韓国の「民主化運動」は1987年の全斗煥政権下、23歳の学生が「対共分室」なる韓国政府の治安組織によって拷問死した事件がきっかけとなり、同年に「6月民主化運動」が発生した発端であったといわれています。
その事件を報じたのが下のような新聞記事。
「물(ムル)」という文字はハングルの「水」に相当し、要するに「水拷問」と書かれています。しかし、今の韓国人は北朝鮮と同様、漢字教育を廃止して育った人が多くなっています。
従って、当時の韓国政府に「民主化宣言」を促すきっかけとなったこの僅か33年ほど前の新聞記事を、世代間の差はあるのでしょうが、まともに読める若い韓国人は限られていると思われます。
この事件は、朴鍾哲氏という学生が「水拷問の途中で窒息死した」という内容で、韓国の主要紙である中央日報や東亜日報が検死にあたった医師の証言をもとに事件を1面トップで報じたそうです。
上の新聞は東亜日報の紙面(1987年1月19日付)をネットから拾ってきたものです。日本人である我々にとっては漢字の部分のみで大体、内容がうっすらと伝わってくる気がしますが。
記事:学生運動家朴鍾哲氏は、1987年1月、治安本部に連行され、逃亡中の先輩の所在を尋ねられ、口を噤んだため、治安本部に水拷問をされて死亡。
この事件が1987年に起こった「6月民主化運動」の火種となったといわれています。
実は70年代から漢字教育が廃止されて久しく、殆どの国民が漢字を読めなくなってしまい、今ならばこの「水拷問」を「물 고문(ムルゴムン)」と書かなければ標準的な普通の韓国人には「물拷問」という「ハングル+漢字」語句はわからないようです。
例えば、韓国で今流行りの「希望拷問」という奇妙な言葉は「희망고문 (ヒマンゴムン)」と書くらしい。 変な言葉ですが、何となくわかります。こういうのが多そうだし。
ハングルで「고문」という文字は「顧問 」という同音異義語を表す場合もあるため、前後の文脈から「拷問」なのか「顧問」なのかを解読するしかないようです。
漢字でならば「拷問」と「顧問」とでは一目で違いが判りますが。
韓国ではあれほど詰込み型の教育をしているのに、「文章の読解」に必要不可欠で基本中の基本である「漢字教育」を70年代頃から止めてしまったのだそうです。何故なんでしょうか?
本来、現代韓国語にとって漢字が必要不可欠、基本中の基本なのは何故かといえば、韓国語・朝鮮語は日本語由来の漢字語が熟語として多く、「漢字語」は語彙全体のなんと70%も占めているからです。
驚きですが、語彙の70%が「漢字語」ならば、現代韓国・朝鮮語は近代以後に制度言語や専門用語、抽象的概念用語などの日本語や近代以前から使われていた中国語などの漢字文化の圏の外国語を母体として成り立っているといっても過言ではなさそうです・・
日本語由来の「漢字語」には同音異義語が多いわけで、例えば日本語の発音が似た「校門」という語彙はハングル文字で書くと「교문(キョムン)」と書くそうで、「교」と「고」では見ての通り、「縦棒がひとつ余分にあるかないか」の違いでしかありません。
「校門」が「교문(キョムン)」(小さな縦棒が1本多いだけ)で、「拷問」が「고문(ゴムン)」、「顧問」も「고문(ゴムン)。
ぷっ(´-ω-`)・・・漢字で書いた方が意味が一目でわかるのに、馬鹿でしょうか。
いちいち目を凝らして他人が書いた癖の強い文字の中の縦棒が1本なのか2本なのかを見分けるのは苦痛な作業だと思うし、特に活字ではない手書きのハングルだと非常に読みづらいこともあって、人の書いた文章を読むのはまさに「判読」といったレベルらしいのです。
従って、韓国人は他人が手書きで書いた文章は殆ど読まないというより、読めないのだとか。
漢字が読めなくなったことで、過去に「漢字とハングルで書かれた新聞」や「漢字で書かれた書物」を読む能力が奪われてしまい、過去に起こった出来事を資料で読んで正しい史実を知ることが出来ず、国が吹き込み続ける「反日歴史」虚構の中で、「千年の被害者である『恨』の民族感情」には絶えず油が注がれ、燃え続けているのが現代韓国人や朝鮮人という状況らしい。
