
8世紀初頭、有能な唐の玄宗が天子として即位しました。その後の数十年間、彼は自国の改革と強化に力を入れたため、これまで見られなかった繁栄と権力が唐朝の中国にもたらされました。そして、文化・芸術面でかなりの発展を遂げました。
唐朝の初代皇帝は自分の祖先は道教の老子に遡るとしていました。玄宗もまた、道教を修めていました。しかし、治世の後半では、道教に「物極必反」(物事は極まれば必ず逆に向かう)とあるように、次々と悪いことが続くようになりました。大臣や将軍が幅を利かせるようになり、権力は弱まり、戦(いくさ)は敗北に終わり、飢饉が起こり、天変地異が発生したのです。一体誰のせいだったのでしょうか。
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