国になりますよ」その理由として「中国との国境近くに7500万人の人々が住んでいますからね。北朝鮮には、安価で、高い教育を受け、訓練もされた労働者がいる。北朝鮮には自然資源も豊富です」


「韓国には資本が多くあり、専門家も多く居住している」


ここで、言わせてもらえば、投資家のくせに韓国経済の大きな問題点を知らなかったのだろうか。韓国の資本は財閥企業に集中し、既に外資は韓国から逃げ出しており、「専門家」といっても源泉技術もなく、中国など外にとって代われる日本からの輸入材による「組み立て工場」に過ぎません。自動車産業も今後は衰退でしょうし、今後は何ひとつ彼の国に技術革新などは起こりそうにないのですから。


「北朝鮮では、全ての産業が成長する可能性があります。彼らはいい紙ナプキンもないし、椅子もないし、いい電気製品も、いいレストランも、いいビールもない。思いつくものはなんでもいいものはないのです。しかし、彼らはそれらを欲しがっている」などとも発言。


「彼らが欲しがっている」かどうか知りませんが、北が「核放棄」しない限り今後も北朝鮮に対する経済制裁は当分の間(半永久的に)続くわけだし、「拉致被害者」を返さなければ日本との国交樹立も経済支援や技術支援も期待できず、つまり産業も市場も発展する目途がなくて「いいものを買う」ことは当分無理なのでは。


この人は、発言ばかりではなく、自分自身の「日本下げ」の呪いの主張を何故か日本で『お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する』(PHP新書)などの本として出版。こんな本誰が買うのでしょうか。


その中で氏は「日本が50~100年後に消える」と呪いの主張。「日本の好景気はうわべだけ」「いつかきっと『安倍が日本をダメにした』と振り返る日が来るだろう」と言い切り、一方で「韓国は世界の中心となるアジアの中でも最も幸せな国になる」とまるで半島人さながらの妄想全開。


ロジャース氏は文在寅大統領を高く評価しつつ、「韓国にすべての財産をかけたい」と語った。


2018年6月のシンガポールでの米朝首脳会談を経て、彼は半島が「絶好の投資機会」だと思ったらしく北朝鮮関連の株式投資として「私は、大韓航空の株をすでに買いました。これから経済開放が実現すれば、韓国と北朝鮮間で旅行が盛んになると思うからです」


「韓国からは38度線が消えるだろう。そうなると韓国に新しいフロンティアができる。高等教育を受けた安い労働力があり、多くの資源がある北朝鮮というフロンティアが開かれる。統一韓国で旧北朝鮮地域の人々は子どももたくさん産むだろう。」


「したがって韓国の人口減少問題も解決される。その上、北朝鮮は借金がない。誰が金一家にお金を貸すだろうか。経営能力と資本を備えた韓国に北朝鮮という新しいフロンティアが開かれるが、日本にはフロンティアがない。日本には安い労働力もない。日本はビジネスにお金がとても多くかかる国だ」 と宣っていたとか。


実際には「安倍」→「文在寅」に「日本」→「韓国」に置き換えてみた方がビンゴだったのでは。


「文在寅が政治的災害であり、韓国は投資には不適格」
「韓国の問題として人口の減少、とめどもない債務の増加、文在寅の在任」


■衰退する韓国経済の構造的な問題点
専門家によれば「日本と韓国との決定的な違いは『一次所得』」なのだそうで、「日本は大幅な黒字、韓国は圧倒的に赤字」「韓国の赤字の内容は『政府予算の赤字』で税収入による韓国政府の財源は大体13~15兆円で、政府予算(=支出)の方が赤字額の倍以上の30~40兆円である」ことらしく、「支出が収入の2倍に相当し、税収分と同じ程度に政府予算が足りない」こと。