「火病」の民は頭の中に「反日」という燃料油を注がれ、日章旗を燃やすのがお好きなようです。ふっ・・やれやれ失礼を通り越して非常識な連中ですね。
おお、怖っ(´-ω-`) 「KILL JAP」は流石に物騒ですね。
従って現実のこととして、彼の国に足を踏み入れると(特に女・子どもの)日本人だといろいろと酷い目にあうことが多いのも事実のようです。
例を挙げると、
幼稚園児待ち伏せされて斧で頭を殴られ頭蓋骨陥没骨折の重傷を負った「ソウル日本人学校園児襲撃事件」(2004年1月29日)
58歳で韓流ファンの日本人女性行方不明事件(2010年)
48歳の旅行中の日本人女性釜山旅行中行方不明事件(2017年)
19歳の日本人女性、ソウルで旅行中に暴行を受けた事件(2019年)
彼らにとって真実とは異なる「反日歴史教科書」という自国政府が作り出した「ウリナラファンタジー」こそが誇らしい自国の歴史。日本人が相手ならば何をしても赦され、相手が大物だと政府おすみつきで英雄とさえ崇められるのが「反日無罪」の韓国という国。
安重根だけではなく、戦前の1932年、昭和天皇を殺害しようとしたテロリストで「大逆事件」の犯人李奉昌(イ・ボンチャン)の手紙などを文化財として登録すると韓国政府が昨年2月に発表。
彼らにとり、「反日テロリスト=独立運動の義士」指定されるという非常識な犯罪者礼賛国家が今の韓国。
引用:
ところで、「漢字語」が70%であるにも関わらず漢字という重要な文字ツールを国民からなくして自国の過去史を糊塗し、「反日」で国民の目を外にそらし続けなければならなかったのは自国の歴史が余りにも悲惨だったからなのか、と思いきやそればかりでもないらしい。
■韓国における漢字教育の廃止の背景と歴史
「日本統治時代に漢字を使用していたことや、中華帝国による古代からの冊封体制への不満といったナショナリズムの台頭により、独立後の韓国(北朝鮮でも同様に)漢字を排斥。
韓国語をハングルのみで表記しようとする機運が盛り上がったなど。非理性的でバカな盛り上がり、まさに自国民の愚民化政策の極み。
李承晩政権下の1948年施行の「ハングル専用に関する法律」(ハングル専用法)により、漢字廃止に法的根拠が付与、とある。
「大韓民国の公文書はハングルで書く。(漢字語が70%なのに・・・)ただし、当面の間、漢字をかっこに入れて使用することができる」が法律の全文らしい。
この法律は公文書の定義もなく、施行規則もなく、違反者に対する罰則規定もなく、「法律」でなく「宣言文」だと解釈する法律家もいる、とあります。
まったく何を言っているのだか、です。馬鹿としか言いようがありません。言語とは思考力を支えているものなのですから、日本に基礎科学の分野などで追いつけようはずがない。(実際、現代韓国人にとっても「取説」や科学分野の専門用語が多い「専門書」は英語か日本語の原典で読む方がわかり易いそうです)
李承晩の時代には、小学校段階から漢字教育が行われたが、朴正煕は漢字廃止に傾斜を強め、1970年には漢字廃止宣言を発表。
普通教育での漢字教育を全廃。
しかし言論界を中心に全廃への反対が強く、1972年には漢字廃止宣言を撤回。漢文教育用基礎漢字(約1800字)を定め、中学校及び高等学校の「漢文」の教育の一環として漢字教育を復活させた、など。
「漢文」はあくまで選択科目であり、受験にも殆ど関係がなく、実社会でも殆ど使用されない漢字は、学生らの学習動機を呼び起こさず。
そして極めつけは「小学校での漢字教育は禁止され、児童に個人的に漢字を教えた小学校教員は、国策に協力しない者として懲戒免職などの重い処分を受けた」など。
ぷっ、(´-ω-`)を通り越して、あまりの酷さに眩暈がします(@_@)・・・
1980年代はまだ漢字が文章中にも使わていたらしいが現在の韓国の新聞は下のようなものらしいのです。
