事件現場の様子。画像(右)は亡くなったスイカ売り。(中国のSNSより)
今月21日、中国山西省朔州市(さくしゅうし)で「スイカ」をきっかけとした、わずか6円の釣銭をめぐる見知らぬ人同士間のトラブルが、殺人事件に発展してしまった。
事件の日、街で買い物していたある中年女性は3.7元(約79円)のスイカを買うことにし、5元(約107円)の紙幣をスイカ売りに渡した。本来ならば女性のもとには1.3元の釣銭がかえってくるはずだったが、1元しかもらえなかった。
「釣銭を全部もらえなかった!」と怒った女性は自宅に戻り、夫を連れて再度スイカ売りのところへ舞い戻った。
「なぜ釣銭を全部くれないのか? 残り0.3元(約6円)をなぜくれないのか」と、女性の夫はさっそくスイカ売りに問い詰める。すると、スイカ売りは「四捨五入を知らないのか? 3.7元だったから4元をもらうよ」と主張。2人は口論になり、ついには身体的な衝突へと変わった。
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