政府収入が足りなければ「赤字国債」を発行し続けるしかなく、それを買う財源は日本と違い韓国では国内投資家ではなく海外に頼るしかない。


つまり韓国の国内の企業や経済が悪化して更に税収が減り、ウォンの下落で国債の利回り増え、赤字国債(外債)の償還も出来ず、韓国は国家破綻する(デフォルト)しかないのだ。このようなことは素人でも知っていることだ。経済評論家らからは1ドル=1250ウォンがデッドラインと見られているようだ。



■リーマンショック後の韓国デフォルト危機(2008年)を振り返ると
2008年9月、その前年より燻り続けていた米国のサブプライムローン問題が表面化し、9月3日に韓国政府筋の韓国産業銀行(KDB)が、リーマン株のうち25%に当たる株式を5~ 6兆ウォン(約5200 ~6300億円)で取得すると公表。しかし9月10日になって一転、KDBは出資協議を打ち切った。


これに伴いリーマン株の売りが増大し、45%安を記録。そして最終的に、リーマンブラザーズは同年9月15日に連邦倒産法第11章(日本の民事再生法に相当)の適用を連邦裁判所に申請し破綻。総額は6,130億USドル(当時の為替レートで約64兆5000億円)と米国史上最大の倒産だったそうだ。その余波でAIGなどの金融機関が急激に経営危機に陥った。


金融市場がクレジットクランチ(信用収縮)に見舞われ、市場でドルの流通が滞り、インターバンク市場ではドル不足に。その結果、最もドル不足の影響を受けたのが韓国の通貨、ウォンであったそうだ。理由として、韓国の国際収支(資本収支・経常収支)が2006年頃より悪化しており、特に資本収支における短期対外債務の比率が急速に高くなっていたこと。その短期対外債務の多くが償還時期を迎えた2008年9月に、先述のドル不足と相まってウォン相場は急落。


韓国は2008年に資本収支・経常収支共に赤字(外貨準備の取り崩し)となっており、金融危機による不況で外需の低下により、貿易赤字に陥っていた。


2008年9月、ウォンが大幅に下落するに伴い、韓国の金融市場における外貨の需給関係の逼迫は高まり、2008年10月12日、韓国政府は企業の海外投資の自粛などの厳しい外貨規制を敷いた。しかしその後もウォン相場の下落は止まらず、10月28日には終値が1ドル=1465.9ウォンとアジア通貨危機以来の安値を記録。ウォン安はその後も進行し、一時は1ドル=1500ウォンを超える水準まで下落。この時は日米が助けたためにデフォルトは回避された。2011年にも同様の状態になったそうだ。(注)



(注)1997年12月3日、韓国は実際に通貨危機(国家破綻の危機)を経験して おり、この際にはIMFを通しての資金支援がなされている。韓国は1997年、2008年、2011年と言った具合に3度も通貨危機に見舞われており、97年には回避出来ずにデフォルトしたのであった。



■再び韓国の構造的な問題
韓国政府予算の半分は税収。残りを国債で穴埋している。日韓の違いはこの国債の購入者の割合だ。日本の場合、日本国内の金融機関が国債を購入する。安定資産なので、経済危機になると国債と金が買われるようになる。


韓国の場合、国内の金融機関が絶望的に脆弱で、この不足分の国債を韓国国内で消費することが出来ないので外国人投資家に頼るしか無い。赤字が外債なだけでなく、政策予算の過半が外債であり、これが韓国経済の脆弱性なのである。




■投資王の「読み」は外れた
彼は「私は、大韓航空の株をすでに買いました。これから経済開放が実現すれば、韓国と北朝鮮間で旅行が盛んになると思うからです」と発言。

しかし大韓航空の株価がその後どうなったかといえば・・・



文政権下での、急激な最低賃金引き上げ、ウォン安によるコストが増加、不買運動による日本への旅行キャンセル、香港のデモ、中国新規路線就航計画中止など悪材料のオンパレードで、8月に入り韓国の航空会社8社中8社全部が赤字に転落。

特に大韓航空は株価がドンドン下落し、過去最安値を更新

8月14日に韓国の二大航空会社である大韓航空とアシアナ航空の4-6月期実績が発表されており、大韓航空は今年4-6月期の営業損失が1015億ウォン(約89億2600万円)を記録、前年同期(824億ウォン=約72億4600万円の黒字)から赤字に転落したことが判明。