こんなものを日常的に読ませられている韓国人が日々「火病」を起こすのはむりもありません。だって、「発音記号」ばかりで書かれた文章ですよ。推理しながら判読するという余分な労力が必ずいりそうです。
現在の韓国紙の紙面は一部の新聞名(社名)以外全てハングルのみらしい。
70年代からの事実上の「漢字教育の廃止」によって、年代の差はあるものの、殆どの韓国人は自国の過去の歴史を過去に発行された新聞や、書物や文献などから学ぶことが出来なくなってしまったらしい。
ハングル文字のみに翻訳されたものでしか読めず、実物は読めないということ、従って、政府が国民に都合の悪い情報は後の世代の人々に対して隠すことが出来るようになった。
過去に起こった事件や歴史的事象がどのような経緯から起こったのか、どのような状況だったのか、その結果どうなったのかということを、新聞や当時書かれた書物で直接読むことが出来ないのが「金王朝」という独裁国家で暮らす北朝鮮人はもとより、民主主義国家とされる韓国人も同様のようなのです。
65年に日韓基本条約で日本との国交が回復した後の韓国は、それまで教えられてきた自国の歴史と向き合ったときに明らかな矛盾と疑念が噴出してきたはずなのですが。
「過去を糊塗してきた自国政府は到底信じられない」という国民にとって最も恐ろしい事態に直面したからこそ、「真実・和解」という「過去清算」が必要になったようではあります。
1987年の「民主化宣言」した全斗煥政権の後の盧泰愚政権時代から「過去清算」事業なるものが韓国で始まったとされます。
そのピークはどうやら「頭がおかしい」と米国の要人から回顧録でこきおろされた廬武鉉氏の時代だったらしいのです。
「頭がおかしい」廬武鉉氏でも現在の文在寅氏よりは頭がしっかりしていたのか、「日韓基本条約」の請求権協定で「徴用工問題」は自国の問題であると素直に認めており、少なくとも国家間の「法」である「条約」という国際法に相当する「約束」を重んじる向きは当時まではあった。
■韓国の主な「過去清算関連法」
廬泰愚 (1988-1992)
光州聴聞会 5 ・18 光州補償法(光州民主化運動関連者補償等に関する法律1990.8.6)(憲法裁判所)
金泳三 (1993-1997)
5 ・18処罰法
巨昌法
国際人権規約(自由権規約)加入
金大中 (1998-2002)
民主化補償法
光州功労者法 (5・18民主化運動等に関する特別法1995.12.21)
居昌事件等関連者の名誉回復に関する特別措置法1996.1.5
済州4・3事件真相糾明および犠牲者名誉回復に関する特別法2000.1.12
民主化運動関連者名誉回復および補償等に関する法律2000.1.12
済州島 4 ・ 3 法 疑問死法(疑問死真相糾明に関する特別法2000.1.15)
国家人権委員会法2001.5.24
民主化運動記念事業会法2001.7.24
(国家人権委員会)
廬武鉉 (2003-2007)
強制連行法 (真実和解委員会)
三清教育被害者の名誉回復および補償に関する法律2004.1.29
軍疑問死法( 特殊任務遂行者補償に関する法律2004.1.29・特殊任務遂行者支援に関する法律2004.1.29)
日帝強占下強制動員被害真相糾明等に関する特別法2004.3.5
老斤里事件犠牲者審査および名誉回復に関する特別法2004.3.5
東学農民革命参与者等の名誉回復に関する特別法2004.3.5
親日派法(日帝強占下親日反民族行為真相糾明に関する特別法2004.3.22
日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法2005.1.27)
真実和解法(真実・和解のための過去事整理基本法2005.5.31)
李明博 (2008-2012)
真実和解委員会解散
歴史教科書騒乱(司法機関の続行)
