福島県の温泉街で公共の足湯を楽しむ人々。2022年撮影 (Photo by YUICHI YAMAZAKI/AFP via Getty Images)
火山国日本で拡大が期待される地熱発電。しかし、なかなか量が増えない。地元との調整、投資回収の不透明さが課題だ。問題を克服し、地域と共に小さいながらも着実に成長するふるさと熱電(熊本県小国町)を訪ね、その歩みを聞きながら地熱発電拡大のヒントを探った。
エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の調査では、現時点で日本の地熱発電所の設備容量は20カ所、発電設備容量は57万kW(キロワット)、発電量は2019年で2472GWh(2019年、ギガワット)だ。これは大型石炭火力1基分、発電量としては日本全体の0.02%にすぎない。
経産省・資源エネルギー庁の評価によれば、日本には......
- 地元への利益を中心に、事業を作る
- 「わいたモデル」を全国に、そして地域を豊かに
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地熱発電、発展の鍵は? 地域を豊かにした「ふるさと熱電」を訪ねて
火山国日本で拡大が期待される地熱発電。しかし、なかなか量が増えない。地元との調整、投資回収の不透明さが課題だ。 […]
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