昨年4-6月期239億ウォン(約21億円)の営業利益を出したアシアナ航空は今回1241億ウォン(約109億1300万円)の営業損失を出し、アシアナ航空は現在に身売り検討中だとされている。

つまり、二大航空会社が両社とも業界の予想を大きく下回る1000億ウォン(約88億円)台の営業赤字を出したのであった。

ジム・ロジャースの読みは見事に大外れし、同氏の期待するような「北朝鮮バブル」が来る前に「韓国の二度目だか三度目だかの国家破綻」が先に来そうな様相。


■投資王は過去に一度破産していた・・・
ジム・ロジャース氏が駆け出しの投資家だった1970年のこと。「株価は暴落する」と予想した氏は、有り金をはたいて空売りを仕掛け、ところが株価は上昇を続け、耐えられなくなった氏は、高くても株を買い戻さざるを得なくなりついには全てを失い、借金だけが残ったのだそうだ(1回目の破産)その後、氏が空売りを仕掛けていた6社は、3年以内に全て倒産。


この経験によって、自分がいかに市場のことを理解していなかったのかを思い知らされた氏は、後年、コロンビア大学で講義をした際に、学生にこう語ったそうだ。「失敗を恐れるな。できれば早いうちに、2回破産するといい。失敗しても立ち直ることができれば、より大きな成功を収められる」と。


ジム・ロジャースが「韓国にすべての財産をかけたい」というご自身の言葉の通りに実行していたとすれば、彼の言う「2回目の破産」経験を積んだこととなりますか? 本当に「韓国にすべての財産をかけ」ていたならですが。


参考:




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6 コメント

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通貨危機に陥ります (泉城)
2019-09-11 08:27:26
kamakuraboyさん
おはようございます。

 文在寅は社会主義革命を行っていますから、誰が何を言おうが耳を貸さず、暴力革命もいとわない極左翼の人物を法務大臣に任命しましたね。それでも半分近い韓国人がそれを支持しているというところが奇妙なことです。
 韓国人は自由な民主主義国家よりも、自由を束縛された共産主義独裁国家のほうがいいと思っているのでしょう。韓流ドラマで経営者家族の不条理をこれでもかとアピールしていますから財閥アレルギーが染みこんでしまったのですね。
 中国の統制を批判する香港の大規模デモを知れば、韓国が如何に真逆の方向を選択しているかわかりそうなものですが。
 韓国メディアが共産工作員に汚染されているからといって、韓国人の半分は根っからの○○丸出しです。

 さて、日本が通貨スワップで後ろ盾していないのでウォン安はどんどん進行しています。ウォン安を嫌う外資も資金を引き揚げ始めています。デフレの兆候も強まっています。このまま行けば、韓国国内では韓国人によるドル買いも進むでしょう。
 暴落は時間の問題です。
 暴落すればドル建てしている日本の金融機関もオーバーナイトを止め、韓国は外貨危機に陥ります。
 現在の韓国の金融は、1997年のアジア通貨危機よりも厳しい状況ですから、韓国は近いうちにIMFの管理国家になります。

 そもそもジム・ロジャースは、韓国が世界の中心という統一教会の考えと同じでしょう。洗脳された不労所得者の言うことは全く地に足がついていないと思いますよ。
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こんにちは (kamakuraboy)
2019-09-11 12:58:41
泉城さん、コメントをありがとうございます。「文在寅は社会主義革命を行っている」というご指摘はなるほどその通りのような展開になってきましたね。

その上、彼の嘗てのボスであった廬武鉉氏の敵討のように「検察改革」をしようとしているようで、いずれ自分自身にも検察の捜査の手た及ぶ前に、組織を骨抜きにしておこう、というのかもしれませんね。