韓国で過去に起こった数々の残虐な事件の究明と清算を目的とする「過去清算」事業が盧泰愚政権から廬武鉉政権までに制定され法律だけでも上記のように数多くあるようですが、李明博政権時代と朴槿恵政権時代にやや下火になった感があります。
やればやるほど、国がどうなっていくのか(国民の怒りに対して民主主義的な政府の体をなさなくなって今のように半ば独裁政権化して国民を強圧的におさえつけ、検察人事すら介入して自分らを守っているのが文政権ですが)わかっていたのかももしれません。
文在寅氏がやっているのは、廬武鉉(逮捕を恐れて自殺)、李明博(逮捕投獄)、朴槿恵(逮捕投獄、20年の懲役実刑判決)のような末路が自分にも待っているかもしれないことを恐れているためのようです。
因みに「在寅 재인 ジェイン 」と「災害 재해 チェへ」は最初の文字が同じで、音が似ているため、文政権を選んでしまったことへの後悔と「これも災いのひとつ」だと諦めの気持ちなのか、韓国人達は彼のことを「文災害 문재해」と親しみを込めて呼んでいるそうです。ぷっ。(´-ω-`)
文在寅は弁護士出身であるにもかかわらず、反日とされた廬武鉉ですらも認めた「日韓基本条約」の「請求権協定」の内容という「法による支配」ではなく、、日本憎しで日本企業の韓国内の資産を「自称徴用工」への賠償に充てるという極めて悪質な「国際法」無視の「大法院判決」をそのまま放置して野放しにしており、とうとう韓国を「情治国家」にまで腐敗させた人物として日韓の歴史に残る人物です。
虚構の慰安婦像を捏造した悪辣な「クマラスワミ報告書」に関わった反日的虚構の「慰安婦問題専門家」ともいえる康京和氏を外交部長官(日本の外務大臣)にしたのが文在寅氏です。
最近では延々と続く在韓日本大使館前の水曜デモの主催者で「慰安婦詐欺団体」である「正義連(旧挺対協)」の前代表の尹美香氏を与党の国会議員にしました。
この人物による長年の慰安婦詐欺や寄付金流用などの実態がばれても、国会議員の不逮捕特権が効いているのか、文政権による検察の捜査の妨害によるのか、韓国検察の捜査が全く進んでいない様子です。
進んでもらうと1番困るのは実は「慰安婦問題は永久不滅です」とでもいいたい文政権なのでしょうね。
「自称日本軍慰安婦問題」「自称徴用工問題」など、「反日」ブースター全開で「反米、従中、盲目的な北朝鮮追随」といった人物がこの人なのですが、これらの点で文在寅氏と廬武鉉は共通しており、どちらも米国の要人から「頭がおかしい人物」とあきれられていたようです(日本にも過去に「頭がおかしい(ルーピー=馬鹿)と酷評された首相がいましたが)
CIA分析官としての経歴をもつロバート・マイケル・ゲーツ米元国防長官は2007年11月にソウルで会談した際、現職の韓国大統領だった盧氏が「アジアにおける安全保障の最大の脅威は米国と日本だ」と述べたことを回顧録の中で暴露して、盧武鉉氏を「反米的でちょっと頭がおかしい」と酷評していたそうです。
同様に、ボルトン前大統領補佐官も回顧録の中で、これまでの北朝鮮とのやりとりなどから、文在寅氏を「統合失調症の様な人物」と酷評したのは記憶に新しいところ。
「日韓基本条約」の中身を初めて国民に開示するなどして、少なくとも「徴用工」への補償を行うべきは韓国政府であると認めていた廬武鉉氏より「頭がさらにおかしい」と思しき人物で、反米・反日的で「国際法」もへったくれもない人物が大統領というのは韓国にとって確かに「災害 재해」だと思います。
このままでは在韓米軍は自然にフェードアウトしていくのでしょうが、朝鮮戦争が起こった経緯からもわかるように、「いわば国連軍である在韓米軍」が撤退することは、即ち、北朝鮮による南侵の可能性が極めて高くなることを意味しています。
先ごろの韓国国内で行われた総選挙はどうやら違法選挙だったらしいのですが、真相究明への韓国人ら国民請願が何故かホワイトハウスの掲示板に集まっているのだそうです。
参考:
