軍事基地を視察した際に、演説を行った台湾の蔡英文総統。2023年11月23日撮影。 (SAM YEH/AFP via Getty Images)
来年1月13日に実施される中華民国(台湾)総統選挙まで、残り約1か月余りとなった。
この日は、台湾の立法委員選挙も行われるダブル選挙であるため、総統と国会議員(台湾は一院制)が同日に選出されるという、まことに賑やかな日になる。
現総統である蔡英文氏は、有権者に対して「投票にあたっては、香港を見てほしい」と呼びかけた。中国共産党による強権統治がますます強まる香港の現状に目を向け、台湾が「第二の香港」にならぬよう、未来をしっかりと見据えた投票を訴えたのである。
蔡英文総統は今月3日、台北市で開催された民進党の総統候補・頼清徳氏の選挙本部の設立総会へ、応援に駆けつけた。
蔡総統はその際の演説で、有権者に対し「投票にあたっては、香港を見てほしい(投票時,要想想香港)」と呼びかけた。
蔡総統はさらに「台湾が望んでいるのは『香港式の平和』ではなく、尊厳ある平和だ」と強調するとともに、「平和を確保するために(台湾は)自衛力を強化しなければならない」とも述べている。
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