「半分近い韓国人がそれを支持している」といっても、それは反日ブースト全開での数字ですから、それを差し引けば、実際はいかばかりでしょうか。

韓国や朝鮮の人々の特徴は「扇動されやすさ」だと思います。それはマイクロソフト社の「AGE OF EMPIRES」の中の「朝鮮」の特徴として設定されていました。

「宗主国」と「両班階級」に支配されてきた「白丁」民族の記憶として。「財閥アレルギー」→「財閥憎し」で、ともすれば国の経済構造を破壊がしてしまいそうですね。

香港デモが香港の民主主義を守るという本質的なものであるのに対し、ロウソクデモなどにみられる韓国人の怒りのポイントは本質がずれているように感じます。彼らの怒りに火が付くポイントは、朴槿恵政権の崔順実(チェ・スンシル)の娘の梨花女子大不正入学や今回のチョ・グク氏の娘の釜山大学大学院院進学の際の虚偽の記載など、「国家の行方」とは関係ない「僻み」のような怒りで、そこが香港の若者と韓国の若者の社会的意識の差なのかもしれませんね。

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キム・ロジャース(?) (kamakuraboy)
2019-09-11 13:19:37
日米が通貨スワップで後ろ盾していない状況で、しかも、日韓関係は最悪ですし、今後は韓国企業の貿易決済の際に日本の金融機関からの信用状などを出さないという「金融制裁」も検討されているそうで、信用のない「ウォン」の下落はどんどん進行していますね。


韓国人はドルや金を購入する方に走り、更にウォン安が進む中で、韓国政府がウォンの買い支えをすれば外貨としてのドルが国庫からどんどんなくなってしまう、という悪循環のようですね。

「韓国は近いうちにIMFの管理国家になる」は現実のものになりそうです。

そうなったときに日本政府は「経済難民としての半島からの移民」に対しては、「百年前の教訓」からしっかりとシャットアウトするべきだと思います。

ジム・ロジャースは、「キム・ロジャース」と皮肉られているほど韓国びいきの人物で、やはり、米大手債券の格付け機関ムーディーズ同様、やはり彼らの「洗脳工作」が入っていたとみるべきですね。ムーディーズは慌てて韓国の大幅なランクダウンを予告しているようですが、あの格付けがいかに意味がないか、といういことの証左ですね。
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怖い人物です。 (cotton85)
2019-09-14 22:53:13
検察によって廬武鉉氏が自殺に追い込まれたとして、文在寅は「検察改革」と称し、その仇討ちをしようとしています。本当は、反汚職などを掲げて大統領に就いた盧氏、その3人の親族が800万ドルもの資金提供や賄賂を受けていたのが原因ですから、文在寅は全く逆恨みもいいところです。たぶん左翼運動に使われた資金だったのでしょう。

その裏で、文在寅自らが検察の捜査にかからないように検察組織を骨抜きにする冷静な思惑が見てとれます。自らの思想のためなら核ボタンでも押しそうな怖い人物に思えます。
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文氏 (kamakuraboy)
2019-09-15 00:11:40
cotton85さん、コメントをありがとうございます。先月には、「韓国で検察の中間幹部が続々辞任 50人以上が辞表を提出」という記事が出ていましたね。粛清人事に抗議してのようで、65人もの検察官が辞表を出したそうです。


韓国国民も文在寅氏が自らの思想のためなら手段を選ばないような人物で、韓国の経済も安保体制も崩壊させつつあることに危機感を持ち始めているようです。

再び「弾劾」ということになるのかどうかですが、「時既に遅し」のようにも。
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文氏(つづき) (kamakuraboy)
2019-09-15 00:13:10
北朝鮮に核開発の時間を与えてしまったのは、クリントン政権の時代に北への空爆寸前のところで韓国が止めたということで、つまり韓国が北に加担したようなものですね。

究極のところでは、韓国は日米よりも北や元宗主国である中国の側につきそうで、もはや米国の見方もそのように変わってきたようです。

統一朝鮮が「核保有国」になろうとしているということですね。仰るように、文氏は大変怖い人物だと思います。
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