文氏の狡猾さと弁護士としての法律知識は自らを永久に守る方にいかんなく発揮されており、チョ国(チョ・グク)前法務部長官の親族に関するスキャンダルや青瓦台による市長選介入疑惑などの捜査を指揮していた大検察庁(最高検)の幹部ら32人を今年の1月13日付で交代する人事を発表。あからさまな検察捜査への妨害です。
昨年末の12月30日には韓国の国会で「独裁法」とでも言うべき恐ろしい法案が可決されと報道されていましたが、これは大統領や国会議員、また判事や検事といった高位公職者とその家族を捜査・起訴する、『高位公職者犯罪捜査処(公捜処)』なる特別な独立機関を設置するというもので、 いわば「韓国版ゲシュタポ法」のような法律のようです。
このままでいくと文政権率いる「共に民主党」という一党独裁政権化への布石が進み、北朝鮮と同じく「腐敗しきった国」にまでとうとう転落し始めたということらしいです。
むこう千年は日本国は彼の国について「丁寧な無視」を続けて関わらないようにしたいと思うのは私だけではなく、多くの日本人の共通の思いのよう。
だってすごくストレスフルな相手だからです。「反日」の民に真面目にまともに付き合うのはもう金輪際無駄。ストレスフルな消耗戦のようなもの。
参考:
ハングル文字は音韻を表す記号ですから、漢字が読めないとハングルだけでは文章の前後と発音から意味を理解しなければなりませんので深い意味を理解するのは確かに難しいですね。
特に古代史の研究では漢字が読めないと原典が理解できませんしハングルで書かれた史書はありませんから、当然韓国の古代史の研究は全く遅れていると私は思っています。
近年は日本の援助などで経済成長しましたが、中身は言ってみれば非常に遅れた国なので文盲が当たり前で国民のほとんどが漢字を学ぶだけの能力が不足していたのでしょう。そこで韓国人は漢字を放棄せざるを得ない面もあったと思います。
漢字の放棄や異常に感情的で火病であるのは未熟で幼稚だからと理解できます。だだっこですから、まともに付き合うことはないですね。
文在寅は世界がおかしい人物と認めてきていますしボルトンの回顧録でそれが暴露されてしまいましたから韓国国内でも能力に対する疑念が芽生えているようです。
ハングルが一般の朝鮮半島内の庶民に広まったのも日韓併合時代だそうで両班以外の人々は漢字などは全く読めなかったしそもそも文盲率が高かった。
ハングルを掘り起こしてきて、1911年に朝鮮総督府が第一次教育令を公布して朝鮮語を必修科目としてハングルを学ばせた結果、朝鮮人の識字率は1910年の6%から1943年には22%に上昇したそうです。
文字の普及率がここまで低いというのは、恐るべき不平等で未開な国だったといわざるを得ません。
日本の内地と同じように小学校を義務教育化して朝鮮の人々に教育の機会を平等に与えたのは日本で、当時の教科書をみるとわかるように、ハングルと一緒に漢字教育行っていたようです。でも独立後は結局、漢字が韓国でも北朝鮮でも次第に読めなくなってしまった(漢字を廃止したのは、難しかったから?)
語彙の70%が漢字語であるということがむしろマイナスなのではないかとすら思えます。西洋の文物を段階を経てとりいれつつ、自力で近代化出来た国とそうでない国との差が言語体系として残っているということですね。中国語も実は日本語の語彙をかなりベースにしていることからもわかります。
一例として、日中韓北がどの国でも使用している「民主主義」という言葉は政治学者で歴史学者だった信夫 清三郎という人物が著書『大正デモクラシー史』(1954年)の中で、Democracyという言葉の意味を咀嚼して漢字語に置き換えたのが初出だそうです。文字に的確にその意味が現れていますが、ハングルの「민주주의」では主義にあたる주이(ジュイ)は「注意」という同音異義語があり、민주と주의の間にちょっとでも隙間が空いていたら、「ミンジュ(女の子の名前)、注意」になってしまう。
ハングルのみの文字体系では文章を読む作業自体が面倒となってしまい、思考が深まっていくとは思えませんね。いっそ彼らは英語圏になった方が幸せかも、と。むりでしょうが。